カンニングがバレたら、該当学期の全単位剥奪。
大学によって程度の差はあるものの、高確率で留年に追い込まれることは間違いありません。
ところが、それでも毎年、あらゆる大学のあらゆる学部でカンニングが横行し、処罰を受ける学生が後をたたない。
私は、そんな話を聞く度にいつも思っていました。
「どうしてもっと上手くやらないんだ」と。
カンニングは思いつきで行うものではありません。実行するならば、きっちり結果を出さなければいけない。
[toc]
大学生のカンニングの基本方針
カンニングの理想的な方法は試験形式や範囲によって異なります。
ただ、どんな試験にも通用するポイントは2つ。
- 担当教員にバレづらい
- 試験範囲をカバーできる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
担当教員にバレづらい
言うまでもなく「バレないこと」はカンニング最大のポイントです。
近年の主流は「スマホ持ち込み」ですが、いくら小型端末とは言え、持ち込んでいることがバレた時点でその試験はアウト。
本来であれば、持ち物検査自体はそこまで徹底しません。全員のポケットを調べたりはしませんし、「スマホが鳴った」くらいならば見逃す教員が多い。
しかし、
- 怪しい動きをしていた学生が
- ポケットにスマホを入れていた
この2点が揃ったとき、多くの教員はカンニング認定を行います。
カンニングペーパーも同じです。決定的な現場を抑えられなかったとしても、疑いをかけられた時点で終わりなのです。
証拠はあなたが持っているのですから。
試験範囲をカバーできる
「試験範囲をカバーできる」も重要なポイントです。
バカな大学生は「手のひら」や「消しゴムのカバー」に試験範囲を書こうとしますが、その小さなスペースでどれだけの範囲をカバーできると言うのでしょうか?
どうせ証拠を持ち込むことになるのなら広い試験範囲をカバーできなければ意味がありません。
仮にカンペを持ち込むのであれば、
- スマホ
- A4用紙
などの情報量が多いものを選ぶべきなのです。
大学生の具体的なカンニング方法
繰り返しになりますが、カンニングのコツは2つ。
- 担当教員にバレない
- 試験範囲をカバー
そして、上記を満たす理想的なカンニング方法は次の4つが挙げられます。どれもこれも先人が実際に行ってきた方法ばかりです。
- 人を使う
- スマホ
- カンニングペーパー
- ゲーム機
上から順におすすめ。1つずつ詳しく解説していきます。
人を使ってカンニング
「友人を買収し、答案を見せてもらう」が最強のカンニング方法です。
まず、最大のメリットは物的証拠がないこと。1度や2度怪しまれたくらいでは処罰の対象になりません。指摘されたとしても、「やってません」で押し切れば大抵の教員は退いていきます。
そりゃそうです。教員とて、証拠がない学生を叩き落とすのは難しい。
ただ、このカンニング方法は「友人の協力」が必要不可欠です。1人では答案を覗き込むことは出来ませんが、友人が協力してくれるなら、
- 前後
- 左右
- 斜め
どの位置関係でも、体と答案の位置関係をずらすことで覗きこむことが可能です。
あとは友人に売られないように本当に買収しておきましょう。重要単位なら1万円でも安い。
スマホでカンニング
誰にでも出来るベターな方法は「スマホ」です。
最大のメリットは「圧倒的な情報量」です。ほぼ無限の情報量をメモっておくことが可能な上に、メモを忘れていても検索で対応できる。証拠が残るのは残念ですが、それ以上のメリットを持っているのです。
実践のポイントとしては「机の上で見る」を忘れてはいけません。
多くの学生は膝の上にスマホを置いていますが、教壇から見るとものすごく不自然です。そのため、驚くほど簡単に担当教員に看破されてします。
繰り返しになりますが、「机の上で見る」のです。
机の上は、前の人間がカゲになって教壇からは見えません。見回りの際には注意が必要ですが、教壇から動かないタイプの教員なら絶対にバレません。
カンニングペーパーでカンニング
カンニングに慣れた人間は「カンニングペーパー」を駆使します。
使う紙は一般的なA4用紙かB5用紙。決して折り曲げず、むしろクリアファイルで綺麗に保存しています。
このカンニングペーパーを解答用紙と一緒に机の上に広げておくのです。当たり前のように出しておき、解答を写す。教員が見回りにきたら、解答用紙の下に隠す。
堂々としているため、意外とバレない。
と言うのも、教員がカンニングを見抜く要因は、
- 視線や動きがおかしく、不自然に思う
- 決定的な証拠(瞬間)を抑える
この2ステップを絶対です。そのため、
「変な動きもせず、視線も机の上から動いていない」
という状況だと怪しまれもしない。度胸が必要な方法ですが、上手い学生は本当に上手い。
ゲーム機でカンニング
年配教員に有効なのが「ゲーム機」です。
基本はスマホと同じです。3DSやPSPを隠しておき、試験中に見る。ネットに繋いでおけば検索も可能です。
スマホと違う点は、バレても「ゲーム機です!すみません!!」で押し切れる可能性があること。
スマホは明らかにカンニングです。そんなことは誰でも分かる。では、ポケットからティッシュが出てきた場合はどうするのか。ハンドクリームは?ガムは?漫画は?PSPは?
私だったら見逃しませんが、読者の方から実際に声が届いているのです。
「PSP Vitaは見つかってもセーフでした!!」
って。まじか。その教員チョロすぎやしませんかね。
まとめ
カンニングの理想的な方法は講義によって異なりますが、
- 人を使う
- スマホを持ち込む
- カンペを作る
あたりが一般的です。
また、カンニングをするにあたり意外と重要なのが「担当の教員がカンニングをどこまで許容しているのか」という問題です。
100人単位の講義なのに、試験監督が教員1人で教壇から動く気配もない。こんな状態ならばカンニングは容易い。教員も積極的にカンニングを暴くつもりはありません。
対して、多数の院生やゼミ生を使って教室全体を監視するような教員。これはもう諦めた方が良い。カンニングを絶対に許さないという気概が伝わってきます。
カンニングをする前に1度良く考えてみてください。
本当にカンニングをするべきか。おとなしく単位を落とした方が良いのかを。
この記事は大学生の単位の取り方講座の【第9回】です。
他の講座をご覧になりたい方は以下からどうぞ。
【第1回】
卒業単位はいつまでに取るべきか
【第2回】
講義の感想の書き方
【第3回】
大学生の基本的なレポートの書き方
【第4回】
読書レポートの書き方
【第5回】
集中して勉強する方法
【第6回】
勉強に集中できる作業用BGMまとめ
【第7回】
持ち込み可の試験のコツ
【第8回】
論述試験のコツ
【第9回】(今のページ)
大学生のカンニング方法