ギャンブルを行っている人間の99%はバカです。
日本のパチンコ参加人口は1000万人と言われ、その大半はただただお金をドブに捨て続けています。しかし、一部の人間は不確定要素をデータ化し、高い期待値に賭け続けることで収益を挙げ続けているのです。
もちろん、大学生も例外ではありません。
大学生の中には、
「パチンコで学費を稼いでいる」
「競馬で生活している」
という学生も少数ですが存在するのです。今回は、「ギャンブルで儲けたい」と考えている大学生に向けて、
この3つに分けて大学生のギャンブルを徹底的に解説します。
ギャンブルで儲けるための基礎知識
ギャンブルは、何も考えずに挑戦すると必ず損をします。
「誰でも儲かる」とは対極の存在なのです。
「胴元(ギャンブルの主催者)以外は儲からない」
それがギャンブルの正体です。しかし、胴元は巨大すぎるゆえに、1人1人を公平に扱っている訳ではありません。一部の人は儲かり、一部の人は損をする。その偏りに賭けるのがギャンブルを制するポイントです。
ここでは、ギャンブルで儲けるための3つのポイントを解説します。
- 控除率
- 期待値
- 試行回数
それでは、1つずつ見ていきましょう。
控除率を覚えておく
控除率とは「主催者の儲け分」です。
【控除率とは】
賭けに対して取られる「手数料」を指す。
控除が存在する限り、全てのプレイヤーが儲けることは不可能。
パチンコなら、パチンコ会社。競馬なら日本中央競馬会。
彼らも善意でギャンブル運営をしてくれている訳ではありません。
- 機械や競走馬の準備
- 施設の運営費
- 人件費
- etc
ギャンブルの運営には莫大なお金が必要です。そのため、プレイヤーが賭けたお金の一定額は「主催者の儲け」として控除しているのです。
例えば、パチンコなら控除率は10%〜15%
何も考えずに賭け続けると、常に10%ずつ減り続けていくイメージです。
個別の期待値を計算する
期待値は「儲けの見込み」と表現できます。
【期待値とは】
確率の見地から見た平均値。
試行回数を繰り返していけば、期待値に収束していく。
例えば、パチンコの控除率は10%ですが、全ての台が「10000円入れれば、必ず9000円返ってくる」と設定されている訳ではありません。そんな設定ならば、誰もパチンコをやらなくなる。
ざっくりと言えば、こんなイメージ。
10000円を1つのパチンコ台に賭けたとすると…
【A台】
50%:5000円
50%:1万5000円
→期待値1万円
【B台】
90%:5000円
10%:1万7000円
→期待値6200円
【C台】
40%:5000円
60%:1万8000円
→期待値1万2800円
※期待値のイメージです。実際の設定とは異なります。
このように、確率は複雑化され、全てのパチンコ台の確率をまとめると期待値9000円に収束するのです。そのため、ギャンブルで勝ちたければ期待値が高いモノに賭け続ける必要があります。
もちろん、パチンコ台に期待値が書いてある訳ではなく、馬の顔に期待値が浮かぶ訳でもない。期待値は、あらゆるデータを使って自分で導き出さなければいけません。
試行回数を重ねる
試行回数は文字通り「何回、賭けるか」です。
例えば、先ほどのパチンコ台の例で言うなら、「C台:期待値1万2800円」を打てば絶対に儲かる訳ではありません。40%の確率で5000円になるのですから、たった1回の賭けなら負けるかもしれない。
しかし、100回やればどうでしょうか?
確率は、試行回数を増やせば増やすほど理論値に収束していきます。1回(1万円分)の賭けではどうなるか分からずとも、100回(100万円分)の賭けならば、高確率で128万円になるのです。
ただし、試行回数の考え方は破滅と隣り合わせです。
理論上は間違っていません。期待値がプラスならば試行回数を増やせば増やすほど、儲かるはずです。ただ、「期待値が正しいかどうか」はやってみるまで分からないのです。
大学生が行う具体的なギャンブル
大学生が実際に行うギャンブルは大きく分けて次の4種類です。
【パチンコ・スロット】
控除率10%〜15% 依存症を引き起こすほどの中毒性がある。
【競馬・競艇・競輪】
控除率20%〜30% ショーとして楽しむなら有意義。
【海外カジノ】
控除率1%〜5% 控除率が表すように、儲けを意識するなら最も可能性がある。
【宝くじ】
控除率55% ギャンブルとしては最低レベル。「夢を買う」という言葉がふさわしい。
1つずつ見ていきましょう。
パチンコ・スロット
大学生が最もハマりやすいのがパチンコとスロットです。
電子制御のため様々な方法で期待値を計算しやすく、儲けを考えずに打ち続ける依存者も多いため、コンスタントに利益を重ねている人たちが一定数存在します。
ただ、「依存」の存在は非常に厄介です。
日本のパチンコ(スロット)依存者の数は200万人を超えていて、その多くは若い頃の習慣としてのパチンコがきっかけになっています。昨今のパチンコは射幸心を煽る演出が非常に多いため、儲からなくても夢中になってしまうのです。
競馬・競輪・競艇
パチンコに次いで人気なのが「競馬」「競輪」「競艇」の公営ギャンブルです。
電子制御のパチンコとは真逆で、人の心が複雑に絡んでいるのが特徴。例えば、「馬の血統」や「人気のボートレーサー」などの要素によって、期待値と配当がかけ離れることが多い。そこを狙うのがポイントです。
ただ、基本となる控除率が20%〜30%と高いのが難点。
パチンコで生活している人に比べれば、公営ギャンブルで生きている人は圧倒的に少ない。「儲けよう」ではなく、趣味に留めておくのが無難です。
海外カジノ
単純な儲けやすさナンバーワンが「海外カジノ」です。
ポーカーやブラックジャックなどのトランプゲームは、場に出たカードを記憶することで期待値を明確に計算することが出来ます。
例えば、海外カジノを生業にしているプロはインタビューで、こうコメントしているのです。
僕は数学理論をベースにしたギャンブル必勝術を2年間かけて体得しました。専門の洋書は800冊以上も読みました。
要は確率論なんですが、ブラックジャックでいうと、場に出たカードを覚えておき、残っているカードから勝率をはじき出す。勝率が低いときは少額しか賭けず、勝率が高いときは一気に高額を賭ける。
もちろん、「場に出たカードを全て覚える」なんて誰にでも出来ることではありませんし、そもそも海外カジノなんて簡単には挑戦できない。
しかし、
- 控除率1%〜5
- 期待値を明確に計算できる
この2点において、日本のギャンブルとは比べ物にならないメリットが存在するのです。
宝くじ
控除率55%って、鬼かお前は。
としか言えません。時間が全くかからないのは利点ですが、「儲けよう」と思って宝くじを買うのはバカだとしか言えません。
ギャンブルの先にあるのは「投資」
パチンコや競馬で儲けた人の次のゲームは「株 / FX(為替)」です。
はっきり言って、日本のギャンブルには先がない。パチンコは少額ずつしか賭けられず、競馬は控除率が高すぎる。企業や国の方針1つで論理は破綻する。そのため、大学生のお小遣い稼ぎならまだしも、成人が専業で生きていくには心もとない。
ところが「株 / FX」ならメリットだけを残すことが出来る。
日本には数えきれないほどの「専業投資家」が存在しますが、意外にも彼らの前職は「パチプロ」や「プロ馬券師」が多い。データから期待値を導き出すという行為は、投資の世界でも活かすことが出来るのです。
加えて、「株 / FX」には、
- 控除率が存在しない
- 莫大な量のデータが存在する
- 一生儲けられる
という明確なメリットが存在します。メリットを1つずつ確認していきましょう。
控除率が存在しない
「株 / FX」には、胴元がいないため控除率が存在しません。
強いて言えば「国」ですが、国は一切の手数料を徴収しません。証券会社に払う手数料は必要になりますが、イチ取引あたり数十円〜数百円と、取引金額と比べると微々たるものです。
例えば、国内大手「GMOクリック証券」の税込手数料は以下になります。(2018/10/15時点)
そのため、パチンコや競馬などのギャンブルに比べると圧倒的に儲けやすいのです。
莫大な量のデータが存在する
「株 / FX」には、客観的なデータが大量に存在します。
株やFXの歴史は100年以上です。
「◯◯なら値上がりする可能性が高い」
「□□は値下がりするサイン」
などの明確な情報が溢れています。
そのため、パチンコや競馬で期待値を導きだして来た人ならば、投資分野においても能力を発揮できる可能性が高い。
一生儲けられる
人類が存在する以上、投資がなくなることはあり得ません。
パチンコや競馬の仕組みはもろいものです。国がギャンブル規制を始めれば控除率は上がり、企業のさじ加減1つで利益は減少する。
しかし「株 / FX」は違います。
「株」は、企業が存在する以上なくなることはない。「FX(為替)」は、国が存在する以上なくなることはない。もし、人生のある時点で、
- 株で利益を出すことが出来る
- FXで利益を出すことが出来る
を実現できたのなら、死ぬまでその分野で儲けを出せる可能性があるのです。
株とFXのどちらを選ぶか
「株式投資」と「FX投資」の違いは、こうなります。
【株式投資とは】
「企業価値」の増減を当てる。
ギャンブルで言えば競馬に近い。データが基本だが、人の心が複雑に絡むため予想外の動きをすることもある。
必要資金は最低30万円。可能なら100万円は欲しい。「最低購入単価400万円(ex 任天堂)」などの株もあるため、資金が少ないとチャンスを逃すことも。
【FX(為替)投資とは】
「国の通貨価値」の増減を当てる。
ギャンブルで言えばパチンコに近い。データをもとに期待値を弾き出していく。
必要資金は最低10万円。多いに越したことはないが、最低購入単価が数万円のため10万円でも充分。
万人にオススメできるのは「株式投資」です。企業情報を調べるのが原則になるため、大学生は就活対策にもなる。しかし、必要資金が「30万円〜」とやや高額なのが欠点。
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そのため、資金面で言えば「FX(為替)」が大学生向けです。
必要資金が「10万円〜」と少なめで、データを元に期待値を計算する方向性はパチンコに似ている。リスク管理をすれば入金額以上の損をすることはなく、上手くいけば大きな資産を築くことが出来ます。
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また、「株」も「FX (為替)」も20歳以上なら無料ですぐに始めることが出来ます。
流れは銀行口座開設と同じですが、株やFXの口座開設はネットで全て完了するのが特徴です。もし、興味があるのなら、証券会社の公式サイトをご覧ください。
まとめ
日本のギャンブルには「控除率」が存在するため、何も考えずに賭け続けると高確率で損をします。
ギャンブルで儲けたいのであれば、
- 控除率
- 期待値
- 試行回数
をキーワードにして、しっかりと対策を立てることを覚えておきましょう。
また、大学生がギャンブルに打ち込むのならば「株式」や「FX(為替)」などの投資にチェンジしていくことをおすすめします。
この記事は大学生のリアルマネー講座の【第5回】です。
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【第1回】
大学生の生活水準
【第2回】
大学生の貯金事情
【第3回】
大学生の有意義なお金の使い方
【第4回】
大学の学費を自分で出すために
【第5回】(今のページ)
大学生のギャンブル講座
【第6回】
「お金がない」が口癖の大学生へ