大学生の就活
昨日こんな記事を書きました。
また、企業が選考課程で重視している項目を解説したこの記事。
全ての就活生が知っておくべき「採用担当者(企業)は学生のどこを見ているか」という話
或いは、新卒就活と資格の関係性を解説したこの記事。
これらの記事で言っていることは大体同じです。
「インターンや留学を行えば内定を取れるという考え方は間違っている。実際にはこんなもんだよ」
という話。
しかし、これらの記事を読んで間違った感想を抱いている学生がチラホラ。
「なーんだ!インターンとか資格とかは就活には意味がないんだ!」
それは違います。
インターン、留学、資格etc
それらは行った方が内定に近づくのは当たり前です。
ただ、"直接"の役には立たないと言っているんです。
企業は学生の何を見ているのか
リクルートが実施している企業と学生へのアンケート「就職白書」より、
企業が採用過程で重視する項目(複数回答可)を見てみます。
上から順に、
人柄/89.4%
熱意/78.3%
可能性/69.9%
留学や資格、インターン等は随分下がって…
取得資格/13.3%
海外経験/5.8%
インターンシップ経験/3.6%
また、よく「就活に有利」なんて言われる「サークル活動」や「ボランティア経験」などは、
所属クラブ・サークル/11.9%
ボランティア経験/6.1%
などなど、大学生の意識とは大きな溝を感じます。
これらを紹介して、私は過去に紹介してきました。
「資格やインターンに行けば内定は取れるという考えは間違っている。企業はそんなとこを重視していない」
これは、
「"直接"の役には立たないけど、間接的に役立つ」という意味です。
具体的な行動は根拠になる
例えば、企業が重視する項目の『熱意』
これは、入社への熱意、業務への熱意を表します。
極端な話、
「御社の仕事と商品が好きで、社風も憧れています。第一志望です」
と誰でも言えることを言う学生と、
「入社してからは業務に集中できるように、必須の資格を取っておきました。第一志望です」
と、具体的な行動を根拠にする学生では、当然後者の方が熱意を伝えることが出来ます。
『人柄』を見るにしても、
「とにかく頑張ります」
という学生と、
「インターンにも参加させて頂いたのですが、とても楽しく…(中略)…頑張ります!」
どちらが評価されるかは言うまでもありません。
まとめ
留学、インターン、資格などはあなたの主張の根拠として非常に役に立ちます。
ただ、間違えないでください。
インターンに行ったから、留学を経験したから、資格を持っているから、"直接"内定を取れる訳ではありません。
そこから何を得たのか、何を学んだのかが評価されるのです。
インターンや資格自体をアピールするのではなく、それを軸に就活を展開してください。
頑張ったからこそ、先頭ではなく、土台にするのが正解です。