大学生の就活
「なるべく楽に!なるべく良い企業から!内定を取りたい!!」
大学生はみんなそう思っています。
「何か方法はないかなぁ…」そう思ってネットで「就活 裏技」や「就活 コネ」なんて検索してみても、当然のことながら何も出てこない。そりゃそうです。検索して出てくる程度の情報なら裏技でも何でもない。
でも、2016卒、2017卒、2018卒。このあたりまでの学生には、ある意味「裏道」とも言える内定への近道が存在します。
それが『インターン』と『OB(社員)訪問』です。
「何だよインターンかよ…そりゃ行った方が良いだろうけど…裏道ってほどじゃ…」
そう言いたいのも分かりますが、ちょっと待ってください。実は、2016卒から始まっている就活の後ろ倒しによって『インターン』と『OB訪問』の重要性はどんどん高まっているのです。
それこそ、内定に直接結びつくくらいに。
「インターン」「OB訪問」とは
1年生の読者も増えてきたので「インターン」と「OB訪問」について軽く説明します。
インターン
「インターン」とは「インターンシップ」の略で、学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、就業体験を行える制度のことを指します。
期間は1日だけのものから、30日までのものと様々。
入社する前に業務を体験することで、就活に依るミスマッチを防ぐ目的があります。
就活サイトや大学内のキャリアセンターから申し込むのが一般的。
OB訪問
「OB訪問」とは、志望企業に入社している自校の卒業生に連絡を取り、直接会って話を聞くこと。
実際の業務や社風を聞くことで、より理解を深めることが出来ます。
キャリアセンターから卒業生の連絡先を手に入れ、メールや電話で直接申し込むのが一般的。
「企業研究」と「面接慣れ」
以上のように「インターン」「OB訪問」ともに第一の目的は「企業研究」です。
説明会やパンフレットから読み取れないリアルな内情を知ることで、就活のミスマッチを防ぐことが出来ます。
ところが、両者には企業研究以上の利点が存在するのです。
それは「社会人と話すのに慣れること」
と言うのも、就活で成功する学生のパターンは様々ですが、失敗する学生のパターンは毎年ほとんど同じ、「社会人と話し慣れていない学生」です。
社会人と話し慣れていないから、緊張して自分を表現できない。
社会人と話し慣れていないから、思い通りのコミュニケーションを取ることが出来ない。
言うなれば「社会人と思い通りに話せること」は就活を突破するための最初のハードルなのです。
そして、「インターン」と「OB訪問」はハードルを飛び越えるための絶好の機会と言えます。
内定への直結
そして、2016卒以降の就活は「インターン」と「OB訪問」が内定に直結することになります。
と言うのも、これまで3年の10月〜12月開始だった就活は、2016卒から4年生の4月開始に変更されました。
この就活後ろ倒しによって起こるのが「採用方法の多角化」
選考期間が短くなったことによって、企業側は様々な方法で優秀な学生を入社させようとするのです。
その最たる場所が「インターン」と「OB訪問(からのリクルーター面接)」
インターン中に優秀な成績を残した学生には、インターン終了後に内定を出す。
OB訪問にやってきた優秀な学生には、人事権がある社員(リクルーター)を紹介して通常選考外で内定を出す。
そのような裏道的な内定方法がどんどん増えているのです。
もちろん、全ての企業がインターンやリクルーター面接で内定を出す訳ではありません。
「二次選考までは免除」という企業もあれば、そもそも通常選考外では一切の内定を出さない企業も多い。
それでも、「企業研究」「面接慣れ」という本来の目的に加え、内定のチャンスももらえるとあれば就活本番までに参加しない手はありません。
まとめ
- 企業研究
- 面接慣れ
- 内定への直結
「インターン」と「OB訪問」の重要性はこれまで以上に高まっています。
もちろん、この2つを行わないと内定を得られない訳ではありませんが、就活本番までに時間があるのならば是非参加しておきましょう。