怒られる
圧迫面接というほどではありませんが、面接中に面接官から責め立てられるシチュエーションは珍しくありません。
面接官の質問に答えられなかったとき、言動などに何らかの注意を受けたときetc
学生の多くは責められた瞬間に"失敗"をイメージしてしまいます。
「あ、ダメだ。落ちたな」と。
しかし、仕事において"失敗"はあって当然のもの。もちろん仕事の適性を測っている面接もそうです。
一度や二度失敗したからと言って合否が決まるなんてことはありません。
むしろ、失敗したときこそ逆転のチャンスです。
「怒られたら謝る」という当然の流れ
怒られたら、或いは「こんなことも答えられないの?」と責め立てられたら、多くの学生はどうするか。
「半泣きになって黙る」か「あわあわして謝る」のどちらかです。
いま就活をしているぐらいの年代から義務教育期間の体罰が問題になって、怒られることが減ったと言われています。
運動部や厳しい団体に所属していた学生はその限りではありませんが、怒られ慣れていないのは事実。
ところが、面接なんて怒られようが怒鳴られようがさほど気にする必要はありません。
「申し訳ありません。勉強不足でした。次回までに学んできます」
これだけで良いんです。
怒られたときに失敗が確定する訳ではありません。
怒られたあとにどう行動するかで成功か失敗かが決まるんです。
怒られるのは当たり前
「怒られたときの反応」って企業は意外と重要視する項目です。
そもそも、仕事をするにあたって失敗しないなんてことはあり得ません。
どれだけ優秀な人間でもどこかで必ず失敗します。そして、上の人間はそれを叱責しなければいけません。
業種によってはそれこそ毎日の様に怒号が飛び交う職場もあるのです。
そんなとき上の人間の理想的な流れはこれ。
上司「なにやってんだ!」
新人「すみません!」
上司「どうしてそうなった!」
新人「〜〜でこうなりました!次からは〜〜します!すみません!以後気をつけます!」
上司「おう!次から気をつけろよ!仕事に戻れ!」
新人「はい!」
これ。
素直に謝って理由と再発防止の手段を述べる。それだけで良いんです。
怒ったときに黙り込んでしまう新人なんて最悪です。
上司「どうしてこうなった!」
新人「いや…その…シクシク…」
上司「黙ってちゃ分からないだろう!」
新人「いや…その…」
上司「(早く仕事戻りてぇ)」
もちろん怒られたときの対応も含めて研修で教えられれば良いのですが、怒られたときの反応はどうしても育ってきた環境も影響するので、
「面接の時点で怒られてもめげない人物が欲しい」というのが企業の本音です。
フジテレビの欲しがる人材
ちなみに、フジテレビの人事局長は「求める人材」を
「怒られたときに大声で謝れる人間」
と明言しています。
まとめ
面接で怒られても、質問に答えられなくても失敗が確定した訳ではありません。
答えられなかったことは素直に謝り、次回への意欲を見せてください。
また、その対応は仕事が始まってからも非常に重要なスキルです。
「怒られたときに黙って下を向くのは最悪」だと覚えておきましょう。