複数の内定
「内定が取れない」
新聞や雑誌ではそんな景気の悪いニュースばかり放映されていますが、2014卒の有効求人倍率は1.28倍
単純に考えれば、卒業生1人あたり1.28社の仕事が募集されているのです。
つまり、
「内定が取れない」という人が多いということは、「内定を複数持っている人」も多いということ。
それは優秀なあの人かもしれないし、あなたかもしれないのです。
そして、複数の内定を持っていると必ずぶつかる問題が「内定辞退」
内定辞退に関する学生の悩みは絶えません。
内定辞退の連絡
内定辞退の連絡をすると、ほぼ100%引き止められます。
あなたが優秀であろうとなかろうと、ほぼ100%です。
このサイトでは何度か解説していますが、企業は新卒採用に莫大な予算をかけています。
就活サイトへの登録、説明会の開催、パンフレットの作成、社員向けの研修etc
その額1人約100万円
内定1枠100万円です。
つまり、内定を出した学生に内定辞退されると100万円をそのまま捨てるようなものなのです。
企業として、それだけは避けなければならない。
増える内定辞退
近年の就活の特徴に「内定格差」があります。
冒頭でも紹介しましたが、今の就活は「内定を全くとれない学生」と「大量の内定を獲得する学生」に二分化されています。
そのため、内定辞退の数も必然的に増えているのです。
企業は焦ります。
企業っていうか「人事部」が焦ります。
「やばい。これだけ採用予算使っといて規定の人数採用できなかったら、上(役員)から何言われるか分かんねぇ」と。
悪質な引き止め方法
そんな人事部の背景を受けて、最近は悪質な引き止めが増えてきました。
「じゃあどこの会社に行くの?そこの人事の人と話してくるから」
「ここまできて内定辞退なんて言ったら◯◯大学出身の学生はいい加減な奴ばっかりってなるよ?来年からは◯◯大学から採らなくなるかもなぁ。」
全て実話です。
しかし、気にすることはありません。あくまでも脅しであり、実行に移せる訳がないからです。
大学生へのアドバイスは「話し合わないこと」
内定辞退のコツは、話し合わずに事実だけを伝えること
「他社に行くことになったので、御社の内定は辞退させて頂きます」
これだけで充分です。
向こうが"まとも"なら理由や内定先の企業を世間話程度に話しても構いませんが、少しでも不穏な空気を感じたら、
「もう決めたことなので。申し訳ありません」
と突っぱねてしまって構いません。
どうやっても大学にもあなたの就職先にも迷惑はかかりません。
間違っても、話し合いの席など設けないように。なぁなぁの引き止めが長時間続くだけです。
まとめ
複数の内定を得ることが出来たのなら自分の選んだ企業に行ってください。
脅しのような引き止め方をする企業もありますが、「言っているだけ」です。