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就活に向けて新聞をどう読むべきかって話

日経新聞 就活

新聞と就活

こんな質問を頂きました。

こんばんは、いつもために成る記事ありがとうございます。楽しく読ませていただいています。

私は(大学名)に通っていて、四月から三年生になる女です。
私は公務員を目指していて、現在は民間も視野に入れながら公務員試験の勉強をしています。

最近、公務員講座や就職ガイダンスにて「新聞を読むこと」を強く勧められます。
言わずもがな就活のための情報収集や時事問題対策の為です。

しかし、今までテレビやネットで何と無くニュースを流し読みをしたことはあっても、まともに新聞を読んだことがありません。
新聞なんて、下手すれば文庫本一冊以上の文章量で読むには三時間くらいかかりそう..
小説など読むことは好きですが毎日そんなに時間をかけて新聞を読むのは苦痛です。
それに勉強時間確保のためにもなるべく早くしたいものです。

そこでお聞きしたいのは、就活における新聞の読み方です。
どうすれば必要な情報を効率よく新聞から得ることができるでしょうか?

以前も書きましたが、就活を乗り切る上で新聞を読むことは必須ではありませんが、読むに越したことはない。

特に、大手企業や公務員を狙っている学生は読んだ方が良い。筆記試験や面接、グループディスカッションの中で「一般常識」や「時事問題」が少なからず登場するからです。

では、質問をくれた学生のような「新聞を読み慣れていない学生」はどうすれば効率良く新聞から必要情報を得ることが出来るのか。

答えは「一面だけを読むこと」です。

就活には一面だけで良い

正直に言うと、就活に必要な「一般常識」や「時事問題」としての知識なんて一面を読むだけで95%事足ります。

セミナーや就活本が「一面だけで良い」と言ってくれないのは、その5%の責任が取れないからです。

企業の選考なんて社風や人事の性格によって問われることは毎年変わります。日経新聞を隅から隅まで読み込んでいないと答えられないことなんて普通は問題にしません。だけど、100%とは言い切れない。

尤も、私は「一般常識」「時事問題」対策としては

(半年以上の新聞一面購読)+(試験2ヶ月前からの対策本流し読み)

を勧めていますが、大きな問題が起こったことはありません。

一面を半年以上読むと変化が起こる

大学生 新聞

「一般常識」「時事問題」対策としては一面だけ読めば充分ですが、社会人としての基盤を作る上で多様な情報を取り入れた方が良いのは言うまでもありません。

まだ就活まで時間があるのなら、つまらなくても一面を半年以上読み続けてみてください。

良いでしょうか。

「新聞が読めない」のは「つまらないから」
「つまらない」のは「分からないから」
「分からない」のは「知識がないから」

です。

例えば、先日から新聞の一面は「大塚家具のお家騒動」が賑わせていました。

「久美子氏優勢」「大塚家具転換のとき」そんな見出しを見ても、予備知識がない学生は「ふーん」で終わってしまいます。だけど、新聞を読み続けている大人は違う。

数年前までの勝久氏に依る売り上げ低迷。久美子氏が推す現代風のビジネスプラン。そこに君臨する「ニトリ」「IKEA」の存在。

それら全てを知っているからこそ「そりゃ娘が勝つだろー」「いや、大塚家具には高級路線を貫いて欲しい」という自分の意見を持ちながら記事を楽しめるのです。

お分かりでしょうか。

まず、一面だけを半年間読み続けるのです。

最初は苦痛かもしれませんが、徐々にあなたの中に「新聞を楽しむための予備知識」が蓄えられていきます。

そうすれば新聞が面白いものに変わるのも時間の問題です。

まとめ

就活対策としては、

新聞の一面の購読+対策本

で充分に事足ります。

また、新聞の種類は地方紙よりも全国紙の方が良い。言うまでもなく、地方紙には一面にも地方色の強いニュースが載ることが多いため。

ベタではありますが、やはり日本経済新聞はオススメです。

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