こんな質問を頂きました。
はじめまして。今年の4月から関西の大学に進学するものです。
(中略)
大学生のノートパソコン選びの記事を拝見しました。とても分かりやすく、私は機械オンチですので本当に助かりました。
ただ、あの記事にはインターネット回線のことには触れておられなかったので、そこだけが疑問として残っています。
自分でも調べてみたのですが、固定回線が良いのか、それともポケットWi-Fiが良いのか、種類やプランも多くて決めることが出来ません。
運営者様もお忙しいと思うのですが、パソコンの記事のようにオススメのインターネット回線のことを教えて頂けると嬉しいです。
お忙しいところすみません。よろしくお願いします。
ネット回線に関する質問は本当に多い。
そこで、今回は「大学生のためのネット回線」をじっくり解説します。
ちなみに、先に結論を言っておくと「UQ WiMAX」のツープラスギガ放題プランがオススメ。
- 持ち運べるポケットWi-Fi
- 月間のデータ制限なし
- 月々4380円
- キャンペーンで1万円分の商品券プレゼント
等々、大学生に必要な要素は全て揃っています。
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「ポケットWi-Fi」か「固定回線」か
大学生が自宅にネット回線を用意する上で、最初に選ぶのは、
- ポケットWi-Fi
- 固定回線
この2つのどちらを選ぶのかということです。
1つずつ、特徴とメリットデメリットを確認していきましょう。
ポケットWi-Fiの特徴
「ポケットWi-Fi」とは、モバイルルーターと呼ばれる機器を使ってネット環境を作る方法です。
メリットは「手軽なこと」です。
回線工事をする必要もない。小難しい設定もいらない。持ち運んで外で使うことが出来る。利便性だけを見れば、これ以上はありません。
デメリットは「速度制限があること」です。
会社やプランによって制限の詳細は異なりますが、
【Y!mobile】
→1ヶ月で7GBまで。
【UQ WiMAX】
→3日で10GBまで。1ヶ月制限はなし。
以上のように、どこのポケットWi-Fiであっても何らかの速度制限が設定されています。
尤も、「UQ WiMAX」を選ぶのであれば、大学生の1人利用としてならば充分すぎる設定です。大半の人は制限にかかることはないでしょう。
固定回線の特徴
固定回線とは自宅でのみ使えるインターネット環境を指します。
メリットは「速度制限がないこと」です。
固定回線には、あらゆる速度制限が存在しません。そのため、PCゲームや高画質動画などの大量通信を毎日行うのであれば固定回線で決まりです。
デメリットは「面倒くさいこと」です。
固定回線には工事が必要になるため、申し込んでからしばらくは利用することが出来ません。初期設定も小難しく、つまずいてしまう人が多い。また、言うまでもなく、外に持ち運ぶことも出来ないのです。
そのため、ヘビーユーザーなら固定回線で決まりですが、大半の大学生は持ち運べる「ポケットWi-Fi」を選ぶことになります。
大学生にはポケットWi-fi
- ポケットWi-FIは手軽で便利。制限はあるが、1人なら充分すぎる。
- 固定回線に制限はないが、手続きが面倒で持ち運べない。
以上のことから、大学生の大半はポケットWi-Fiを選ぶのが正解です。
唯一の欠点である「速度制限」も、後述の「UQ WiMAX」を選ぶことで解消することが出来ます。
「UQ WiMAX」か「Y!mobile」か
「ポケットWi-Fiを選ぶ」と決めた学生が次に選ぶのは、
- UQ WiMAX(ユーキュー ワイマックス)
- Y!mobile(ワイモバイル)
以上2社のどちらのサービスを選ぶか、です。
1つずつ、特徴とメリットデメリットを確認していきましょう。
UQ WiMAXの特徴
「UQ WIMAX」は、速度制限に優れたポケットWi-Fiです。最近は「UQ だぞ」のCMでも有名ですね。
メリットは「速度制限がゆるいこと」です。
WiMAXには2つのプランが存在しますが、「UQ Flat ツープラスギガ放題」を選ぶことで、月間データ制限がないポケットWi-Fiを利用することが出来ます。
「3日間で10GB制限」は存在しますが、普通に使っていれば、1人で「3日で10GB制限」に引っかかることはありません。
デメリットは「田舎に弱いこと」です。
WiMAXは比較的新しい電波になります。そのため、都市部では問題ないのですが、田舎に行くと電波が入らないことが稀にあります。
尤も、「田舎に弱い」と言っても、大学がある場所は優先的に電波整備されるため、大半の学生は問題ありません。
ただ、もしWiMAXを利用するのであれば、自分の住んでいる場所が対応しているかどうか必ず確認してください。
【UQ WiMAX公式サイト】
WiMAXエリア確認
Y!mobileの特徴
「Y!mobile」は、利用エリアが広いポケットWi-Fiです。こちらは「桐谷美玲さん」のCMで有名ですね。
https://youtu.be/EgRdHJVGG9w
メリットは「田舎に強いこと」です。
Y!mobileは、「4G LTE」と呼ばれるスマホと同じ電波を利用しています。そのため、WiMAXに比べると対応エリアが広い。四国エリアで比べてみると、Y!mobileの方が全体的に広いことが分かります。
デメリットは「速度制限がキツいこと」です。
Y!mobileには、スマホと同じく速度制限が存在します。プランによって異なりますが、基本は「1ヶ月で7GB制限」です。人によって感覚は異なりますが、ネット環境としては弱いと言わざるを得ません。
大学生にはWiMAX
- WiMAXは速度制限が緩いが、エリアが狭め。ただ、大半の学生には問題なし。
- Y!mobileはエリアが広いが、速度制限がキツい。
以上のことから、大半の学生は「UQ WiMAX」を選ぶのが正解です。
エリアに関しては確認が必要ですが「家の周りには田んぼと畑しかないレベル」じゃない限りは大丈夫です。
大学生には「ポケットWi-Fi」の「WiMAX」
- 「ポケットWi-Fi」なら設定も手軽で、持ち運べる
- 「UQ WiMAX」なら速度制限がゆるい
この2つの理由によって大学生は「UQ WiMAX」を選ぶのが基本になります。
ここからは、WiMAXについて詳しく解説します。
WiMAXの月額料金
WiMAXには、大きく分けて2つの料金プランが存在します。
【ツープラス ギガ放題】4380円
→月間のデータ制限がないプラン。最初の3ヶ月は3696円。
【ツープラス】3696円
→月間7GBまでのプラン。
WiMAXの利点である「月間のデータ制限なし」を実現するためには「ツープラス ギガ放題」を選ぶことになります。つまり、WiMAXの月額料金は4380円。
他にも、初期費用として、
- 事務手数料(3000円程度)
- 本体代(3000円程度)
- クレードル等の任意購入品(3000円〜)
などがかかるため、
「初期費用に約1万円、月々4380円」
と考えるのが正解です。
WiMAXの機種の選び方
WiMAXでは2つのモバイルルーターが販売されています。結論から言うと、どっちでも良いのですが一応解説します。
【W05】本体代2800円
→ファーウェイが展開する台湾製の機種。スタイリッシュでおしゃれなデザイン。
【WX04】本体代2800円
→NECが展開する日本製の機種。ベーシックなデザイン。
正直に言うと、性能自体はどちらも大差ありません。
WiMAXの機能はどちらも問題なく使えますし、充電性能も誤差の範囲内です。そのため、選ぶポイントは、
- デザイン
- 生産国
この2つだけ。
つまり、「スタイリッシュなデザインに拘りたい」なら『W05』
「日本製品に拘りたい」なら『WX04』です。
ちなみに、昨年モデルの「WX03」と「W04」を選ぶことも出来ますが、わざわざ型落ち製品を選ぶ意味はありません。
クレードルの選び方
WiMAXの機種を購入する際は、
- 本体のみ(2800円)
- 本体+クレードル(5500円前後)
のどちらかを選ぶ必要があります。
「クレードル」とは「有線接続が出来る充電機器」です。
現代における大半のIT機器はWi-Fiによる無線接続が出来ますが、一部の機器はケーブルを使った有線接続にしか対応していません。
そのため、もしWiMAXで有線接続をしたいのなら、このクレードルを購入する必要があります。
ただ、これも正直に言えば、大半の人には必要のないアイテムです。
「有線接続しなければいけない一部の機器」は2018年において非常に稀なため、活躍の機会はほとんどない。単純に「据え置き型の充電器」が必要な人は購入すると良いでしょう。
10000円のギフトカードがもらえるキャンペーン中
「UQ WiMAX」は、年末に向けてお得なキャンペーンを実施しています。
キャンペーン内容は非常にシンプルで「ウェブ申し込みで商品券10000円プレゼント」というもの。
4月9日までの期間限定のため、UQを検討しているのならお早めにどうぞ。
ネット回線に関するよくある質問集
ここからは、「大学生はこれを見ろ」に寄せられた質問を紹介します。
適宜追加する予定ですので、気になることがあればコメント欄にお書きください。
ネット回線は絶対に必要?
スマホやパソコンをほとんど使わないのなら必要ありません。
しかし、多くの学生は、
- ネット閲覧
- youtubeで動画鑑賞
- アプリでゲーム
などで、多くのデータ通信を行います。月々の制限に毎月引っかかっている学生も少なくありません。
また、近年は「Prime Student」などのネット回線必須の便利サービスも多数登場しています。そのため、自分の通信量を加味して、ネット回線契約の有無を決めてください。
スマホのテザリングじゃダメ?
【テザリングとは】
スマホの回線を使って、パソコンやタブレット等をネットに繋ぐこと
これも上記の質問と被りますが、スマホやパソコンをほとんど使わないのならテザリングで充分です。
分岐点は、
「動画やゲームを使うかどうか」
です。
実は、「文字」や「画像」の通信量なんて微々たるものなんです。
しかし、youtubeやPrime Studentなどの動画サービスや、スマホゲームはデータ通信量がめちゃくちゃ多い。SNS自体の通信量は少なくとも、SNSで拡散されている動画のデータは大きいのです。
そのため、多くの大学生は、
「スマホの最低限プラン」+「ネット回線を契約して常時Wi-Fi接続」
この組み合わせにした方が、快適な生活を送れます。
どこから申し込むのが安い?
公式サイトから申し込むのがベストです。
例えば、「WiMAXを申し込む」としましょう。
一言に「WiMAX」と言っても、公式の「UQ WiMAX」を中心に、
- Broad WiMAX
- niffty WiMAX
- So-net WiMAX
などの様々な代理店が存在します。
ただ、ネット回線に限らず、あらゆる商品は大元のサービス提供社で購入した方がお得です。代理店は、公式からの仕入れ価格と販売価格の差額で儲けているのですから。
例えば、「業界最安級WiMAX」と広告を打っている「Broad WiMAX」を見てみましょう。
確かに、月額4380円の「UQ WiMAX」に比べると随分お得に見えます。
しかし、実際に申し込みページを見てみると、『月額2726円』は特殊な条件下での話であることが分かります。
さらに『初期費用18857円割引』にも料金プランやオプション加入等、公式サイトにはない様々な条件が設定されているのです。
実際に、いわゆる「普通の申し込み」を行うと、
- 1/2ヶ月目 3276円
- 3ヶ月目 4183円
- 4ヶ月目以降 4868円
と、全く割安にならない料金が表示されます。
「Broad WiMAX」に限らず、代理店は様々な手法で割高になりがちです。
- 月額料金は安いが、初期費用が高い
- 1,2ヶ月目は安いが、3ヶ月目以降から高い
- 月額料金も初期費用も安いが、解約手数料が高い
そのため、よほど特殊な条件下でない限りは公式サイトでの申し込みがベストになります。
支払い方法はどうするの?
UQ WiMAXの公式サイトでは、
- 銀行引き落とし
- クレジットカード
この2種類の支払い方法が選べます。それぞれのメリットデメリットは以下の通り。
【銀行引き落とし】
→契約の際に必要書類がある。銀行口座は誰でも持っているため、全ての学生が選べる。
【クレジットカード】
→契約はカードの番号とセキュリティコードのみで完了。加えて、クレカのポイントが毎月たまり続ける。学生だとクレカを持っていない人もいるため、選べないこともある。
以上のように、クレジットカードの方がメリットは多い。
また、近年はカード支払い前提のサービスも多いため、興味のある方は大学生のクレジットカード解説ページを参考にして、1枚は持っておくことをオススメします。
速度制限になるとどうなるの?
ネットに繋がりにくくなります。
- どこの回線か
- どこの地域か
などの条件に依っても異なりますが、速度制限後は概ね「1Mbps(通常は100Mbps以上)」が一般的。
公式サイトでは「youtubeの標準画質が視聴可能程度」とありますが、肌感覚としては、
- youtubeは厳しい
- スマホゲームはモノに依る
- SNSやネット閲覧は余裕
くらいの印象です。
まとめ
- 「ポケットWi-Fi」なら設定いらずで、持ち運べる。
- 「UQ WiMAX」なら速度制限がゆるく、快適に使える
- 4月9日までの申し込みで10000円プレゼント
この3つの理由によって大学生は「UQ WiMAX」を選ぶのが正解です。