大学生が持つことの出来るクレジットカードを厳選して比較したページです。
日本には学生が持つことの出来るクレジットカードが有名どころだけで20種類以上存在します。そのため、クレジットカードを作ろうとして全てのカードを個人で比較していると膨大な時間がかかってしまいます。
【学生向けの有名クレカ】
三井住友カード(NL)、JCBカードW、イオンカードセレクト、auPAYカード、エポスカード、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード、セゾンカード・プラス、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード、セゾンカードインターナショナル、ローソンPontaプラス、楽天カード、JALカードnavi、ANA JCBカード、VIASOカード、学生専用ライフカード、ACマスターカード、Dカード、オリコカード・ザ・ポイント、リクルートカード、(順不同)
そこで今回は、上記の中から厳選したクレジットカード5枚を紹介。
一目で特徴の分かる一覧表がこちら。
各項目の簡単な説明は以下の通りです。
【デザイン】
→カードは1枚ずつデザインが異なる。せっかくクレカを作るならデザインを最優先にするのも"あり"です。
【年会費】
→クレカには年会費が存在します。今回紹介するカードは全て「年会費無料」ですが、他のカードを作る場合はご注意を。
【ポイント還元率】
→クレカは使うたびにポイントが貯まる。「全てのお店で貯まるポイント」~「特定のショップで貯まるポイント」なので、いつも使うお店があるなら提携クレカがおすすめ。
【将来のステータス性】
→クレカは年齢や利用金額に応じてランクアップする。そして、「ベンツ」や「ロレックス」のように、カードそのものがブランドステータスを持っているモノもある。
【決済ブランド】
→日本国内ならどれでも問題なく使えるが、海外利用を意識するなら決済ブランドはバラけさせるのがおすすめ。
【おすすめポイント】
→悩んだときに選ぶポイントを簡単にまとめ。
あとは、あなたの用途に合わせて選べばOK
そもそもが厳選した5枚なので、どれを選んでも大きな失敗はありません。
ただ、
「もっと詳しく知ってから作りたい!」
という人に向けて、今回はさらに1枚ずつを詳しく解説します。
JCBカードW
大学生の王道カードが「JCBカードW」です。
JCBカードWは決済ブランド「株式会社JCB」が直接発行するプロパー(正規)カード。
- 年会費無料
- 24時間365日の不正検知システム
- 還元率1.0%~の高ポイント還元率
と大学生に必要なベーシック機能を過不足なく揃えています。
あとに続くカードのような「尖ったメリット」はありませんが、JCBカードWを選ぶことで「困る」ことはほとんどないのです。
また、プロパーカードだけあって、JCBカードWには上位カードが豊富に取り揃えられています。
つまり、在学中には「JCBカードW」を。
収入が増えてきたら「JCBカード ゴールド」を。
よりエグゼクティブに近づけば「JCBカード プラチナ」を。
社会的地位に合わせたステータスカードに自然とシフトできるのです。
そのため、大学生のクレジットカードは「JCBカードW」を1枚目に。
2枚目以降に「コンビニをよく使うから三井住友カード(NL)」「楽天をよく使うから楽天カード」のように使い分けるのがオススメです。
三井住友カード(NL)
日常生活でポイントが貯まりやすいのは「三井住友カード(NL)」です。
三井住友カード(NL)のメリットは、なんと言っても「現実的なポイント最大5%還元」です。
はっきり言って、一般的なカードは「ポイント最大○○%」なんて適用されることの方が珍しい。だけど、三井住友カード(NL)の「ポイント最大5%還元」は毎日利用することも可能なのです。
条件は以下の通り。
・対象のコンビニ・飲食店などのご利用で通常のポイント(200円につき0.5%)に加えて、ご利用金額200円につき+2%(※1)ポイントが還元されます。さらに、Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレス(※2)を使ってお支払いいただくと、ポイントが+2.5%(※1)!
※1 商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合があります。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がございます。
※2一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
細かい文字の注意点は多いものの、ざっくりと言えば、
「対象のコンビニ、飲食店でタッチ決済を利用」
で「ポイント最大5%還元」が適用されるのです。生活スタイルによってはどんどんポイントを貯めることが出来ます。
その代わり、対象ショップ以外での基本ポイント還元率は「0.5%」と低め。
メリットとデメリットが分かりやすいカードですね。
「コンビニの支払いにいつもクレカを利用する」ならば『三井住友カード(NL)』がオススメです。
学生専用ライフカード
海外利用に強いのが「学生専用ライフカード」です。
「学生専用ライフカード」には海外利用で欲しいサービスが全て詰まっています。
【海外旅行傷害保険】
→海外で治療を受けることになった場合、医療費を負担してくれる。
【キャッシュバック】
→海外で利用した金額の3.0%がキャッシュバックされる。
【決済ブランド】
→「VISA」「MasterCard」「JCB」の3種類を選べるので、滞在先に強い決済ブランドを選べる。
その代わり、国内向けのサービスがやや弱いのが欠点。
おトクなポイントの大半を海外利用に振り切っているイメージですね。
新型コロナウイルスが流行る前は「2枚目のカード」としてイチオシしていましたが、海外渡航が難しくなった今だとややメリット薄めになってしまいました。
楽天カード
楽天をよく使うなら「楽天カード」がおすすめです。
楽天カードは「楽天経済圏」において最強のカード。
つまり、
- 楽天市場で買い物
- 楽天モバイルでスマホ
- 楽天トラベルで旅行
- 楽天銀行で貯金
- 楽天証券で投資
このような生活スタイルを「全て楽天カードで決済」することによって「楽天で使えるポイント」がどんどん貯まるサイクルに入ることが出来ます。
いわゆる、
「楽天経済圏で暮らす」
と呼ばれる生活ですね。ウェブや雑誌では「コスパ抜群」と呼ばれ一定の支持を集めているスタイルです。
ただ、大学生の少額利用ではメリットを享受しづらく、便利を求めるクレジットカードのために行動を制限するのは本末転倒のため強く勧めてはいません。
社会人になってから、
「楽天が自分の生活スタイルに合っている」
と感じるならばメインカードの候補として採用しましょう。
エポスカード
ものすごく器用貧乏なのが「エポスカード」です。
エポスカードは、決して悪いカードではありません。
年会費はずっと無料ですし、控えめですが海外旅行サポートも付いています。
国内10,000店舗での少額優待サービスもあり、縦型のデザインもスタイリッシュです。
ただ、ここまでに紹介したクレカのように、
「エポスカードだけの実用的なメリット」
はありません。
強いて言えば、実店舗での発行が出来るところでしょうか。
大半のクレカはウェブ申し込みが大半で実店舗を設置していませんが、エポスカードはショッピングビル「マルイ」の中にカードセンターが存在します。
そのため、
「ウェブ申し込みは不安だ…」
という方は、店舗に行って発行することが出来ます。
まとめ
改めて、クレジットカードの比較表を見てみましょう。
悩むのであれば「JCBカードW」か「三井住友カード(NL)」がオススメです。
この記事は大学生のクレジットカード講座の【第6回】です。
他のページをご覧になりたい方は、以下からどうぞ。
【第1回】
クレジットカードを持つべき理由
【第2回】
クレジットカードの作り方
【第3回】
クレジットカードの審査基準
【第4回】
クレジットカードの危険性と安全性
【第5回】
はじめてのクレジットカードの使い方
【第6回】(今のページ)
クレジットカード5枚の比較
【第7回】
王道のJCBカードW