「お金がない」という言葉の中には「思ったより」が隠れています。
ないことはないのです。アルバイトをしている。仕送りがある。お小遣いをもらっている。あらゆる形で、大学生は何らかの収入を得ています。加えて、高級車やブランドものが買えないからと言って「お金がない」とは思いません。
つまり、大学生の「お金がない」は、大抵の場合「自分が思ってるよりお金がない」のです。
この状態は非常にまずい。
自分のお金を正確に把握していないとお金を貯めることも稼ぐことも出来ません。毎日、毎週、毎月、記憶にも残らないことにお金を使い続けているのですから。
対策は非常にシンプル。全てのお金の使い道を記録すれば良いのです。
と言っても、家計簿なんて付ける必要はありません。全ての支払いを「クレジットカード」と「電子マネー」で統一すれば良いのです。
クレジットカードを使うことで支出を完全に把握できる
クレジットカードの支払いは、全て自動管理されています。
- 利用日
- 店舗
- 金額の詳細
などの情報をアプリやウェブですぐに確認することが出来るのです。
現金を使っていると、レシートを残して家計簿を付けない限りは「何に使ったのか」を把握できません。
しかし、日常の支払いを全てクレジットカードにしてしまえば、大きな手間をかけなくても全ての支出の詳細を正確に把握できるのです。
あとは、月末にチェックするだけ。
「コンビニにこんなに使っていたのか」
「今月はゲームに課金しすぎたな…」
そうやって振り返りをすることで、「思ったよりお金がない」から確実に抜け出すことが出来ます。
「クレカ」+「電子マネー」で全ての支払いに対応
「クレカ」と「クレカに連動する電子マネー」を持っていれば、あらゆる支払いに対応することが可能です。
【電子マネーとは】
「専用のカード」や「スマホ」を使うワンタッチ支払い。
大学生には利便性から「スマホ派」が多い。iPhone(7以降)や大半のandroidで利用可能。
最近では、クレジットカードに対応していない店の方が少ない。加えて、電子マネーに対応しておけば、数十円の支払いも数万円の支払いも2秒で済ますことが出来ます。
例えば、大学生がよく使う、
- コンビニ
- スーパー
- ショッピングモール
などの施設内では、存在する全てのクレジットカードや電子マネーを使えるのです。
大手コンビニの「セブンイレブン」なら、店頭にはこんな張り紙がしてあります。対応している支払い手段が多いのがよく分かりますね。
「JCBカードW」が学生カードの基本
特別なこだわりがなければ「JCBカードW」を持つのが基本になります。
JCBカードWは、日本が誇るクレジット会社「株式会社JCB」が展開する若年層向けカードです。
学生カードに必要な要素を完備しているだけでなく、今回お話した「スマホで利用金額の管理」や「電子マネーとの素早い連携」が出来るのが大きな魅力。
また、クレジットカードに限らず「業界大手のサービスを利用する」のはおすすめです。
潤沢な資金ゆえにサービスも行き届いていて、分からないことはサポートセンターに聞けばすぐに答えてくれる。Apple Payなどの新しいサービスが始まったときも、イチ早く対応する。
初めてのカードとしても「JCBカードW」は間違いのない選択なのです。
まとめ
「お金がない」が口癖の学生はクレジットカードで支出をまとめてしまうのがおすすめです。
全てをカード払いにすれば、自分が何にお金を使っているのが全て把握することが出来ます。毎月、自分の支出をチェックし、
「このお金は無駄だったな」
「この支払いは仕方ないな」
と見直しを行うことで、「お金がない」を防ぐことが出来るのです。
この記事は大学生のリアルマネー講座の【第6回】です。
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【第1回】
大学生の生活水準
【第2回】
大学生の貯金事情
【第3回】
大学生の有意義なお金の使い方
【第4回】
大学の学費を自分で出すために
【第5回】
大学生のギャンブル講座
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「お金がない」が口癖の大学生へ