エポスカードは「海外旅行サービス+α」で有名なクレジットカードです。
年会費無料でありながら「海外旅行傷害保険」と「国内10,000店舗での優待サービス」が付帯します。
ただ、トップクラスのカードかと言われると、そうでもない。
海外旅行向けカードとしては「学生専用ライフカード(公式)」に軍配が上がりますし、国内向けカードとしては「JCBカードW(公式)」が人気です。
決して悪いカードではないのですが、しっかりと特徴を把握しておかないと宝の持ち腐れになってしまいます。
そこで今回はエポスカードの全てを解説します。
エポスカードとは
【年会費】
→無料
【対象年齢】
→18歳以上。学生から社会人まで全ての人が対象。
【限度額】
→学生は原則10万円。社会人は10万円〜100万円で変動。
【ポイント還元率】
→0.5% 。クレジットカードの平均的な還元率。
【支払い日程】
→27日締め。翌月27日払い
「エポスカード」は、ショッピングビルで有名なマルイグループが発行しているクレジットカードです。
特徴は「海外旅行サービス+α」
学生クレジットカードの基本的なポイントである、
- 世界中で使いやすいVISA
- 年会費無料
- 紛失・盗難保障完備
などの要素に加えて、「海外旅行向けサービス」と「国内優待サービス」を備えているのが魅力です。
エポスカードのメリット
エポスカードは「国外向け」と「国内向け」のサービスをバランス良く提供してくれます。
「国外向け」のメリットはなんと言っても「海外旅行傷害保険」です。
万が一、海外でケガや病気で治療を受けた際の費用を補償してくれるサービス。年会費無料にも関わらず、カードを持っているだけで保険が適用されるのです。
「国内向け」としては、「全国10,000店舗での優待サービス」が挙げられます。
- 大手カラオケチェーン:30%オフ
- 大手居酒屋チェーン:10%オフ
などの優待サービスをカードを提示するだけで受けることが出来るのです。
エポスカードのデメリット
エポスカードに明確なデメリットは存在しませんが、メリットが薄いことは否定できない事実です。
例えば、先ほど紹介した「海外旅行サポート」
エポスカードのサービスも悪くないのですが、単純な比較をすれば、海外旅行傷害保険に加えて「海外利用で3.0%のキャッシュバック」が適用される「学生専用ライフカード(公式サイト)」の方がおトクです。
国内10,000店舗での優待サービスも、実際にはほとんど使わないことがほとんど。
となれば、王道でポイントの貯まりやすい「JCBカードW(公式)」の方が確実にメリットを享受できます。
繰り返しになりますが、デメリットと言うほとではありません。
エポスカードは永年年会費無料ですので、あなたが損をすることはない。ただ、お得なカードを突き詰めて考えていくと、わざわざ選ぶ必要がないのも本音です。
エポスカードを利用している学生の口コミ・意見
ここからは実際にエポスカードを所有している学生の意見を紹介します。
当サイト「大学生はこれを見ろ」の読者の方にご協力頂きました。
勧誘されて何となく
【20歳男 京都大学】
京都のマルイに行ったとき、店頭で勧誘されて作りました。
ちょうど何となくクレかを作ろうと思っていた時期で、年会費永年無料でデメリットがなさそうなのが作った理由です。
国内、海外問わず問題なく使えています。
作ったあとに「大学生はこれを見ろ」のクレジットカード解説記事を見て、他にもいろんなカードがあることを知りました。3枚くらいまでなら発行できるようなので、おすすめされている別のカードも作ろうかと思っています。
赤い券面がオシャレ
【22歳女 武庫川女子大学】
インスタかツイッターで見つけて作りました。
エポスカードを選んだ理由はしっかり覚えてはいませんが、友達も持っていて、カードが赤くてオシャレだと思ったからだと思います。
通販と海外旅行のときくらいにしか使っていませんが、便利だと思います。
あと、カラオケのSHIDAXのルーム料金が30%オフなので、クーポンの中でそれだけはよく使っています。便利です。
エポスカードの申し込み方法
ここからは、エポスカードの入会方法を詳しく解説します。
ほぼ全ての項目を解説しているため長くなってしまいましたが、実際には10分もかかりませんので、あまり気負わずにご覧ください。
また、住所や氏名などを除けば、多少不備があっても申請は通るので難しく考え過ぎないことも大切です。
公式ページから入力画面へ
エポスカードの公式サイトから申し込みページへと進みます。
ちなみに、
【スマホの場合】
空メールを送信→自動返信のリンクから入力画面へ。
【PCの場合】
→直接入力画面へ。
以上のようになりますが、使用機種やブラウザによって異なることもあります。どちらに進んでも、申請は問題なく進むため安心してください。
基本項目の入力
入力画面に進んでからは、
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
などの基本項目を入力していきます。
メールアドレスは「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」などのスマホでしか利用できないキャリアメールよりも、「@gmail.com」や「@icloud.com」などの複数の端末で利用できるメールがおすすめです。
長く利用するアドレスですし、キャリアメールは迷惑メールフィルタが強すぎる。クレジットカード会社からのメールが届かないトラブルがものすごく多いのです。
生計を同一にする人間は「家族の数」
【配偶者】
大半の学生は「なし」を選択。 結婚しているかどうか。
【住居費負担】
大半の学生は「なし」を選択。
実家住みの学生はもちろん、仕送りメインで生活している学生も「なし」
【生計を同一にする人数】
ご両親の収入で生活している人数を選択。同居、別居含む
[例1]
実家住み。「両親」+「祖父母」の場合。
→「5人」
[例2]
一人暮らし。地元に「両親」+「弟」の場合。
→「4人」
また、このあたりの項目は、多少不備があっても問題ありません。
万が一問題があっても、サポートデスクが電話で確認してくれます。
年収は「仕送り」や「小遣い」を含む
年収の欄は、
【アルバイトをしている場合】
→「先月のバイト代」×12を入力。
本来の意味は「昨年の課税所得」だが、学生にそこまでは求めていない。仕送りや小遣いは含めない。
【アルバイトをしていない場合】
→「先月の仕送り(小遣い)」×12を入力。
本来、年収には仕送り(小遣い)は含めないが、エポスカードのシステム上「年収0円」ではエラーになるため便宜上入力する(公式サポートに問い合わせ済)
以上のように入力してください。
また、「仕送り」や「小遣い」を年収に含めるのはエポスカードだけです。他の学生カードは「年収0円」でも申請できるため安心してください。
ちなみに、「年収0円」と入力すると、
「年収0万円の場合、お申込を承れません」
と表示されエラーになります。
キャッシング枠は最大「10万円」
【キャッシングとは】
ATM等から1万円単位で借金できる機能のこと。
国内で利用する必要はないが、海外で現金が必要になった時は便利。
【お客さまのお借入れ状況】
他社からの借金情報を入力する。
・借入に当てはまるもの
→消費者金融からの借金、他社クレジットカードのキャッシング、カードローン等
・借入に当てはまらないもの
→奨学金、スマホの分割支払、学費の分納等
【キャッシングの希望】
「上記以外」を選択した後「10万円」か「0万円」を選択。
エポスカードのキャッシング枠は、
- 50万円
- 30万円
- 20万円
- 10万円
- 0万円
以上5つが選択できますが、学生が選べるのは「10万円」と「0万円」だけです。
また、「クレジットカード」と「キャッシング」の審査は異なります。キャッシングの方が厳しいのです。
そのため「クレジットカードの審査は通るが、キャッシングは不可」という結果もあります。
いつでもリボは「登録しない」
【いつでもリボ(リボ払い)とは】
月々の金額を定めて支払う方法。
「1万円」と設定すれば、100万円分使っても月々の支払は1万円で済む。
ところが、返済までに時間がかかるため、手数料が莫大になる。アメリカでは「リボ破産」が社会問題に。
リボ払いは「申し込まない」にチェック。
カード会社側はリボ払いの方が儲かるため、あらゆるキャンペーンを実施していますが、リボ払いを選ぶメリットは利用者側にはありません。
また、「ETCカード」は有料道路の料金所を後払いで通過できるサービスです。大半の学生には必要ありません。
まとめ
エポスカードは「海外旅行サポート+α」で人気のクレジットカードです。
海外旅行傷害保険などのサポート機能に加えて、国内10,000店舗での優待サービスが魅力。
ただ、海外旅行サポートだけを見れば、キャッシュバック機能の付いている「学生専用ライフカード(公式サイト)」が優れ、
国内利用だけを見れば、ポイント還元率が1.0%の「JCBカードW(公式サイト)」に軍配が上がります。
エポスカードは決して悪いカードではありません。
社会人ならば、メインカードの候補に挙がる優秀なクレジットカードと言えます。
ただ、おトクなカードがいくつも存在する「学生向けカード」の中では、率先して作るほどの突出したメリットがないのは否定できない事実。メインカードよりも、サブとしての利用がおすすめです。