楽天カードは「ポイントが貯まりやすいカード」として有名なクレカです。
基本となるポイント還元率はトップクラスの1.0% 加えて、楽天市場や優待店舗でのポイントアップもあるため、毎月何万円もカードを使う学生ならどんどんポイントが貯まっていきます。
ただし、ポイントの貯まりやすさ以外のメリットは非常に少ない。
学生の利用額は 1万円/月 以下ですので、大抵の学生は楽天カードのメリットを享受することが出来ないのです。そのため、一般的な学生は、他のカードを作った方がおトクになることが多い。
そこで今回は「楽天カード」の全てを解説します。
楽天カードとは
【年会費】
→ずっと無料。
【対象年齢】
→18歳以上。学生から社会人まで全ての人が対象。
【限度額】
→学生は原則10万円。利用実績や属性によって5万円〜100万円で変動。
【卒業後】
→同じカードのまま継続。
【ポイント還元率】
→1%。クレジットカードの中ではトップクラスの還元率。
【支払い日程】
→月末締め。翌月27日払い。
「楽天カード」は、楽天市場で有名な楽天グループが発行しているクレジットカードです。
特徴は「ポイントの貯まりやすさ」です。
学生クレジットカードの基本的なポイントである、
- 年会費無料
- 世界中で使いやすいVISAを選べる
- 盗難保険完備
などの要素に加えて「楽天市場での優待」や「電子マネーとの連動」による圧倒的なポイント獲得を実現しています。
楽天カードのメリット
楽天カード最大のメリットは圧倒的なポイントの貯まりやすさです。
基本となるポイント還元率は1.0%。加えて、楽天市場や楽天トラベルなどの自社サービスでは2%〜4%。また、一部のコンビニやドラッグストア等でも優待が存在します。
【楽天カード】
基本のポイント還元率1.0% 店舗によって優待あり。
【通常のクレジットカード】
基本のポイント還元率0.5% 店舗による優待なし。
加えて、貯まったポイントが非常に使いやすいのも嬉しいポイント。
1ポイント=1円
の換算で楽天サービスでいつでも簡単に使えるのです。楽天カードを持っている人は楽天市場のユーザーなので、貯まったポイントを漏らすことなく確実に使い切ることが出来ます。
楽天カードのデメリット
「ポイントが貯まりやすい」という最大のメリットが、メリットにならない学生が圧倒的に多い。
そもそも、学生のクレジットカード利用額は 1万円/月 にも満たないことが大半。
ポイントにして100円分です。
少しでもポイントが貯まる以上ムダではありませんが、メリットと言うには少し小さいかもしれません。
楽天カードを利用している学生の口コミ・意見
ここからは実際に「楽天カード」を所有している学生の意見を紹介します。
当サイト「大学生はこれを見ろ」の読者の方にご協力頂きました。
楽天で買い物をするときに作った
【22歳女 三重大学】
楽天で買い物をするときにオススメされたので作りました。
入会するだけで2000円くらいのポイントが獲得でき、楽天で買い物をしている内に数百円〜数千円くらいは知らない内に溜まっている印象です。
私のように、楽天でよく買い物をする学生さんは作っておいて損はないと思います。
お買いものパンダがかわいい
【21歳女 同志社大学】
カードのデザインをお買いものパンダにできると聞いて作成しました。
カード自体はあまり使っていないのでお伝えできることはあまりないのですが、お買いものパンダのカードは「MasterCard」か「JCB」を選ばないと作ることが出来ません。
もし、私の他にもお買いものパンダ目当てで作る学生の方がいらっしゃるのであれば、そこだけは注意してください。
ちなみに、「お買いものパンダ」とは楽天のオリジナルキャラクターのこと。楽天カードは券面のデザインに「お買いものパンダ」を選ぶことが出来ます。
楽天カードの申し込み方法
ここからは、楽天カードの入会方法を詳しく解説します。
ほぼ全ての項目を解説しているため長くなってしまいましたが、実際には10分もかかりませんので、あまり気負わずにご覧ください。
公式ページから入力画面へ
楽天カードには店頭ショップが存在しないため、楽天カードの公式ページにアクセスして「申し込み画面」に進みます。
- 楽天会員の方
- 楽天会員ではない方
の2つがありますが、申し込み方法は原則どちらも変わりません。
決済ブランドとデザインを選ぶ
最初に「決済ブランド」と「カードのデザイン」を選択します。
【決済ブランドとは】
「クレジットカードが使えるか」を決める決済会社のこと。各ブランドの特徴は以下の通り。
VISA
→世界最大規模の決済会社。国内、国外どこでも使える。
Master Card
→VISAに次いで世界2番手。国内、国外どこでも使える。
JCB
→日本唯一の決済会社。国内での加盟店数はトップだが国外では弱い。
基本的には「VISA」か「JCB」を選ぶのが正解ですが、「MasterCard」を選べる学生カードは少ないため、複数枚のカードを持つなら「MasterCard」がオススメ。
また、デザインには、
- 楽天カード(通常)
- 楽天ピンクカード(女性向け)
の2つが存在しますが、基本的な機能は同じなのでデザインの好みで選んでください。
暗証番号は絶対に忘れない数字を
続いて、
- 暗証番号
- 家族カード
- ETCカード
の設定を行います。
【暗証番号】
→カード利用時に必要になる4桁の暗証番号。絶対に忘れない数字を設定する。
【家族カード】
→家族が使えるクレジットカードのこと。99%の学生は必要なし。
【ETCカード】
→有料道路を自動通過できるカードのこと。大半の学生には必要なし。自家用車があるなら検討価値あり。
「暗証番号」が最重要項目です。支払い時には、
- サイン
- 暗証番号入力
のどちらかを求められるため、絶対に忘れない数字を設定してください。
楽天Edyは必要に応じて設定
【楽天Edyとは】
楽天が提供する電子マネー。
コンビニなどの小売店ではタッチするだけで支払いが完了する。
楽天カードには、カード一体型の電子マネー「楽天Edy」を付帯させることが出来ます。
利用用途に応じて選択すれば問題ありませんが、よく分からないのであれば、
- 楽天Edyは「希望する」
- オートチャージは「申し込まない」
がオススメです。
こうしておけば、電子マネーが必要になった時すぐに利用することができ、知らない内にチャージされることもありません。
Edyからのお知らせは「受け取らない」
【楽天Edyからのお知らせ】
→「受け取らない」を選択。楽天からのダイレクトメールはめちゃくちゃ多い。
【紹介者ID】
→空欄でOK 楽天カード所有者のIDを入力すれば、所有者に一定のポイントが入る制度。
このあたりは特に迷うことはないでしょう。
名前と誕生日を入力
- 名前
- ローマ字
- 誕生日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
などの基本情報を入力します。
また、また、メールアドレスは「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」などのスマホでしか利用できないキャリアメールよりも、「@gmail.com」や「@icloud.com」などの複数の端末で利用できるメールがおすすめです。
世帯状況を入力する
【ご家族について】
→実家住みは「独身(家族同居)」 一人暮らしは「独身(家族別居)」を選択。
【世帯人数】
→ご両親の収入で生活している家族人数を選択。
【居住状況】
→実家住みは「持ち家(配偶者以外所有)」 一人暮らしは「賃貸マンション」
【居住年数】
→同一住所に住んでいる期間を入力。
【住宅ローン・家賃の支払い】
→住宅ローンを完済している実家住み以外は「支払いあり」を選択。
このあたりの項目は難しく考えなくても大丈夫です。
例えば、住んでいる場所が「大学の寮」や「大学が一棟借りしているマンション」だった場合、
- 賃貸マンション
- アパート
- 寮
のどれを選んでも構いません。楽天カード側からしても大した重要項目ではない。
銀行口座の設定
クレジットカードの利用代金を引き落とす銀行口座を設定します。
【インターネットでお手続き】
→銀行口座のインターネットバイキングを利用している場合、すぐに設定が完了する。銀行印も不要。
【郵送でお手続き】
→申し込み後、郵送にて手続きを行う。銀行印は必要。「1〜2ヶ月」と記載してあるが、こちらが迅速に行えば2〜3週間では済む。
オススメは「インターネット手続き」ですが、急いでいないのなら「郵送」でも問題ありません。
キャッシング枠の設定
【キャッシングとは】
ATM等から1万円単位で借金できる機能のこと。
国内で利用する必要はないが、海外で現金が必要になった時は便利。
また、収入がない学生は対象外のため、後の項目で「年収0円」を選択していると利用できない。
楽天カードのキャッシング枠は、
- 50万円
- 40万円
- 30万円
- 20万円
- 10万円
- 5万円
- 0万円
の7つから選ぶことが出来ますが、学生が通るのは、
- 10万円
- 5万円
- 0万円
の3つだけです。
また、「クレジットカード」と「キャッシング」の審査は異なるため「クレジットカードの審査は通るがキャッシングは不可」という結果もあります。逆はありません。
リボ払いは「申し込まない」
【リボ払いとは】
月々の金額を定めて支払う方法。
「1万円」と設定すれば、100万円分使っても月々の支払は1万円で済む。
ところが、返済までに時間がかかるため、手数料がものすごく大きくなり損をしがち。
リボ払いは、利用者にメリットがほとんどない支払い方法です。絶対に利用しないでください。
逆を言えば、企業側は手数料によって非常に儲かる。そのため、楽天カードにおいても、
「リボ払いを設定すれば5000ポイントプレゼント!」
みたいなキャンペーンを行なっていますが、そのポイントは諦めてください。
年収は「先月のバイト代」×12
【本人様収入について】
→バイトをしているなら「収入あり」 バイトをしていないなら「収入なし」 また、小遣いや仕送りは収入に含めない。
【本人様税込年収】
→「先月のバイト代×12」を入力。本来の意味は「昨年の課税所得」ですが、学生にそこまでは求めていない。証明書の提示もない。
学生ならば、「収入なし」でも審査に通るので安心してください。
世帯年収は両親に確認
【預貯金額】
→銀行口座の残高ではなく「1年にクレジット支払いに当てられる金額」を入力する。大体で大丈夫。
【世帯年収】
→ご両親も含めた世帯年収を入力。大体で構わないが、両親に確認するに越したことはない。
お支払い口座情報を入力
先の項目で、銀行口座を「インターネットで登録」を選んでいた場合、ここから口座登録が始まります。
口座のインターネットバンキングにログインする必要があるため、
- ログインID
- パスワード
などを準備して手続きに進んでください。
これで楽天カードの申し込みは完了です。お疲れ様でした。
まとめ
楽天カードは「ポイントの貯まりやすさ」が魅力のカードです。
特に、楽天で買い物をする学生は持っておいて損はありません。クレジットカードを賢く使い、お得にポイントを貯めたいのなら楽天カードで決まりです。