大半のクレジットカードは、2つの会社が組み合わさって出来ています。
つまり、
【カード発行会社】
→カードを発行している会社。ポイントや保険などの各種サービスを担当。「三井住友カード」や「楽天カード」など。
【決済ブランド会社】
→決済機能を提供している会社。利用者とお店のお金を繋いでいる。「VISA」や「JCB」など。
この2つです。
ところが、大学生は「カード発行会社」ばかりに注目しがち。クレジットカードのことをしっかり理解したいのなら「決済ブランド会社」を外すことは出来ないにも関わらず、です。
そこで今回は、クレジットカードにおける決済ブランドの一般常識を解説します。
【好きな決済ブランドでカードを作るなら】
「楽天カード(公式サイト)」なら、日本で一般的に使われている全ての決済ブランドを選ぶことが出来ます。
公式サイトから5分ほどで申し込みは完了。1週間ほどで手元に届くためスピード感もばっちりです。
決済(国際)ブランドとは
決済(国際)ブランドは、世界中のクレカの決済機能を担っています。
代表的な決済ブランドは次の4つ。
- VISA(ビザ)
- MasterCard(マスターカード)
- JCB(ジェーシービー)
- AmericanExpress(アメリカンエキスプレス)
日本で発行される全てのクレジットカードは上記4社のいずれかと属していて、カードの右下にロゴが入っています。
「楽天カード」は、好きな決済ブランドを選べます。下記のデザインなら「楽天カード」と「AmericanExpress(アメリカンエキスプレス)」の提携。
「JCBカードW」は、発行会社と決済会社が同じ珍しいカードです。両方とも「JCB」が担当しています。
では、決済ブランドによってどんな特徴が生まれるのか。
分かりやすく解説していきます。
「どこで使えるか」が決まる
決済ブランドによって「どこでカードを使えるか」が決まります。
意識していないと気付きにくいのですが、クレジットカードが使えるお店の前には必ず決済ブランドの表記がしてあります。
例えば、この写真を見てください。
こんな表記があったのなら「VISA」と「MasterCard」しか使うことは出来ません。「JCB」や「AmericanExpress」のカードを出しても断られるだけです。
反対に、こんな写真のお店ならば全てのクレジットカードが使えます。
日本国内で発行できるカードだけでなく、
- アメリカのDISCOVER(ディスカバー)
- 中国の銀聯(ぎんれん)
などが使えるのが分かります。
それぞれのブランドの特徴
各決済ブランドには、以下のような特徴があります。
【VISA】
世界最大の決済ブランド。欧米、アジア、日本国内、世界各国どこでも使える。故に、クレジットカード1枚目はVISAを選ぶのが大原則になる。
【MasterCard】
VISAに次いで2番手。国内、国外ともにほとんど使える。悪くはないが、VISAを外してこちらを選ぶ意味はない。
【JCB】
日本唯一の決済会社。国内では強いが、海外では弱い。国内でしか利用しないのならJCBもあり。
【AmericanExpress】
加盟店少なめ。元々、富裕層メインのため、先進国都市部では問題ないが田舎や発展途上国では使いづらい。
日本国内では全ての決済ブランドが使えることが多いため、さほど神経質に選ぶ必要はありません。
ただ、迷うのであれば、
- 世界中で強いVISA
- 日本国内で強いJCB
このどちらかを選べば間違いないでしょう。
複数の決済ブランドを持つのが正解
もし、2枚以上のクレジットカードを持つのであれば、決済ブランドは別々のものを持つのが正解です。
と言うのも、決済ブランドはネットワークシステムですので、なんだかんだシステム障害が定期的に起こります。
1年に1回あるかないかのトラブルですが、クレジットカードを使うときって、毎回何かしらの理由があることが多い。
いざという時に使えないと本当に不便ですので、2種類以上の決済ブランドがあると安心なのです。
海外旅行中は、特に。
決済ブランドが自由に選べるクレジットカード3選
基本的に、クレジットカードの決済ブランドは固定です。
大学生の王道クレカ「JCBカードW」は『JCB』で固定ですし、海外旅行で人気の「セゾンブルー ・アメリカン・エキスプレス・カード」は『AmericanExpress』で固定です。
しかし、一部のクレジットカードは決済ブランドを自由に選ぶことが出来ます。
そのため、決済ブランドに強いこだわりがある場合や、複数枚のクレカを持つときは非常に便利です。
決済ブランドを自由に選べるカードは次の2つ。
【楽天カード(公式サイト)】
→VISA,MasterCard,JCB,AmericanExpressの全ての決済機能を選べる唯一の学生向けクレジットカード。手軽に発行できる。
【学生専用ライフカード(公式サイト)】
→VISA,MasterCard,JCBを選べる。年会費無料で海外旅行傷害保険が付いているため、海外用のサブカードに最適。
それでは、1枚ずつ詳しく解説します。
楽天カード
全ての決済ブランドを選べる唯一の学生向けクレカが「楽天カード」です。
- VISA
- MasterCard
- JCB
この3つを選べる学生向けクレジットカードは何枚か存在しますが、
- AmericanExpress
を加えた全ての決済ブランドを選べるのは「楽天カード」だけ。年会費も無料ですので、サブカードとしては選びやすい。
加えて、大学生なら誰でも発行できて、発行スピードが早いのも嬉しいポイント。
カード自体に明確なメリットがある訳ではありませんが、
「手軽なサブカード」
としては悪くない1枚です。
学生専用ライフカード
海外旅行用のサブカードとして最適なのが「学生専用ライフカード」です。
選べる決済ブランドは、
- VISA
- MasterCard
- JCB
この3つだけですが、持っているだけで「海外旅行傷害保険」が適用されるのが嬉しいポイント。
【海外旅行傷害保険とは】
海外での高額医療費のための保険。
社会保障費を払っていない海外では、単純な診療でも数万円を取られる。万が一、手術になれば数百万円になることも。
そのため、海外旅行用のサブカードとしてのメリットは抜群。
おすすめは「MasterCard」です。
「MasterCard」はシェア二番手でありながら、学生が発行できるカードは少ない。加えて、保険付きで発行できるのは「学生専用ライフカード」だけですから、サブカードとして最適なのです。
まとめ
大半のクレジットカードは「カード発行会社」と「決済ブランド会社」の2つが組み合わさって出来ています。
もし、決済ブランドから選ぶのであれば、
- 世界中で使えるVISA
- 国内最強のJCB
このどちらかを選ぶのが正解です。そして、具体的なカードとしては、
全ての決済ブランドを選べる「楽天カード」か、
海外旅行傷害保険付きで3つの決済ブランドを選べる「学生専用ライフカード」なら間違いありません。
また、決済ブランド以外の要素、
- 将来のステータス性
- 海外旅行サポート
- ポイント還元率
などからクレジットカードを選びたい方は、以下の比較記事をご覧ください。