就活のスーツ
「就活のスーツが黒ばかりなのはおかしい!」
「自由に選ばせるべきだ!」
「喪服みたいじゃないか!!」
多少自分で考えることが出来る学生や、若い就活支援系の人はみんなそう言います。
だけど、本当に「就活スーツはダメなもの」でしょうか?私は非常に便利なものだと考えていますし、仮に就活スーツという文化がなくなっても就活生には今と同じようなスーツを勧めます。
数少ない「考えなくて良い正解だから」です。
自己PRや志望動機に正解はあるのか
ここで「面接対策」に目を向けてみましょう。
自己PRや志望動機、企業研究に入退室のマナーetc
学生たちは様々なことを考えながら選考に挑みます。そして、選考の合否はそれらの要素が複雑に絡み合うのです。
成功の理由も失敗の理由も正確には分かりません。
自己PRは良かったのか。志望動機は充分だったのか。それとも入退室に失敗したのか…?
ところが、入退室のマナーをしっかり学んでいた学生ならば悩む必要はありません。
「マナーだけは問題なかったはずだ。つまり、問題があったのは『話の内容』だ。自己PRと志望動機をもう1度見直そう」
そう考え、即座に修正に向かうことが出来ます。
私服面接はどうするのか
大これの記事の中でも、年間を通してアクセスが集まっているのは以下の記事です。多くの大学生が「私服選考」に頭を悩ませています。
【過去記事】
就活における「私服面接」の考え方【男女ともに画像あり】
今や企業も必死。ウェブの発達によって悪い噂はすぐに広がるし、イメージが下がれば志望者数は激減してしまう。
「スーツがうざい」という噂を聞きつけ「私服でおこしください(スーツ不可)」なんてわざわざアピールする企業も増えてきました。
だけど、就活生にとってはその方が辛い。
「私服って何だよ」
「シャツ?チノパン?」
「え、デニムはダメなのかな?」
「これで絶対大丈夫なの?」
結局悩みの種が増えるだけです。もし面接に落ちればこう考えます。
「悪かったのは自己PRかな…いや、服装をミスっていたのかも…」
スーツは「絶対に間違えない」
(出典:スーツカンパニー)
就活は大半の学生にとって初めてのものです。
説明会に行くこと、会社の内部に入ること、エントリーシートを書くことetc
様々な「初めて」が全て負担に繋がります。
そんな時「服装を考えなくても良い」ということがどれだけ学生の負担を軽くしてくれるか。
就活において外見は重要な要素の1つです。しかし、外見が原因で落とされることはあっても、外見だけで内定を得ることはできません。つまり、
「絶対に外さない」
それだけで、就活のスーツには大きな意味があるのです。
まとめ
大これ(当サイト)ではスーツの色や私服まで細かく指定することが多い。
ただ、本当の意味で「自分で考えられる」ならば何でも良いんです。ベージュのスーツだろうがダメージデニムだろうが選考に影響のない企業も存在します。
だけど、そこに思考の容量を使うのは勿体ない。外見だけで内定を得ることは出来ないのですから。
就活における外見は「絶対に外さない」が原則。
就活スーツをしっかりと着こなしていればそれで良いんです。