京都銀行はブラックなのか？ちょっと話そう

京都銀行

まとめサイトにこんなレスをいくつか見つけました。

私は京都出身で、今も活動の中心は関西のため、京都銀行は非常に馴染み深い銀行です。

せっかくなので、少しだけ内部事情を解説します。

そもそも、京都銀行って？

関西在住なら知らない人はいないと思いますが、読者の方には関東の学生も多いので説明します。

京都銀行は、京都市内に本店を構える地方銀行。

預金量は5兆8,702奥円、資産額は地方銀行7位。

出身校は関関同立（関東で言うMARCH）をメインに、産近甲龍（関東で言う日東駒専）や京大阪大神大なども少々。

関西で「京都銀行に就職決まった」と言えば、「良いとこ決まったやん！」と返される銀行。

メガバンクには劣るけど、地方銀行の中ではトップクラス。

そんなところです。

なぜ京都銀行はブラックと言われているのか

京都銀行がネット上でブラックと言われる根拠は主に2点。

「激務」と「離職率」です。

激務

「京都銀行は勤務時間が長い」という噂が流れています。

「忙しいところだと毎日10時を過ぎる」

「毎日午前様なの残業代は出ない」

等々。

離職率

「就職四季報」においては、京都銀行は3年後離職率を発表していません。

ただ、就職四季報全体の空気では、3割を超える離職率だと無回答になっているようです。

実際はどうなのか

激務の真実

支店や部署にもよりますが、普段は大体6〜8時退勤。

月末や決算期は10時〜11時まで業務が追われることもあるようです。

ただし、残業代はきっちり出ます。

離職率の真実

男女で大きな開きがあります。

知り合いの20代後半の行員に聞いたところ、

「男子は1〜2割くらい。女子はもうかなり辞めてる」とのこと。

これってブラックか？

「ブラック企業」って「不当な給与で社員を休み無く働かせる企業」のことです。

確かに京都銀行の仕事は『簡単』ではありません。

人のお金を預かる仕事ですから、1円でも誤差があれば徹底的に調べ、一般的な仕事に比べれば神経質な部分もあります。

しかし、それも「金融」という仕事の根本を考えれば当然の話です。

離職率の件も同じです。

京都銀行は女子の採用数が多く、

結婚や収入への意識の差などから、男子よりも女子の方が離職率は圧倒的に高い。

そして、3年以内の離職率30%は最早「当たり前」の時代です。

でも、「離職率3割超えは批難されがちだから、無回答にする」

当然の流れと言えます。

ネットの情報は鵜呑みにするな

このブログでも何度も解説していますが、ネットの情報や就活生同士の噂を鵜呑みにするのは非常に危険です。

特に、ウェブ上では1の情報が拡散されるうちに10や100になることがザラにあります。

就活はあなたの人生の指針となる活動です。

本当に気になる情報を見つけたのなら、OB訪問やキャリアセンター、すでに就活を終えた先輩など信頼できる情報元に確認しましょう。

「噂」や「〜らしい」なんて情報で行動して良いほど、就活は軽いものではありません。

まとめ

京都銀行はブラック企業ではありませんが、

勤務時間は比較的長く、離職率も高いため、「ブラック」と言われる要素は揃っています。

しかし、本当に大切なのは、「あなたにとってその要素は『ブラック』なのか」ということ。

ウェブの情報や噂に惑わされることなく、自分の道は自分で決めてください。