結論から話す
「就活における大切なこと」というと様々なことが挙げられますが、
エントリーシート、筆記試験の小論文、面接などの言葉を相手に伝えることにおいて、「結論から話す」ことは鉄則の1つです。
結論から、話すのです。
(↑結論から話している)
「結論から話す」とは
例えば、あなたはサークルの部長を努めた経験から「リーダーシップ」があることを自己PRしたいとします。
とは言え、
「私はリーダーシップがあります!!」
と言うだけでは根拠も何もないので、サークルでの経験を同時に話すとしましょう。
それを簡潔に文章に起こすとこうなります。
私は100人規模のサークルの部長を努めました。
↓
100人も学生がいると様々な問題が起こります。
↓
しかし、私は〜〜という風にしてこれらの問題を解決しました。
↓
以上のことから私にはリーダーシップがあります。
日本語の正しい文章の基本である起承転結です。
文章に起こすのならばこれで全く問題ありません。しかし、起承転結は受け取る側に余裕があることが前提なのです。
相手に分かりやすく伝えたいのならば、結・起承転結が理想です。
結起承転結
上記の文章は要約なので4行で済んでいますが、実際に話すとなると3分はかかるでしょう。結論は一言なので、結論を除いた起承転の部分だけでほぼ3分話すことになります。
3分間も結論が分からない、言ってしまえば何が言いたいか分からない話を聞き続けるのは非常に苦痛です。
結論までたどり着いたときにようやく、「あぁ!それが言いたかったのか!」となることも少なくありません。
ところが、結論を先に言ってしまえば、それ以降の話がどのように繋がるかが容易に想像できるようになります。
言い換えれば、起承転の部分が多少雑でも面接官が勝手に補完して理解してくれるのです。
そして、アピールしたいことを強めるために最後にもう1度結論を入れるのが理想型の1つです。
面接でも、エントリーシートでも、小論文でも
結起承転結は話し言葉だけだと思われがちですが、エントリーシートや小論文などの筆記でも同様のことが言えます。
大学までは「長文は美徳」みたいな風潮がありますが、ビジネス(就活)の世界では要点を簡潔に伝えられないやつはバカです。
あなたが思っているよりも企業はESや小論文をじっくり見ていないのです。先日は「ES1枚にかける平均時間は40秒」というニュースが話題になりました。
一目で要点を伝えられる文章が必要なのです。それを実現するための結・起承転結です。
まとめ
「結論から話して、最後にもう1度結論を伝える」
これによって、要点が相手に伝わりやすいだけでなく、それ以降のエピソードも採用担当者が勝手に良い方向に解釈してくれます。
これほど簡単で効果的な話し方はありません。
社会人になってからも必要なことなので、就活の間に体に染み込ませておきましょう。