就活に時計は必須ではないが、あった方が良い。
細かい理由を言い出せばキリがありませんが、スーツの腕に腕時計があると見栄えが良い。スーツにはネクタイを巻き、革靴を履く。それと同じように、腕時計があった方がしっかりと見える。
この「しっかりと見える」を甘く見てはいけません。
「人の第一印象は5秒で決まる」と言われるように、視覚情報の大きさはバカにできない。あなたの見た目は、就活の合否に大きく影響するのです。
加えて、就活時計なんて3000円以内で購入できるのですから、わざわざハズす意味がありません。
とは言え、当サイト「大学生はこれを見ろ」には就活の時計に関する質問が後を絶ちません。
そこで今回は、
この3つに分けて、新卒就活における時計の全てを解説します。
就活における腕時計の基礎知識
「時間なんてスマホで見れるじゃん!時計なんかいる!?」
そう考えている学生も多い。確かに、時間を見るためなら時計なんて必要ではありません。あなたの持っているスマホはもっと高機能です。
しかし、就活に時計が必要な理由は実利ではありません。
「常識」です。
スーツに腕時計は"常識"
前提として、スーツに腕時計は常識の問題です。
ネクタイや革靴と同じように、スーツには腕時計をする。これは当たり前の話であり、理由を求めるものではありません。
ただ、スーツの常識も時代と共に変わりつつあります。
2017年にはスポーツ庁が「スーツでスニーカー通勤」を推し始め、スマホが普及した現在、スーツに時計をしない若手ビジネスマンをも増えています。将来的には「スーツに腕時計」なんて常識は消え失せるかもしれません。
しかし、今はまだまだ常識です。
大抵の面接官は30歳を超えています。人事権を持つ役員は40歳オーバーがほとんど。そして、彼らは「スーツに腕時計」が常識の世代なのです。
選考過程で時計が必要になる
「グループディスカッション」や「筆記試験」で腕時計が必要になることも多い。
時計がない採用会場も少なくないのです。選考中にスマホで時間を確認することは出来ませんし、腕時計がないと不便な思いをすることになるでしょう。
最悪、時計を持ってなくても何とかなりますが、あるに越したことはない。
シンプルなビジネス時計を選ぶ
就活時計はスーツに合う「ビジネス時計」を選んでください。
基本的な要素としては、
【ベルト部分】
メタルベルトが基本。黒の革ベルトも可。
【文字盤のデザイン】
針のあるアナログ時計。デジタルは避ける。
【文字盤の色】
白,黒が最もフォーマル。青もビジネス人気高め。
この3つの要素に気をつければ問題ありません。
また、女子は上記の条件よりも緩く考えても大丈夫。
あまりにも派手なものは避けるべきですが「ピンクゴールド」や「茶色の革ベルト」くらいならば許容されます。
今すぐ買える就活時計の選び方
ここからは、男女別に具体的な就活時計を紹介します。
予算別にいくつかのアイテムを紹介しているため、気になったアイテムがあれば是非ご覧ください。
メンズの就活時計
繰り返しになりますが、メンズの就活時計の条件は3つ。
- メタルベルト
- アナログ時計
- 白,黒,青の文字盤
それでは「5000円前後」と「1万5000円前後」に分けて見ていきましょう。
5000円前後の腕時計
5000円前後でも、必要十分なビジネス時計を購入することが可能です。
日本には、世界規模で見ても有名な三大時計メーカー、
- カシオ
- シチズン
- セイコー
が存在しています。そして、三社のベーシックモデルは「5000円以内で買える良質な時計」として世界中で愛されているのです。
上記は日本メーカーの強さを思い知らされるアイテムです。
手の届きやすい価格でありながら、如何に愛されているかがAmazonのレビューを見れば分かります。
また、もう少し予算を上げて5000円前後出すのであれば、
- 日常生活防水
- 電池不要のソーラー
- 夜光インデックス
などの機能を搭載した上位モデルを購入することも可能です。
1万5000円前後の腕時計
1万5000円まで予算を上げると、デザインのバリエーションが一気に広がります。
デザイン面で言えば、三針時計よりも存在感のある「クロノグラフ」が人気です。このあたりを購入すれば、社会人になってからも末長く愛用することが出来ます。
また、3万円を超える価格帯だと「アパレルブランドの時計」も購入することが可能です。
性能面のコスパで言えば時計ブランドには敵いませんが、お好きなアパレルブランドがあるならばそちらも検討してみてください。「ポールスミス」や「カルバンクライン」などが人気です。
レディースの就活時計
レディースのデザインは、男子に比べるとかなり緩くなります。
- メタルベルト
- アナログ時計
- 白,黒,青の文字盤
これらの要素が最もフォーマルなことに変わりはありませんが、「茶色の革ベルト」や「ピンクゴールド」なども許容されるのです。
誤解を恐れずに言えば、
「よほど派手じゃない限りは、何を着けても大丈夫」
と考えても構いません。
5000円前後の腕時計
この価格帯は、日本メーカーのベーシックモデルを選ぶのが正解です。
具体的に言えば、
- カシオ
- シチズン
- セイコー
を合言葉に3000円以内で探すとコスパ抜群の時計が見つかります。
1万5000円前後の腕時計
この価格帯になるとジュエリーウォッチの雰囲気が強くなります。
あまりにも華やかな雰囲気はNGですが、肌馴染みの良い「ピンクゴールド」くらいならばOKです。
もちろん、正攻法で選ぶのも正解です。
いくら「許容される」と言っても、わざわざ際どいラインを攻める必要はない。メタルベルトのビジネスデザインを選べば、どんな業界に内定しても長く使うことが出来ます。
就活の腕時計に関する質問集
ここからは、当サイト「大学生はこれを見ろ」に届いた就活時計に関する質問を紹介します。
随時追加する予定ですので、気になることがあればコメント欄にどうぞ。
高級ブランドの時計はダメ?
一目で高級ブランドだと分かるものは避けるべきです。
ただ、高級ブランドでもベーシックデザインならば問題ありません。具体的に言えば、ロレックスの「パールマスター」は避けるべきですが、
ロレックスの「エクスプローラー」はOKです。
赤い文字盤の時計はダメ?
好ましくはありませんが、わざわざ買い換えるほどでもない。
繰り返しになりますが、日本におけるビジネス時計の文字盤は、
- 白
- 黒
- 青
が基本なのです。そのため、今から買うのにわざわざ赤を選ぶ必要はない。
ただ、そこまで厳密にチェックする面接官は稀ですので「赤い文字盤の時計しか持ってない」と言うのであれば買い換える必要はありません。「赤」に限らず「緑」や「ベージュ」も許容範囲です。
また、女子は何色でも構いません。
私服面接でも時計は必要?
あった方が良い。
スーツでないなら見栄えの問題はありませんが、筆記試験やグループディスカッションで必要なパターンは前述の通り。
ダニエル・ウェリントンでも良い?
モノによります。
男子は「黒×シルバー」のシンプルモデルなら"あり"。他の色味は避けた方が良い。
女子は大体なんでもOK。あまりにもカジュアルすぎる「リボンベルト」は避けて、
「革ベルト」のものを選んでください。
Gショックでも良い?
いかにもGショックらしいデザインは避けてください。
樹脂ベルトのデジタル時計は機能性に優れていますが、スーツには不似合いです。
反対に、GショックでもメタルベルトのアナログデザインならばOKです。
時計はどこで買えば良い?
ご近所の時計屋で大丈夫です。
大型のショッピング施設には必ず時計屋が入っています。その中で予算に応じたビジネス時計を探せばハズレはありません。
また、2万円以下の予算ならば「Amzonの就活時計コーナー」での購入もおすすめです。
Amazonは腕時計販売に力を入れるため、アイテムによっては20%オフ〜40%オフで購入することが出来ます。サイズ調整だけがネックですが、昨今の腕時計の大半は自分でサイズ調整が可能のため、大きな失敗をすることはありません。
万が一、自分で出来なくとも、近所の時計屋に持っていけば数百円で調整してくれるので安心してください。
まとめ
就活に時計は必須ではないが、あった方が良い。
「スーツに腕時計は常識」と考える面接官は少なからず存在するのです。加えて、3000円程度でリスク回避できるのですから、着けずにギリギリを走る必要はありません。
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