スカートの方が有利?
こんなニュースが話題になっているようです。
女子就活にはスカートとストッキングが断然有利=新卒採用担当調査
要約すると、
新卒担当者200人にアンケートを取ったところ、
96.0%の新卒採用担当者が「見た目は面接で印象を大きく左右する」と回答。
また、女性の就活時のファッションについて、スカートとパンツスーツの、どちらが面接の時に有利かを聞いたところ、73.5%の担当者が「スカートが有利」と回答。
とのこと。
この内容に関して多くの議論が巻き起こっているようなので、私の意見もまとめておきます。
まず、このアンケートはアテにならない
大前提としてこのアンケートが作為的に作られている可能性を考慮しなければなりません。
アンケートを実施しているのは、
ロングセラーストッキング“満足”を展開する会社、『福助』
ストッキングを作っている会社の人から、
「スカートとパンツどっちが就活に有利ですか?」
なんて聞かれて、「パンツ!」と答える人はいません。
オマケに、この記事自体はヤフーニュースですが最後の二段落はほぼ『福助』の宣伝です。
おそらくこの記事は純粋な「ニュース」ではなく、『福助』側が金銭を払って実現するタイアップ広告の一環と考えられます。
この様なアンケートを参考にする際は、作成された背景も考慮するべきなのです。
自分の好きな方を選べば良い
パンツかスカートか、どちらかが明確に有利ということはあり得ません。
ただし、相手に与える印象は変わります。
スカートは女性らしさと愛嬌
スカートを選ぶと「女性らしさ」と「愛嬌」を相手に印象付けることが出来ます。
また、就活の基本はスカートです。
スカートを選ぶことでマイナスの印象を与えることはありません。
パンツは活発さと優秀
パンツを選ぶと「活発さ」と「優秀」の印象を相手に与えることが出来ます。
商社や大手メーカーの総合職など、いわゆるキャリアウーマンを目指すのならばパンツを選ぶと良いでしょう。
ただし、一昔前まで女性のスーツスタイルはスカートが圧倒的に一般的でした。
そのため、中小企業などの風土を大切にしている年配の方からはウケが悪いことがあります。
どちらが似合うのか
何より大切なのは、あなたが似合う方、履きたい方を選ぶこと。
普段からスカートを履いている人が面接の時だけパンツを履いたりすると、慣れないスーツと相まってどうしてもスーツに着られている様な風体になってしまいます。
自分に似合うスーツを選ぶことで自信にも繋がり、毅然とした態度で面接に挑むことが出来るのです。
TPOに応じて使い分ける
どちらかを選ぶことでの優位性はありませんが、パンツスーツの方が圧倒的に動きやすいことは事実です。
そのため、動き回ることが多い合同説明会や、直接面接官と対峙しないグループディスカッションなどはパンツスーツで、面接の際は女性らしいスカートで、といった使い分けもオススメです。
まとめ
パンツとスカートどちらかが明確に有利ということはあり得ません。
ですが、ここまで読んでまだ悩むのならスカートをオススメします。
冒頭のアンケートの真偽はともかく、面接官におじさんが多いのは事実ですから。