説得力
なにを言ってもどこか信じられない人、
なにを言っても何だか納得してしまう人。いますよね。
「説得力」なんて言葉で片付けるのは簡単ですが、じゃあ「説得力」ってなんでしょうか。
どうすれば説得力を身につけることが出来るのでしょうか。
立場、肩書きがあること
説得力を決定付けるのは、話し方や語彙力ではありません。
「立場」や「肩書き」です。
例えば、プロ野球選手のイチローが「努力」についてここで語るとすれば、あなたはきっと黙って聞くでしょう。
しかし、あなたはイチロー選手のことを本質的には何も知りません。
それでも、黙って聞くのはイチロー選手が「有名なプロ野球選手」で「結果を残している」からです。
イチロー選手は少し極端な例ですが、
経済を語るとき、「教授」と「学生」のどちらに信憑性があるか。
お洒落を語るとき、「東京住み」と「地方住み」のどちらがお洒落っぽいか。
恋バナをするとき、「年上」と「年下」のどちらに相談したいか。
ほんの些細な「肩書き」や「立場」があなたの言葉に説得力を持たせてくれるのです。
断言すること
「肩書き」や「立場」を持っていないにも関わらず、抜群な説得力を持っている人は大抵このパターンです。
「〜だと思う」「〜じゃないかな」ではなく、
「〜だ」「〜以外に考えられない」と断言する。
これが言葉に力を持たすためには重要な要素で、断言するってことはリスクを背負うってことなんです。
物事を断定して話すと、後々間違っていたときに責任を追求されるかもしれません。語尾を弱くすればその追求から逃れることが出来ます。
語尾を強めれば強めるほど、あなたが背負う責任は大きくなります。
責任が大きくなればなるほど、あなたの言葉に力が宿るのです。
相手の目を見て話すこと
コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションが存在します。
言語コミュニケーションとは、文字通り話の内容や文法、単語の選び方など言語そのものを、
非言語コミュニケーションとは、表情や視線、身振り手振りなどの言語以外の部分を指します。
へらへら目をそらしながら軽いノリで告白するのと、
目をまっすぐに見て「好きだ」と伝えるのとどちらが気持ちを的確に伝えることが出来るのかは明白です。
日常の些細なことでも
以上3つを意識すれば、簡単に言葉に力を持たすことが出来ます。
また、少し応用することも可能です。
例えば、「立場や肩書きがあること」は言い換えれば、「権威に弱い」ということ。
話の最後に「教授も言ってたよ」「◯◯先輩も言ってた」と付け加えるだけで相手の受け取り方は大きく変わります。
まとめ
- 「肩書き」や「立場」があること
- 断言すること
- 目を見て話すこと
以上の3つを意識することで簡単に言葉に力を持たせることが可能です。
就活、サークル活動、アルバイト、人間関係を円滑に進めるには説得力は必要不可欠。
ぜひ上記3つを意識してみてください。