コネ入社
就活の時期になると「コネ入社」が存在するのかどうかは必ず議題に上がります。
私はこの議論が本当に無駄だと思っています。
だって、"ある"に決まっているし、"ない"あなたはコネを気にしても時間のムダなんですから。
「コネ入社」は当然"ある"
コネ入社が"ある"か"ない"かなんて議論はどうでも良い。
学生ならまだしも、いい大人で「コネ入社はない」って言ってるのは本物のバカか、口に出して良いことと悪いことを理解しているとても賢い大人のどちらかです。
地元の中小企業レベルなら当然の様に親戚や知り合いを優先して採用していますし、誰もが名前を知っている大手企業も役員の知り合いが優先採用されています。
ただ、コネ採用は決して企業の怠慢や"闇"などと言われるものではなく、それなりの理由があるのです。
コネ採用の奴はやめない
コネで採用された人は通常採用に比べて辞めづらいと言われています。
そりゃそうです。
紹介してくれた人にも、入れてくれた人の顔にも泥を塗ることになります。
そして、3年以内の離職率が平均30%と言われる現代において、「やめないこと」はそれだけで一定の利点になるのです。
仕事がくる
例えば、
「取引先の役員の◯◯さんの息子がうちにコネ入社」
新入社員はムッとするかもしれませんが、"うちの会社"からすればしめたものです。
だって、その「息子」がうちの会社にいる限り、取引先は率先してうちに仕事をまわしてくれるでしょうから。
企業の中ではこんな「人質」のようなコネ入社が溢れています。
体育会優先採用は当然のようにある
上記の様な「本物のコネ入社」は比較的少数です。
何百人も新卒採用する企業でも多くて2~3人程度でしょう。
ただ、「特定の大学の特定の部活出身者を優遇」くらいの"コネ"ならば就活市場においては数えきれないくらい出回っています。
某有名大学のラグビー部の内定先なんてみんな最大手企業ばかりです。
いくら体育会出身の学生が体力があって礼儀正しいと言っても明らかにおかしい。
フタをあけてみればなんてことはない。毎年就活シーズンになると、部活OBOGがやってきて人事部に後押ししてくれるだけです。
尤も、筆記試験や面接などの選考にも普通に参加しますが、大半が落ちることなくそのまま内定します。
これも大別すれば「コネ入社」の一種でしょう。
もちろん普通の人も採用される
こういった話をすると"コネ"も何もない就活生は拗ねてしまいます。
「ずるい」「不公平だ」「やる気をなくした」
だけど、コネ入社なんて気にする必要はないんです。
所詮コネ入社なんてごく少数なんですから。
役員の知り合い、取引先の知り合い、体育会出身者、確かにそれなりに優秀で率先して採用する意味もあるかもしれませんが、そんな学生ばかり採用すれば企業はあっという間に潰れてしまいます。
まともな企業であればあるほど、ごく少数のコネ入社、少数の体育会優先、そして大多数の普通の採用を心がけています。
あなたは正面から堂々と入れば良いのです。
まとめ
コネ入社はごく少数ではありますが、確かに存在します。
しかし、あなたに"ない"のであれば気にするだけ無駄です。
コネ入社があったとしても、大多数の公平な採用も間違いなく行われています。
"ない"ことをイチイチ悔やんだりせず、自分にとってのベストな行動を繰り返してください。