面接のコツ
私が就活を支援している学生には必ずこうアドバイスしています。
「選考の前は待ち合い室で学生と雑談すると良い」
理由は昨日の記事でも紹介しましたが、
「話す」という動作はいきなり出来ないんです。
朝起きてすぐ大きな声を出せますか?
朝起きてすぐ笑顔を作れますか?
体を動かすためには準備運動が必要です。「体を動かす」とは「筋肉を使う」ということ。
そして、「声を出す」や「表情を作る」ことも「顔面の筋肉を使う」ということ。
「今日初めて話す相手が面接官」なんて状況じゃ上手く話せないのは当然なのです。
という訳で、
「『面接』の準備運動として『雑談』しなさい」と教えてきたのですが、昨日の記事を書いていて気付きました。
カラオケで良いじゃん。
面接の前にカラオケ
「準備運動」という考え方でいくと、雑談よりも筋肉を大きく動かせるカラオケの方が優れているのは言うまでもありません。
そして、よくよく考えてみると面接の前にカラオケをすることで「準備運動」の効果以外にも大きな利点が二つあるのです。
緊張をほぐせる
緊張すると体が動きません。はっきりと声も出せません。
スポーツ経験がある学生は知っていると思いますが、試合中や本番前に雄叫びをあげる選手は非常に多い。
有名ところでは卓球の福原愛選手(愛ちゃん)の「サーッ!!」
スポーツ科学としても証明されていることで、大きな声を出すことで体の緊張をほぐし気持ちを高めることが出来るのです。
テンションが上がる
「面接たのしみだなー!!」
なんてノリで面接に向かう学生はほとんどいません。大抵が後ろ向きな気持ちです。
歌には不思議な力があります。テンションの上がる曲を熱唱することで、自分自身の気持ちを鼓舞することが出来るのです。
スキマスイッチの「ガラナ」や、
「ゴールデンタイムラバー」なんて良いですね。
一人カラオケが怖い?
「いや…理屈は分かるけど一人カラオケはちょっと…」
って人。気持ちは分かります。
オススメしておいて何ですが、私も一人カラオケは行ったことありませんし、ちょっと抵抗あります。
だけど、逆に考えてください。
「一人カラオケが恥ずかしいなら、そこさえ乗り切れば面接なんて楽勝じゃないか?」と。
まとめ
面接の前にカラオケに行くのは理にかなっている行動です。
また、カラオケは無理でも、冒頭で紹介した様に学生と雑談したり、出かける前に家族と多めに会話するだけでも充分に効果があります。
少なくとも、
「今日初めて話す相手が面接官」
という状況だけは避けてください。