就活しない生き方
「やりたい仕事がない」
「なんとなく就活にやる気が出ないんです…」
そんな悩みを持っている学生にはとりあえず真面目に就活をすることを勧めています。
今の日本では「自由に生きること」は後からでも選択できますが、「良い企業に就職して生きること」は新卒の段階で選ばないと難しい。
【参考記事】
知っておかないと損をする!大人が「新卒で絶対に就職しなさい」という本当の理由。
ですが、上記のことを本当に理解した上で「就職しない」という選択肢を選ぶのなら、それは大いに"あり"です。
就職する意味
そもそも、どうして学生は就職しなければいけないのでしょうか?
社会的地位、周りがするから、そういうものだからetc
いろいろ言い分はあると思いますが、何よりも『金』です。
日本で生きていくためには『お金』が必要不可欠です。そして、お金を稼ぐためには「労働」する必要があります。日本での「労働」は企業に属するのが基本です。
だから学生は就職しないといけないんです。だって、就職しないと生きていけないから。
お金さえ稼げれば良い
「お金が必要だから就職しないといけない」言い換えれば「自力でお金を稼ぐことさえ出来れば就職する必要はない」んです。
でも、大半の学生は自力でお金を稼ぐことなんて不可能。だってそんなこと教わってないから。
日本の教育は世界でも有数のものですが、その大半が「与えられたものをやる」という作業になっています。教わるのではなく、自分で考えて実践する。そんな教育を受けた学生がどれくらいいるのでしょうか。
だから、起業を志す人間でも1度は就職することが多い。
お金の知識は学校では教えてくれない。でも、独学では限界がある。だったら、お金を稼ぐプロの中に潜り込んで徹底的に盗んでやろうと。
多くの学生は「起業する=就職しない」と考えますが、大多数の人にとっては「1度いろんな意味で"良い企業"に就職して、能力や経験や人脈を養って、しばらくしてから独立」がまともな起業への最短距離なんです。
これ、この間全く同じこと言いましたね。
「起業したい!」って学生がいるのは本当に良いことなんだけど、どうして「起業=就活しない」になるのか。大多数の人にとっては「真面目に就活して、いろんな意味で"良い企業"に入って、能力と経験と人脈を得てから独立」がまともな起業への最短距離なのに。
— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2014, 10月 23
起業だけが道じゃない
ただ、勘違いしないで欲しいのは、「就職」と「起業」だけがお金を稼ぐ道ではないと言うこと。
そもそも「起業」って言うのは手段であって目的ではありません。法人化しなくてもお金を稼げるスモールビジネスはいくらでも存在します。
いくつか具体例を挙げましょう。
webサービスを作る
有料のwebサービスを作る。無料のwebサービスを作って広告を貼る。
こんな事案があります。
【はてな匿名ダイアリー】
自分でWEBサービスを作りたいと思っている人へ
プログラミング未経験のおっさんが、好みのAV女優を見つけたい一心でAV女優検索サービスのサイトを作ったという話。そしてそのサービスは人気になり、月額30万円以上の収入を得るに至ったとのこと。
エロは偉大。
プロブロガー
「ブロガー」という言葉をご存知でしょうか?「ブログ」を書く人のことです。
そして、今やブログを書くだけで生活している人もいるのです。
ユーチューバー
「ユーチューバー」という言葉が生まれました。動画サイト「youtube」で動画を配信して、広告収入や企業とのタイアップで収入を得る職業のことです。
最近CMにもよく登場している「ヒカキン」の年収は数千万円と言われています。
スッポン釣り
お金を稼ぐためのスモールビジネスはウェブの世界だけではありません。
【にちゃんねるまとめサイト「キニ速」】
ニートだけどスッポン釣りだけで生計をたててはや半年が過ぎた
釣りが趣味のとあるニートが、たまたまスッポンが釣れたのをきっかけにスッポンの販売を始めたという話。
偶然から始まった仕事ですが、世の中にはこんな形で生計を立てている人もいるのです。
全てが特殊な事例
「全部特殊な話じゃねえか!」
と言いたい人もいるかもしれません。確かに、そうです。
ブログでお金を稼ぐ人、youtbeで広告収入を得る人、個人でwebサービスを作る人でさえ成功する人はほとんどいません。生計を立てている人が増えている一方で、失敗している人はその何十倍何百倍も存在します。
だけど、それが当たり前なのです。
日本では、大学を卒業して、就活してどこかに所属するのが"普通"です。その"普通"から脱却しようとするのなら何百倍もの倍率を抜け出して"特別"なことをしなければいけないのです。
まとめ
日本では大学を卒業して就職するのが普通ですが、「お金を稼ぐ能力」さえ持っていれば就職する必要はありません。
ただ、大多数の学生は「お金を稼ぐ能力」はもちろん、その能力のきっかけさえ掴めていないのが現実です。
そして、就職の選択肢を先延ばしにすると損をする可能性が高いのは先日解説した通り。
【参考記事】
知っておかないと損をする!大人が「新卒で絶対に就職しなさい」という本当の理由。
あなたはどうやって生きていきますか?