店長がクズ
バイト先の店長がクズで、辛い
おそらくこの言葉に共感してしまった学生は数えきれない。
そして、アルバイトに関する大学生の悩みも後を絶ちません。大これにもこんな質問が届きました。
春から新3年になる(名前)と申します。以前、女性と会話をする際のコツを質問した際に丁寧な回答をしていただきありがとうございました。
そして本題なのですが、自分は今はじめて1ヶ月になる居酒屋のバイトをしております。お金もそうですが、就活のための「コミュ力」を養うという目的のためにも始めました。
1ヶ月ほどして、まだ緊張して噛みかみだったりと接客がぜんぜんだめですが、仕事自体は結構楽しいと感じております。
しかし、バイト先の店長が怖い上にいろいろ合わない点が多く、すごくやめたいと思っています。
ですが社会に出て、人間関係の問題は嫌というほど出てくるのに、「バイトの」しかも「店長一人」だけが嫌だという理由だけでやめてしまってもいいのでしょうか?
自分が持つ性格なども見ないと分からないでしょうが、管理人様の率直な意見をお聞きしたいです。
(後略)
嫌な上司に当たってしまったときは、
余裕がないならスパッと辞める。
余裕があるなら修行の場。
という考えが基本です。
余裕がないなら辞めろ
近年、「ブラックバイト」なんて言葉が生まれたように、アルバイトに関する学生の悩みは後を絶ちません。
給料が支払われない、シフトを一方的に決められる、異様なくらい怒鳴られるetc
クズな店長によって、大学生活が崩れてしまうことすらあるのです。
ただ、そんな状況を自らの力で変えることにはそれなりの意味があります。
給料の未払いを法的な視点から抗議することも、バイト先の待遇を正式に是正しようとすることも、すぐ怒鳴る店長が怒鳴らなくなるくらい仕事が出来るようになることも、どれも「経験」や「成長」という観点から見れば意味があるのです。
でも、そんな余裕がないならスパッとやめてください。
言うまでもなく、あなたの学生生活はアルバイトで消耗するために存在する訳ではありません。
理不尽なシフトによって学業が危うくなったり、異常な恫喝によって心が病みそうになったり、そんなときは話し合う必要もありません。
「やめます」
と電話で伝えるだけで大丈夫です。辞めさせてもくれないのならば、黙って消えてしまっても構いません。
非常識な相手に常識的に対応する必要はないのですから。
余裕があるなら修行の場
ただ、質問をくれた学生のように「店長が怖い」「仕事が厳しすぎる」くらいの理由であれば、しばらくは頑張ってみるのがおすすめです。
月並みな話になりますが、社会に出れば「怖い上司」「バカな同僚」「理不尽な取引先」などの嫌な人間関係なんていくらでも出てきます。
そして、アルバイトの時と決定的に違うのが「その相手からは逃れられない」ということ。
言うまでもなく上司や同僚は選べませんし、バイトと違って簡単にやめることも出来ません。その結果、多大なるストレスを受けてしまう人も少なくないのです。
では、どうすれば良いか。
余裕のあるうちに慣れることです。
正式な統計ではありませんが、厳しい部活を経験してきた人は早期離職率が低いと言われています。
部活の中での上下関係、顧問からの怒声を帯びた指導等によって厳しい人間関係に耐性が出来ているからです。
「本気で部活や仕事に取り組んでいれば怒られるのは当然。本気でぶつかれば怖くなるのも当然」
そんな思考を持っている人は、怒られてもミスをして上司に怒鳴られても簡単に心は折れない。
反対に、そういった環境に慣れていない人は相手の怒りに必要以上に萎縮してしまうのです。
逃げられる今がチャンス
ここまで言えば分かって頂けるかと思いますが、いくらでも逃げられる今だからこそ限界まで頑張って欲しいのです。
特に、男子で「暴力的に怖いこと」に慣れていない学生は先々苦労することがあります。
もちろん暴力は犯罪ですが、何となく分かるのではないでしょうか。
威圧的な友達(同僚)、すぐ怒鳴る先輩(上司)、残念ながらこれらの人種はどこにでもいます。一流大学にも一流企業にもいます。割合は減りますが、確実にいます。
でも、暴力的な怖さはあっても実際の暴力はほとんどありません。言うまでもなく犯罪ですから。
つまり、びびるだけ損なんです。
でかい声で怒鳴られたらでかい声で返事をしてください。それだけで段々慣れてきます。
まとめ
本当に辛いのならスパッと辞めてください。1つのバイト先にそこまでの価値はありません。
だけど、まだ余裕があるのなら、もうちょっとだけ頑張ってください。あなたの力で変えてみてください。
怒られない術を探しても良い。理不尽なことなら思い切って怒鳴り返しても良い。怒られないくらい仕事の腕を磨いても良い。
失敗したら辞めてしまいましょう。
それもアルバイトの利点です。