「1年生の頃から、お酒の知識があれば…」
そう悔やんでいる大学生は多い。
お酒は楽しいものです。
気分が高揚し、初対面の人と仲良くなれ、何でも出来る気になり、テンションが上がり、お店の人に迷惑をかけ、街中で騒ぎ、道ばたに倒れ込み、警察を呼ばれ、未成年飲酒がバレ、親に連絡が行き、半べそで帰る。
お酒は楽しいものです。
お酒は本当に楽しいものです。
今回紹介する「飲みやすくて軽めのカクテル」を覚えておけば、お酒は楽しいものです。
【大人の都合による但し書き】
タイトルの雰囲気上「1年生」と書いていますが、言うまでもなく未成年の飲酒は法律で禁止されています。
つまり、この記事は二浪以上の1年生を対象に書かれています。
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カシスベースのカクテル
居酒屋カクテルの中でも最もポピュラーなのがカシスベースのカクテルです。
カシスとはベリーの一種のこと。「カシスオレンジ」を中心に飲みやすいカクテルが揃っています。
カシスオレンジ
カシスリキュール:30ml
オレンジジュース:120ml
度数:4度前後
大学生にとって最も馴染み深いのが「カシスオレンジ」です。
見ての通り、カシスリキュールをオレンジジュースで割っただけのシンプルなカクテル。
味はそのまま「ベリーとオレンジジュースを混ぜた味」のため、男女問わず人気です。
カシスソーダ
カシスリキュール:30ml
炭酸水:90ml
度数:5度前後
カシスを炭酸水で割ったシンプルなカクテル。
味のイメージも「ベリーソーダ」そのもの。大抵の人はグイグイ飲むことが出来ます。
カシスウーロン
カシスリキュール:30ml
ウーロン茶:90ml
度数:5度前後
上記2つとは違い、カシスを使ったさっぱり感のあるカクテル。
少しクセがありますが「お酒は飲めないけど、カシスウーロンだけは飲める」という人も多く、好き嫌いがはっきり分かれる味と言えます。
ピーチベースのカクテル
女子大生に人気なのがピーチベースのカクテルです。
カシスと並んで居酒屋カクテルの定番ですが、こちらの方がより一層「ジュースっぽい」仕上がりになっています。
ファジーネーブル
ピーチリキュール:30ml
オレンジジュース:120ml
度数:4度前後
桃×オレンジですから、大抵の人はゴクゴク飲むことが出来ます。
お店によっては「ピーチオレンジ」と記載されている場合もありますが、一般的には「ファジーネーブル」と呼ばれています。
ピーチフィズ
ピーチリキュール:30ml
レモン果汁:適量
炭酸水:90ml
度数:5度前後
基本はピーチ×炭酸水ですが、それだけでは薄味になるので「レモン果汁」や「シロップ」などを加えて味を調整するのが一般的です。
また、「フィズ」と名の付くカクテルは「炭酸割り」を表しています。
炭酸のはじける音が「フィズ!フィズ!」と聞こえることから命名されたようですが、昔の人が言うことはよく分かりません。
ライチベースのカクテル
飲みやすさに反して、あまり人気が高くないのが「ライチ」をベースにしたカクテルです。
「カシス」や「ピーチ」に比べると甘さ控えめな上に、比較的マイナーなので、お酒に弱い男子にもオススメです。
ライチオレンジ
ライチリキュール:30ml
オレンジジュース:120ml
度数:4度前後
もうお気づきかもしれませんが、「フルーツ系リキュール」×「オレンジジュース」は飲みやすいカクテルの基本です。
ライチ×オレンジもさっぱりとした味を楽しむことが出来ます。
ライチグレープフルーツ
ライチリキュール:30ml
グレープフルーツジュース:120ml
度数:4度前後
グレープフルーツジュースを使ったカクテルも飲みやすいものとして定番です。
ただ、オレンジに比べると、グレープフルーツは好みが分かれるため、人気は劣りがちです。
その他飲みやすいカクテル
今までに紹介したカクテル以外にも、気軽に飲めるカクテルはたくさん存在します。
いくつか見ていきましょう。
カルーアミルク
カルーア:30ml
ミルク:90ml
度数:7度前後
「カルーア」とは「コーヒーリキュール」のこと。
一言で言えば「アルコールの入ったコーヒー牛乳」です。
ミルクのおかげでアルコール感がほぼゼロになっているので、調子に乗っていると潰れます。
マリブコーク
マリブ:30ml
コーラ:90ml
度数:5度前後
「マリブ」とは「ココナッツリキュール」のこと。
南国風のさっぱりとした味です。
また、マリブコークに限らず、強いお酒をコーラで割って飲むのは大学生の宅飲みでよく見られる光景です。
ワインクーラー
赤ワイン:50ml
オレンジジュース:50ml
度数:7度前後
苦みを感じがちな赤ワインもオレンジで割ればすっきりと飲むことが出来ます。
居酒屋にはあまり置いていませんが、大半のbarには置いてあるので「barで軽めのお酒を飲みたい」ときに注文するのがオススメ。
ミモザ
シャンパン:50ml
オレンジジュース:50ml
度数:7度前後
オレンジジュースはお酒弱い組の味方です。
シャンディガフ
ビール:100ml
ジンジャーエール:100ml
度数:3%前後
「おまえカクテルばっか頼んでんじゃねーよ!!」
そんな面倒くさい先輩から逃げるためのアイテム。見た目はビールそのもの。
飲みやすいけど、度数強めのカクテル
ここまでは「飲みやすくて、度数弱めのカクテル」を紹介しましたが、世の中には「飲みやすくて、度数強めのカクテル」も存在します。
注意喚起も含めて、いくつか紹介します。
なお、詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。
【過去記事】
この酒を勧めてくる男子は腐れ外道かド阿呆か。飲みやすいのにすぐに酔うカクテルまとめ。
ジン系(ex ジントニック)
【ジントニック】
ジン:30ml
トニックウォーター:90ml
度数:10度前後
「カシスリキュール」や「ピーチリキュール」などと違い、蒸留酒をベースにしたカクテルは度数が高くなります。
具体的には、
- ジン
- ウォッカ
- ラム
- テキーラ
などをベースにしたもの(名前に入っているもの)には注意しましょう。
ウォッカ系(ex スクリュードライバー)
【スクリュードライバー】
ウォッカ:30ml
オレンジジュース:90ml
度数:10度前後
そんな蒸留酒の中でも最も飲みやすいと言われているのが「ウォッカ」です。
アルコール度数は40度以上で、そのままでは飲みづらいものの、味自体は無味に近い。
そのため、ウォッカを「オレンジジュース」や「ジンジャエール」で割ったカクテルは『レディキラー』と呼ばれ、お酒の勢いで女子とあんなことやこんなことをしたい男子に人気です。
梅酒
梅酒:適量
氷:適量
度数:12度前後
厳密にはカクテルではありませんが「飲みやすいけど、酔いやすい」を解説するなら梅酒を外すことでは出来ません。
甘みもあり、非常に飲みやすいお酒ではありますが、度数はカクテル以上なので注意が必要です。
まとめ
お酒への第一歩として、カクテルは最適な飲み物です。
ここでお酒が気に入れば、日本酒やワインに進むのも良いでしょう。
ちょっと高級なbarに行って、レベルの高いカクテルを楽しむのも良いでしょう。
ただ、人生にお酒が加われば楽しさは倍増ですが、お酒が人生になれば虚しさ倍増です。
そして、いつの時代も一定数の人はお酒が人生になってしまいます。
お気を付け下さい。
この記事は新入生への大学指南の【第5回】です。
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【第1回】
大学生活を楽しむためのコツ
【第2回】
時間割の組み方
【第3回】
第二外国語の選び方
【第4回】
サークルの選び方
【第5回】(今のページ)
1年生でも飲みやすいお酒
【第6回】
大学生の夏休みの過ごし方
【第7回】
1年生が持つべきクレジットカード