大学生の休学
何かを掴むために休学して、何も掴めずに復学する学生は意外と多い。
大人から見れば学生時代の1年なんて大した回り道ではありませんが、学生からすれば大きな大きな人生の寄り道です。
その「大きな寄り道」を自分で選択する訳です。そりゃあもう怖い。
だからこそ、休学を意味のあるものにするためにはどうすれば良いか。
答えは「休まないこと」です。
考えても答えは出ない
「何かをするため」の休学で休まないのはもちろんですが、「ゆっくり考えるため」の休学でも文字通りにゆっくり考えるのは危険です。
と言うのも、30分考えて出ない答えは1ヶ月考えようが1年考えようが答えは出ないんです。
あなたの思考は今までの「知識」と「経験」をもとに構成されています。
その2つを増やさない限り、どれだけ"考えた"としても答えの方向性は一向に変わりません。
部屋の中で頭を捻っても前には進めないんです。
動き続けるしかない
では、前に進むにはどうすれば良いか。
「知識」と「経験」を増やすことです。部屋に閉じこもらず、様々なことを経験することが大切なのです。
旅行に行くのも良い。
長期のインターンに参加するのも良い。
新しいバイトを始めるのも良い。
いろんな人と会うのも良い。
実直に、「新しい知識」と「新しい経験」を自分の中に積み重ねていくのです。
そうすればあなたの思考はどんどん変わっていきます。休学する前に悩んでいたことでも、案外簡単に答えを出せるようになるかもしれないのです。
動き続けるのは難しい
しかし、動き続けるのは本当に大変です。理由は非常にシンプル。
休学を選択した学生の生活は堕落しやすいからです。
立ち止まってしまった学生はもちろん、「何かをするため」に休学した学生でさえも、休学が始まって3ヶ月もすればニートのような生活を送ることになります。
だって、誰もあなたを責めないんですから。
高校や大学とは違う。バイトやサークルとは違う。あなたが何もしなくたって、それはあなた以外の誰にも分からない。
自分で決めたこと以外は何もしなくて良い。
一般的な人生を過ごしてきた人であれば、そんな状況になるのは休学期間中が初めてです。
時間を求めて休学しても、自由すぎる時間の中で頑張れる人間はほとんどいません。
だけど、それでも、あなたは自分のケツを叩いて動き続けなければいけません。それが休学期間を有意義なものにする唯一の方法なのですから。
まとめ
休学は「自分で決めたこと以外は何もしなくて良い」という特殊な期間です。
そんな状況で自分を追い込める人間はほとんどいません。大抵は堕落し、何も掴むことなく休学期間を終えてしまいます。
「ゆっくり考えるため」でも「何かをするため」でも基本は同じです。
走り続けるのです。そうしなければ、ただのニート期間になってしまいます。
そして、1度ニートになってしまうと、そこから走り出すのは本当に難しい。