大学生の生活水準はピンキリです。
学生寮に入ってアルバイト代5万円/月で生活している学生もいれば、高級マンションに住んで30万円の仕送りをもらっている学生も存在します。
正直に言えば、大学生の生活水準は親御さんの経済力が90%です。そのため、周りと比べてもあまり幸せにはなれません。ただ、どうしても金銭事情を気になる学生も多いので、
- 大学生の収入
- 大学生の支出
この2つに分けて、一般的な大学生の生活水準を徹底解説していきます。
大学生の収入から見る生活水準
大学生の収入平均は、
となっています。
これらの収入源を支える大きな要素は以下の3つ。
- 仕送り(お小遣い)
- 奨学金
- アルバイト代
それでは、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
仕送りやお小遣い
当たり前の話ですが、1人暮らしと実家暮らしでは親からもらう金額に大きな開きがあります。
平均額のため実態は掴みづらくなっていますが、肌感覚としては、
【1人暮らしの仕送り実態】
- 10万円前後が大多数
- 5万円以下が少数
- 30万円以下が少数
→平均で7万2980円に。
【実家暮らしのお小遣い実態】
- 0円が大多数
- 10万円以上が少数
→平均で1万3550円に。
みたいな印象ですね。
奨学金
言うまでもなく、実家暮らしよりも1人暮らしの方が生活コストが高い。
そのため、奨学金を使って生活水準を調整する印象になっています。
アルバイト代
時間に余裕のある実家暮らしの学生の方がアルバイト代は高くなっています。
また、大学生のアルバイト事情に関しては、別記事で詳しく解説しています。「人気のバイト」や「労働時間」などを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【参考過去記事】
大学生のアルバイト事情|平均収入や人気のバイト、労働時間などをデータ別に解説
大学生の支出から見る生活水準
大学生の支出額は、
となっています。
大学生の支出の中心は以下の4項目。
- 家賃
- 食費
- 娯楽
- 貯金
それでは、1つずつ見ていきましょう。
家賃
家賃相場は「東京都内」と「それ以外」で大きく異なります。
例えば、東京23区内の家賃相場は6万3941円ですが、23区外の東京近辺では5万4204円まで下がります。地方では3万円代も"ざら"ですし、大学寮ならば1万円以下のところもあるのです。
また、実家暮らしの家賃は、
「アルバイトしてるんだから、家に1万円くらい入れなさい」
という教育方針の家が稀にあるゆえの、平均しての「270円」です。
食費
言うまでもなく、1人暮らしの学生は自炊費がかかるため食費代が高くなっています。
実家暮らしの学生に関しては、ほぼ「飲み会代」ですね。月に4〜5回の飲み会代が1万2000円ほどになっています。
娯楽費
娯楽費は、1人暮らし、実家暮らしともに大きな開きはありません。
一見少なく思えますが、
- 毎月5万円以上遊び私立文系
- 毎月5千円も使わない国立理系
などを混ぜた平均であることを考えると、このあたりの数字が妥当なのです。
貯金
多くの学生は、毎月一定額の貯金を行なっています。
使い道としては、1人暮らしの学生は「万が一のため」「余ったから」が多く、実家暮らしの学生は「旅行」や「買い物」関連が多いですね。
また、大学生の貯金に関して以下の記事で詳しく解説しています。「貯金額の平均」や「正しい使い道」を知りたい方は是非ご覧ください。
【参考過去記事】
大学生の貯金事情|「みんなの平均額」と「貯金の正しい考え方」を解説する
まとめ
一般的な大学生は、
【1人暮らしの収入平均額】
12万3890円
【実家暮らしの収入平均額】
6万4070円
以上を水準として生活を送っています。
上記の数字は平均値になるため、
- 都市部と地方
- 国公立と私立
- 文系と理系
などの条件によって、肌感覚とは多少異なるかもしれません。生活水準に限らず、全国平均は「あなたの世界の平均」に当てはまるとは限らないため、あくまでも参考に留めておくのがオススメです。
この記事は大学生のリアルマネー講座の【第1回】です。
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【第1回】(今のページ)
大学生の生活水準
【第2回】
大学生の貯金事情
【第3回】
大学生の有意義なお金の使い方
【第4回】
大学の学費を自分で出すために
【第5回】
大学生のギャンブル講座
【第6回】
「お金がない」が口癖の大学生へ