スポーツを経験した人は成功しやすい
「敏腕ビジネスマンには元スポーツマンが多い」
「就活で体育会出身者は優遇される」
こんな話を聞いたことのある人は多いでしょう。
肌感覚ですが、この話は正しい。
大手企業の管理職クラス、或いはベンチャー企業の社長。もう少し崩せば、大手企業に内定した学生。
スポーツ経験者の多いこと多いこと。
これには、スポーツ経験者は物事への取り組み方が既に完成されていることが起因します。
スポーツ経験者は「努力」を知っている
例えば、サッカー経験者なら誰でも出来る「リフティング」
主に足を使ってボールを地面に落とさないようにキープするあれです。
程度の差はあれど、サッカー経験者なら誰でも出来ます。本当に誰でも出来るのです。
でも、リフティングをやったことのない人が初めて挑戦したとき、出来る人はほとんどいません。
ところが、毎日ボールに触れているうちに、少しずつ、少しずつ上達していきます。
毎日、毎日、実直な努力を繰り返すのです。
ある日を境に出来るようになります。
それこそ、意識をしなくても、歩きながらでも、話しながらでも、です。
私が言いたいこと、分かりますか?
成果を上げるためには、毎日の積み重ね以外に方法はない
サッカーのリフティング。
野球のバッティング。
バスケのフリースロー。
それぞれのスポーツ経験者は簡単にこなしてしまいます。
しかし、みんな最初は出来なかったのです。みんな最初は素人だったんです。
出来るようになった理由は、才能があったからでも、優秀な指導者がいたからでもありません。
日々の実直な努力を怠らなかったからなのです。
スポーツは「出来ない技術を毎日の練習で出来るようにする」の繰り返し。
スポーツ経験者はそのことを意識的に、或いは無意識に理解しています。
だからこそ、人生の全ての事柄、一見無理難題に見えることでさえも、日々の積み重ねが解決できることを知っているのです。
「1000万円を売り上げろ」と言われたとき、どう考えるのか
あなたが社会人になったとき、きっと1度や2度は無理難題を突きつけられることもあるでしょう。
入社して1年目のあなたに、
「1000万円の売り上げをもってこい」なんて言われるかもしれません。
1000万円。
もちろん業種や取り扱う商品によるのですが、新入社員からすれば大きな壁であることは間違いありません。
ここで、どう考えるのかによってその後の成長速度は大きく変わります。つまり、
「1000万円なんて無理に決まってるだろ…」
と、最初から"1000万円"にビビって諦め半分に考えるのか。
「1000万円か…毎日10万円ずつ売り上げれば4ヶ月強で達成だな…」
と、積み重ねの先の現実的な数値として考えるのか。
100万円でも1000万円でも1億円でも基本は同じなんです。
一見、実現不可能に見える壁を乗り越えるとき、それがスポーツだろうがビジネスだろうが近道はありません。
ただひたすらに積み重ねるしかないんです。毎日、毎日頑張るしかないんです。
スポーツ経験者、いや、スポーツに限らず積み重ねによって成果を出してきた人は、小さな積み重ねが如何に大切かを理解しています。
その基本を理解している人は、挑戦する分野が変わっても大抵成功するのです。
まとめ
成果を上げるため、結果を出すため、最も大切なのは日々の積み重ねです。
それ以外のものはオマケでしかありません。
スポーツ経験者は、意識的にしろ無意識的にしろ、そのことを理解しています。
イチローも、本田圭祐も、孫正義も、堀江貴文も、最初はみんな素人だったのですから。
毎日、ただ毎日、それこそ気が遠くなるほどの時間、なにかを積み重ね続けた結果が今の姿なんです。