就活における考え方
先日の
説明会が満席で予約が取れない?電話すれば良いじゃない。メールはオススメしないけど。
この記事で、
世の中って、禁止されてないことはやって良いんです。
本当にダメなことは大々的に禁じていますし(法律や規則)、やってみてダメだったら「ごめんなさい」すれば良い。
と解説しました。だから、「説明会が満席なら電話で問い合わせてみれば良い」と。
この考え方、説明会に限らず就活のありとあらゆる場面に置いても同じことが言えるので、もう少し深く解説します。
やって良いことは山ほどある。やってはいけないことは数えるほどしかない
ちょっと大げさに言えば、「やって良いこと」は無限にありますが、「やってはいけないこと」は数えるほどしかありません。
そのため、就活に限らず、「やってはいけいないこと」が禁止事項として羅列され、やって良いことの中で最も実行者が多いものが「常識」となります。
つまり、「常識でないこと」が「やってはいけないこと」に直結する訳ではないのです。
それなのに、日本人の多くは、特に若い人たちは多数派から外れるのを恐れるあまり「普通」のことしか出来なくなります。
オンリーワンになる必要はありません。
しかし、勝負に勝ちたいのであれば、上位5%の少数派が実行していることを自分の頭で考えなければなりません。
いくつか具体例を挙げてみる
自由筆記のES、筆記試験
真っ白な用紙に一言、
「あなたの自己PRを自由に書いてください」
「あなたの学生時代を自由に書いてください」
などと書いてあるESや筆記試験。
自由筆記を採用している企業は多いですが、受験者の半数以上はまるで行数や文字数が指定してあるかの様にびっしりと文章を書きます。
ぶっちゃけ、バカです。
普通に文章を書いてほしいなら行を印刷したり、文字数を指定したりするものです。そうではないあなたの「個性」を見たいから「自由に」と表記しているんです。
それなのに、大半の就活生は「『自己PR』は文章を書かなければならない」という常識にとらわれている。
絵を書いても良い。関連図を書いても良い。文字の大きさを自由に変えても良いんです。
禁止されてないことは何をしても良いんです。
OB訪問をしたいけど、OBがいない
「◯◯の企業にOB訪問をしたいのですが、OBがいないんです」
何も問題ありません。
そもそも、OB訪問は「社員訪問」です。大学側が斡旋するから「OB訪問」なだけで、OBに拘る必要はないのです。
一番簡単な方法は、
合同説明会や企業説明会の直後に社員のところに行き、
「社員訪問をしたいのだが、うちの大学にはOBがいない。誰か社員を紹介してもらえないか?」
と真摯に伝えること。
ほとんどの企業は社員訪問や企業訪問を受け入れているので、高確率で誰か紹介してもらえます。
皆がやってないことは「ダメ」じゃない
「そんなことをして良いんですか?」
新しいことを目の当たりにすると就活生はみんなそう言います。
逆に聞きます。
「なぜダメなんですか?」
そう聞くと、結局「みんながやってないからダメだと思った」という答えに行き着きます。
その考え方は小学生と何ら変わりません。
人に流されるのではなく、何がベストか自分で考えることが大切なのです。
ポイントは「双方に利点があるか」
とは言え、禁止されていなくても、やってみたら怒られることもあります。
そんな時、行動の基準とするべきは、「実行した時に双方(企業側とあなた)に利点があるか」です。
説明会やOB訪問の直接問い合わせは、「あなたは企業研究が進む」「企業側は志望度が強い学生を獲得できる」という利点が、
自由筆記では、「あなたはオリジナリティのある自己PRが出来る」「企業側は、見やすく個性のある自己PRを見られる」という利点があります。
あなたの行った「禁止されていない行為」は誰の利点になり得るのか。
それだけ考えれば、やって良いことと悪いことの判断が出来るはずです。
まとめ
就活において、禁止されていないことはやって良いんです。
ただし、実際に行うときは「その行為は双方の利点になるのか」を考えて行動してください。