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「大局観」の大切さ

大学生 株

大局観(たいきょくかん)とは、囲碁、将棋、チェスなどのボードゲームで、的確な形勢判断を行う能力のこと。

転じて、物事の全体像(俯瞰像)をつかむ能力のことを「大局観」または「大局」と呼ばれる。

Wikipediaより

相場の世界では

「大局観」という言葉は、株式相場の世界でしばしば語られます。

「株価」は企業の価値に合わせて上下するものです。業績が良ければ株価は上がり、業績が悪ければ株価は下がる。

トヨタ 株価

特殊な事情がない限り、どれだけ成長を続けている企業でも年間の株価上昇率は20%程度です。

100万円分の株を買っておけば、1年後には120万円になっているイメージ。この20万円を大きいと感じるが小さいと感じるかは人それぞれですが、銀行の普通預金利息が「0.001%」定期預金利息でさえも「0.01%」であることをふまえると、「20%」という数字がどれだけ資産運用に心強いか分かって頂けると思います。

ところで、先ほどは「株価は企業の価値に合わせて上下する」とお話しましたが、もう1つ、株価を大きく左右する事象があります。

「社会情勢」です。

先進国が不景気に見舞われた。災害が起こった。大きな投資銀行が潰れたetc

例えば、2016年は中国経済の失速を受けて日経平均(日本を代表する企業の平均株価)は1ヶ月で20%近く下落したのです。

日経平均 株価

企業が1年かけてあげた20%を、社会情勢は1ヶ月で吹き飛ばしてしまうのです。

そのため、株式相場の世界では「大局観」を大切にします。

いくら「これから伸びそうな企業」であっても、全体の流れとして「買ってはいけない瞬間」があるのです。

日常生活においても「大局観」は大切である

大学生 ファッション

そして、この考え方は日常生活においても大切です。

私たちは、毎日何気なく「望むこと」を手に入れるために行動しています。

お金を手に入れるためにバイトの時間を増やす。痩せるためにダイエットドリンクを飲む。内定を取るために就活本を読みあさるetc

…その行動は「大きな流れ」でしょうか?

バイトの時間を増やすくらいならば、時給が高い職場に移った方が良いのではありませんか?

ダイエットドリンクを飲むくらいならば、食事制限をして運動した方が良いのではありませんか?

小さな流れを積み重ねることももちろん大切です。

しかし、結果を出すためには、まず大きな流れを作ることが第一。

【1】大きな流れを作る
【2】小さな流れを作る

この順番を間違えると、いつまでたっても目的地にたどり着くことは出来ません。

まとめ

東京〜大阪間を移動するとしましょう。

歩いていけば10日以上かかります。食費や宿泊費を考えると、10万円あっても足りないかもしれない。

しかし、新幹線で行けば2時間半です。お金も1万5000円しかかからない。

日常生活も同じようなものです。

あなたの望むこと、望むものにたどり着くために、歩いていくことが本当にベストな手段なのでしょうか?

どこかに新幹線はありませんか?

-大学生活