面接のコツ
大切なことを言います。
面接官の集中力は最初の5秒がピークで、そこから緩やかに下降し、最後に少しだけ上昇します。
そして、面接において『最初の5秒』、すなわち『第一印象』は合否に大きく関わります。
第一印象が持つ力
『第一印象はほぼ間違いなく正しい』
心理学ではそう言われています。
例えば、面接室の扉を開けて学生が入ってくる。お辞儀をして、自己紹介をする。その際、「この学生は良い!」と思えばその印象は正しいのです。
ここで大切なのは、第一印象が『実際に合っているかどうか』は問題ではないということ。
つまり、第一印象が良ければ面接官は好意的に面接を行い、話を聞きます。
第一印象通りであれば「やっぱり良い学生だ」とより強く思い込み、第一印象から外れても考えを巡らせ第一印象に沿った考えに着地します。
人間は、自分の聞きたいように聞き、見たいようにしか物事を見られないのです。
面接における第一印象って?
面接における第一印象とは、扉を開けて椅子に座るまでです。
すなわち「第一印象」として認識されるのは、服装、姿勢、表情、視線、挨拶etc
挨拶以外は全て「目で見て判断する部分」ばかり。
自己PR、志望動機、ガクチカ、もちろん大切です。
しかし、最低限の「第一印象」を保っておかないと主張を好意的に聞いてもらうことすら出来ないのです。
第一印象を良くするために
それでは、重要な部分をいくつか解説します。
服装
全員がスーツとは言え、印象は大きく変わります。
しわになっていないか、靴は汚れていないか、髪型はどうか、腕時計はしているか。
外見は内面を映す鏡です。面接の前には必ず全身鏡で自分がどう見えるかをチェックしましょう。
姿勢
背中が丸まっている人は論外です。
背筋を伸ばし、あごを引き、しっかりと相手の目を見る。
これだけで印象は大きく変わります。
表情
過度の緊張は表情に出ます。そして、その表情は「おどおどしている」とマイナスに捉えられることが大半です。
こればかりは慣れるしかありませんが、自己紹介の前に1度軽く微笑むのがオススメです。
学生は緊張のあまり恐い顔になりがちです。口角を上げることで面接官にも好印象に映り、笑うことで緊張をほぐすことも出来ます。
視線
緊張や不安に支配されると視線が泳ぎがち。そして泳いだ視線は本人への猜疑心に繋がります。
最初だけでも意識しておきましょう。
部屋に入ったら面接官の方をしっかり見据え、挨拶は面接官の目をみてしましょう。
挨拶
大切なのは語尾を崩さないこと。
「◯◯大学、◯◯学部、◯◯です。よろしくお願いしゃーす」
となっている学生はとても多い。
ゆっくりで構いません。はっきりとした口調で文字通り「自己紹介」をしてください。
まとめ
第一印象が良ければ面接官は好意的に話を聞いてくれ、悪ければ面接の間ずっと尾を引きます。
そして、第一印象を大きく左右するのは外見です。
「美形が良い」とか、「高いスーツを着ろ」とかそういう話ではありません。
男女ともに清潔感があり、好感度が高い外見を心がけましょう。