募集時期
採用人数の多い大企業は、1度の募集で全ての採用を終えるのは非常に稀です。
2月に第一募集、4月に第二募集、6月に第三募集
4月に第一募集、7月に第二募集
形はそれぞれですが、多くの企業は上記の様に複数の募集日程を用意して採用予定人数を揃えようとします。
当然、学生はいずれか1つの日程にしか参加できません。
では、どの日程に参加するのが最も内定を取りやすいのでしょうか。
採用人数
日程ごとの採用人数は、
第一日程>第二日程>第三日程>…
です。これだけは全ての企業で共通と言えます。
なぜなら、企業は学生の志望度に評価の重点を置いているから。
内定を受けてからの入社率、新入社員の仕事への意欲、そして離職率、自社への志望度の低い学生を採用しても企業には何一つ得がありません。
「志望度の高い学生を採用する」
そのためには、面接用の作られた言葉を聞くよりも、どれだけ早い段階で選考を受けにくるのかが重要なのです。
情報収集
「採用人数」という面では、第一日程がダントツで有利ですが、「情報」という側面においては後発組が有利とも言えます。
例えば、筆記試験やエントリーシートの内容。
多少変更があったとしても、その企業が学生に問いたいことは基本的に変わりません。本質的な変更があることは非常に稀で、友人や就活サイトなどから得た情報はそのまま大きなアドバンテージになります。
また、面接で聞かれることは年間を通して共通のマニュアルが使用されています。
「情報」においては第二募集以降が大きく有利でしょう。
どの日程が内定を取るのに有利か
1位 第一日程
「採用人数が多い」だけでなく、「倍率が低い」ことからも第一日程の優位性は揺るぎません。
就活生が最も活動しているのは4~6月です。対して、第一日程の多くは2~3月。
つまり、まだ他の学生が活動していないにも関わらず、採用人数は最も多いのです。
2位 第二日程
「採用に関する情報を集められる」という点では第二日程を選ぶのも大いに"あり"です。
また、第一日程で予定されていた採用人数に満たなかった場合は、第二日程の採用枠が増えることも珍しくないので、結果的には第一日程と第二日程の倍率に変化がなくなることもあります。
3位 第三日程以降
第三日程以降を選ぶ理由はありません。
常識的に考えれば、志望している企業の選考にこんなに遅く参加する意味はありませんし、そんなことは企業も分かっています。
第三日程以降は、「病気や留学などで早期日程に参加できなかった優秀な学生を探す」的な意味合いで行われることがほとんどです。
滑り込める可能性はゼロではありませんが、本当に志望度の高い企業ならばなるべく早めの日程に参加しましょう。
まとめ
募集日程は早ければ早いほど有利と言えます。
ただ、上記の説明はあくまでも一般的な学生の場合です。
「自分は、情報収集をきっちりして選考に挑む方が向いている」
と思うのならば、倍率のアドバンテージを無視してでも情報収集しやすい第二日程を選ぶのが正解です。
自分の適性に応じた日程を選びましょう。