面接での言葉使い
「暗記してきた言葉を思い出して話すような学生は落とす」
「就活本をそのまま真似しているような学生は落とす」
よく言われる言葉です。
言い換えるならば、企業はマニュアル就活生が嫌いなんです。
そして、「マニュアル就活生」だと思われてしまう原因は、学生の言葉使いにあります。
言葉使い
「では、弊社を志望した理由をお答えください」
「ハイ!ワタクシが!オンシャを!シボウした!リユウは…!!」
少し極端ですが、面接ではこんな話し方をする学生がとても多い。
ちなみに、よほど非常識でない限り、敬語の上手さは面接の評価に影響しません。
もちろん完璧なビジネス敬語を使いこなせるに越したことはありませんが、「言葉使い」は大半の企業の研修項目トップに入っています。
つまり、面接の時点で敬語が使えようが使えなかろうが、入社してから叩き込むのでどうでも良いんです。
ところが、問題点が一つ
本来、ぎこちない敬語でもさほど問題なかったんです。
「ハイ!ワタクシが!オンシャを!…(略」
「(あー、敬語使い慣れてないなー。でもそれ以外は問題ないし、研修で叩き込むから良いか…採用!!)」
くらいのものでした。
しかし、現代の就活では別の疑惑が浮かんでしまいます。
「ハイ!ワタクシが!オンシャを!…(略」
「(このたどたどしい敬語…こいつマニュアル就活生だな…不採用!)」
慣れていない敬語を使うこと自体はマイナス評価を受けないのに、その「たどたどしさ」のせいで自分の言葉であることを疑われてしまうのです。
そして、冒頭で紹介した様に、「自分の考えや言葉を使わない学生」は面接官に半端無く嫌われます。
「自分の言葉」を疑われるくらいなら、適当な敬語の方が良い
現代の就活で重要視すべきは「敬語を使おうとする努力」ではなく、「自分の言葉で話すこと」なんです。
「自分の言葉」を疑われるくらいならば、居酒屋バイトの様な敬語の方が”まし”です。
「〜っす!」や「オレ」なんて言葉使いはあり得ませんが、
「〜ですかね…」や「あー…よく言われますねー!」などと言った先輩と話すくらいの敬語なら許容範囲です。
まとめ
「使い慣れていないビジネス敬語」は「マニュアル感」を連想させてしまいます。
もちろん完璧なビジネス敬語を使えるに越したことはありませんが、慣れていない敬語を使うことによって、
- 何度も言葉に詰まる
- 目が泳ぐ
- 敬語の使い方を間違える
以上のことが起こるようなら、崩れた敬語の方が"まし"です。