面接での嘘
「就活の面接では嘘を付くのが当たり前なんですか?」
「就活なんて嘘つき合戦じゃん。嘘を付くのが上手いやつが成功するなんて納得いかない」
そんな疑問を持つ大学生は多い。
自己PR、志望動機、学生時代に頑張ったことetc
確かに、普段考えもしていないことを言語化する就活において、「優秀な答え」を出そうとすれば自ずと嘘を付くことになってしまいます。
無理をしなくて良いんです。面接はいつも通りのあなたで良い。
つまり、いつも通りに嘘を付けば良い。
日常的に嘘は付く
よく考えてください。
好きな女子に告白するとき、
「本当はもうちょっと小柄で、目が大きい人がベストだけど…好きです!!」とか言うんですか?
言わないでしょう。マイナス面があったとしても口に出さずにプラス面だけを主張するはずです。
思い返してください。
友人との会話、バイト先の社員との会話、ゼミでの討論etc
よくよく考えてみれば、私たちは日常で思いもしない褒め言葉を使い、マイナス面には目を瞑り、自分を誇大に見せようとしています。
なぜ、面接の時だけ急にマジメになるんでしょうか?
企業側だって同じ
そして、それは企業側も同じです。
学生側が本当に知りたがっている情報を企業側は提示しているでしょうか?
社風?理念?美しく彩られた業務内容?初任給?
あなたが本当に知りたい情報はそんなものではないはずです。
詳細な給与(年間昇給率)、有給取得率、離職率、月平均の残業時間etc
本来なら真っ先に開示されるべき情報を隠している企業はとても多い。だけど、それが当たり前なんです。
就活と言えども人と人との関わり合いなのですから。
都合の悪いことは隠し、1のプラスポイントは10にして、相手に好かれようとする。
日常生活と同じです。
もちろん限度はある
「よっしゃ分かった!じゃあ俺は面接でガンガン嘘をつくぜ!!」
違う。そうじゃない。
日常生活でも、ありもしない嘘を何度もでっちあげる人は嫌われるでしょう。
分かりやすいラインとしては、
「1を10にしても良いけど、0を1にしてはいけない」ということ。
志望動機を考えるときに、ちょっとでも「あ、この会社良いな」と思うことがあればそれをどんどん膨らませれば良い。
学生時代に力を入れたことをアピールすろときに、何となく4年続けた部活を「学生時代を捧げるつもりで〜」とアピールするのも良い。
1を10にするのは表現の問題です。0を1にするのは虚偽です。
まとめ
都合の悪いことは隠し、都合の良いことは大声で主張し、自分を誇大に見せる。
私たちは今までもそうしてきたはずです。
好きな女子といる時に「鼻毛出てるよ」とか言わないでしょう。
高校生活の思い出は友達に3割増で話すでしょう。
「みんな持ってる」って言っておもちゃを買ってもらったでしょう。
今更びびらないでください。