「お世話になった先輩だし、ちゃんと喜んでもらえるものを渡したい」
「だけど、予算はあまりない」
「その上、卒業生全員分用意しなきゃいけない」
卒業生へのプレゼント選びは難しい。
だけど、心配することはありません。しっかりと準備をすれば、予算が少なくてもちゃんと喜んでもらえるプレゼントを用意することが出来るのです。
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プレゼントの基本的な考え方
卒業生へのプレゼント選びの基本は以下の2つ。
- 高価より高級を選ぶ
- いくつあっても困らないものを選ぶ
1つずつ解説します。
高価より高級を選ぶ
何人も、或いは何十人もいる卒業生へ大きな予算をかけることは難しい。大抵は3000円未満です。
尤も、3000円あれば大抵のものは買うことが出来ます。
しかし、その予算で財布をもらっても喜ぶ卒業生はほとんどいません。だって、「3000円の財布」はどう考えたって安い。
ところが、ボールペンならどうでしょうか?「3000円のボールペン」は多くの大学生にとって高い。
つまり、同じ価格でも財布なら安く、ボールペンならば高級になる。
これが「高価よりも高級を選ぶ」という意味です。
予算が多いときは気にしなくても良いのですが、卒業生へのプレゼントに限らず、予算が5000円を切るときは覚えておきましょう。
いくつあっても困らないものを選ぶ
財布、名刺入れ、定期入れ、キーケースetc
上記はプレゼントの基本ですが、日常生活において1つしか持つことが出来ません。そのため、好みからハズしてしまえば悲惨なことになります。
「日常生活で1つしか持てないアイテム」は好みをしっかりと把握できる「パートナー」や「親しい人間」を対象としたプレゼントなのです。
そのため、予算が少なく、個別の好みも把握しづらい卒業生には「いくつあっても困らないモノ」が基本になります。
例えば、
- ネクタイ
- ボールペン
- ハンカチ
などが該当します。
具体的なプレゼント(予算1万円前後まで)
「えっ!卒業生1人あたり1万円もかけるの!?」
みたいに驚く学生も少なくありませんが、
- 毎年の慣習になっていて、1年間サークル費を積み立てている
- 在学生の人数に対して、卒業生が極端に少ない
などのシチュエーションが重なったとき、わりと起こります。
これだけの予算があるのなら迷うこともないと思いますが、いくつか具体例を挙げてみましょう。
ネクタイ
卒業生の男子に対して、ネクタイは非常に良い選択肢と言えます。
- 価格帯が豊富
- いくつあっても困らない
- 社会人生活に関係ある(卒業っぽい)
と、文句なしのアイテムです。
1万円前後の予算が出せるのであれば、百貨店の紳士小物売り場で「TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)」や「FAIR FAX(フェアファクス)」などの有名ブランドのものを
3000円〜5000円あたりの予算ならば「スーツカンパニー」や「スーツセレクト」などの大手スーツ量販店のものをチョイスしましょう。
また、3000円出せないのであれば、ネクタイは避けた方が良い。
安価なネクタイは素材や縫製が粗く、就活生ならまだしも、これから社会人になる卒業生が付けるものではありません。
タイピン
タイピン(ネクタイを留めるピン)も定番のプレゼントの1つです。
通常、タイピンは1つしか使わず「いくつあっても困らないもの」の基本からは外れますが、
- タイピンを持っている学生は少ない
- 持っていても「安価なタイピン」の可能性が高い
が大多数のため、5000円〜1万円の予算が出せるのであれば悪くない選択肢だと言えます。
また、大半のタイピンには化粧箱がデフォルトで付いているのも嬉しいポイント。
「箱に入っている」というだけで、ギフト感は増すものです。
傘
個人的に最もオススメなのが「傘」です。
- いくつあっても困らない
- 男女ともにOK
- スーツに合う
- 「良い傘」を持っている学生は少ない
- 価格帯が広い
「傘をプレゼントする」というイメージはあまり浮かばないかもしれませんが、現実的な要素だけを見れば大いに"あり"です。
具体的なプレゼント(予算5000円前後まで)
卒業生へのプレゼント予算として最もポピュラーなのが3000円前後です。
ただ、このくらいの予算は「嬉しいもの」と「嬉しくないもの」がはっきり分かれる価格帯です。卒業生の性格等を加味して、しっかりと選びましょう。
ボールペン
この価格帯の定番品なら「ボールペン」です。
- プレゼントらしい
- 男女ともにOK
- 社会人になっても使える
- いくつあっても困らない
と卒業生へのプレゼントに必要な要素を全て満たしています。
購入場所は「ロフト」や「東急ハンズ」などの大手ディスカウントショップがおすすめ。昨今の文房具ブームのおかげで、3000円〜5000円の実用ボールペンの品揃えが非常に豊富です。
また、印鑑とセットになった「シャチハタボールペン」もおすすめです。
こちらも「ロフト」や「東急ハンズ」などで購入できますが、名字によっては製作に1〜2週間ほどかかるので、早めの準備を心がけてください。
大学オリジナルグッズ
中規模以上の大学では、生協に必ず大学オリジナルグッズが販売されています。
多くの学生はなんだかんだ母校に愛着を持っているもの。卒業を祝ってくれる後輩がいるような学生ならば、尚更です。
- グラス
- ペーパーウェイト
- Tシャツ
販売されているオリジナルグッズは大学によって様々ですが、「ここで買わなきゃいつ買うんだ」というタイミングです。おまけに、わりと高級感のあるものも多い。
花束
「花束」って、もらったことありますか?
大抵の人は20歳そこそこで花束をもらった経験はありません。ついでに言えば、花束をもらうことなく人生を終える人もたくさんいます。
だけど、何となく、本当に何となく、「花束」に憧れを持つ人は多いものです。
男子でも女子でも関係ありません。プレゼントとしての「花束」には不思議な魔力があるのです。
また、生花を特殊液に浸して枯れなくした「プリザーブドフラワー」もプレゼントとして人気ですが、こちらはオススメできません。
正直に言えば、大多数の人間にとって部屋に置く花は邪魔です。
お祝いの花束は枯れるから良いのです。ずっと置いておくものではありません。
具体的なプレゼント(予算1000円前後まで)
1000円程度の予算でもプレゼントを準備することは充分に可能です。
また、
「1000円くらいならプレゼントなしで良いんじゃない?」
みたいに考える在校生もいますが、そんなことはありません。
多くの人間にとって、卒業は一大イベントです。例え、500円のモノでも後輩からのプレゼントは絶対に嬉しい。
いや、正直いらないものもあるけど、ないよりはあった方が良い。
是非なにかプレゼントしてあげてください。
寄せ書き
後輩からの寄せ書きは本当に嬉しい。
時間と手間はかかりますが、色紙自体は200円程度で買えるものなので、
メインプレゼント+寄せ書き
の組み合わせがベストです。
ハンカチ
1000円で買える唯一のブランドものが「ハンカチ」です。
百貨店の小物売り場に行けば、メンズレディースともに種類豊富に取り揃えられていますし、卒業生が多くても容易に揃えられるのも嬉しいポイント。
メンズなら、
- ラルフローレン
- ダンヒル
- アクアスキュータム
レディースなら、
- ランバン
- セリーヌ
- フルラ
など王道ブランドのものを選べば間違いありません。
写真立てorミニアルバム
思い出重視で行くなら、写真関連のプレゼントも"あり"です。
手軽に行くなら、
写真立て+集合写真1枚
手間と時間をかける気があるならば、
ミニアルバム
をプレゼントするのが良いでしょう。
TENGA
卒業生との関係性にも依りますが、1000円前後の予算ならば下ネタに走るのも面白い。
そして、TENGAをもらって嬉しくない男子はいません。
ケンドーコバヤシは言いました。
「これは神の穴です」と。
ちなみに、TENGAには「iroha」と呼ばれる女性用も存在します。
が、男子にTENGAを渡しても100%洒落ですみますが、女子にirohaを渡すとたまに洒落にならないのでお気を付けください。
まとめ
卒業生へのプレゼントは、
- 高級なものを選ぶ
- いくつあっても困らないものを選ぶ
この2つの基本を覚えておけば大丈夫です。
それでも悩むのなら、
寄せ書き+小さな花束+α
がオススメ。上記2つだけでも構いませんし、予算に余裕があるのなら「ハンカチ」や「ボールペン」などを加えても良い。
また、何度でも言いますが、寄せ書きは本当に嬉しい。手間と時間がかかるのが難点ですが、それだけの価値は充分にあります。
是非、卒業生の方々にプレゼントしてあげてください。