「君がくれるものなら、何でも嬉しい」
なんて本気で考えている男子は非常に稀です。
冷静に考えてください。相手だってもういい大人なんです。いらないものはいらないし、デザインの好みだってあるし、自分が3万円の予算なのにもらったものが1万円だとちょっと腹立つ。
「君がくれるものなら、何でも嬉しい」
この言葉は相手の優しさです。だけど、その優しさに甘えてはいけません。どうせなら、本気で喜んでもらいましょう。
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彼氏へのプレゼントに関する基礎知識
まず、彼氏へのプレゼントに関する基本ポイントは以下の4点です。
- 予算の相場は気にしなくても良い
- 男はブランドものに弱い
- 予算が少ないなら「高級」を選ぶ
- 「いくつあっても困らない定番品」にハズレなし
それでは、1つずつ見ていきましょう。
予算の相場は気にしなくても良い
大学生の平均を見れば、
【誕生日プレゼント】
1万円〜2万円
【クリスマスプレゼント】
1万円前後
【その他 記念日等のプレゼント】
〜1万円
あたりが平均です。しかし、こんな数字を気にする必要はありません。
言うまでもなくプレゼント予算のベストはあなたと彼氏の関係性に依るからです。
実家住みのバイト生活ならばプレゼントに3万円かけることも容易い。反対に、1人暮らしで奨学金を借りているなら5000円出すのも厳しい。
付き合って2週間ならば1万円以上出すのは気が引ける。付き合って3年目だし、頑張って5万円くらい出したい。
初めての付き合いで予算が分からないのであれば、はっきりと聞いてしまいましょう。
「プレゼントの予算ってどのくらいなの?こういうこと初めてだから分からない」と。
「初めて」って言え。初めてじゃなくても「初めて」って言え。
男はブランドものに弱い
巷では女子の方がブランドものに弱いイメージがありますが、男子も例外ではありません。いや、むしろ男子の方がブランドに弱い。
だって、お洒落の知識が不足しがちな上に感情に流されづらいから。
女子の方がブランド知識が豊富です。だから「ブランドものなら何でも良い」って訳ではない。「ヴィトンはギャルっぽいから嫌」って考える人もいるし、「サマンサはゆるふわすぎてキツい」って考える人もいる。
ところが、男子は違う。女子ほどブランドに拘ってないからこそ「ブランド力」がダイレクトに伝わる上に、感情に左右されないからこそプレゼント代をケチられると好きな相手でも嫌悪感を抱く。
- ポールスミスで買った
- 百貨店の紙で包装されている
- 3万円もした
- 「これ、ものすごく人気なんだよ」
そういったものに男子は弱いのです。
もちろん、しっかりと信頼関係を築けている相手にはこの限りではありません。
しかし、「相手の好みが全く分からない」「付き合って日が浅い」といった状況では「ブランド力」に頼るのも悪い選択肢ではないのです。
予算が少ないなら「高級」を選ぶ
「高価」と「高級」は違います。
例えば、予算が5000円だとしましょう。5000円でプレゼントの王道である「財布」を選ぶ。
- 5000円の財布
感性にも依りますが、お洒落に気を使っている大学生からすれば「安い」ことは否定できません。つまり「5000円の財布」は「安い財布」なのです。
では、「ボールペン」ならどうでしょうか?
- 5000円のボールペン
大学生の大半は「高い」と感じるでしょう。同じ予算でも「5000円のボールペン」は「高級なボールペン」なのです。
これが「高級なプレゼントを選ぶ」ということ。予算が少ないのであれば、ギリギリ買えるものではなく、その予算の中で自由に選べるものを購入するのです。
「いくつあっても困らない定番品」にハズレなし
「付き合いが浅くて何をあげたら良いか分からない」
そんな風に悩む人には「いくつあっても困らない定番品」をオススメします。
例えば、
- 腕時計
- マフラー
- ネクタイ
- ネックレス
定番品であるがゆえにいくつあっても困らず、好みからズレていてもワンポイント使いで何とかなる。
反対に、
- 財布
- 定期入れ
等は1つしか持てない上に毎日使わないといけない。好みがドンピシャで分かるならともかく、ハズしてしまえば悲惨です。
【無難編】彼氏へのプレゼントの具体案
それでは、具体的なプレゼントを定番ブランドと共に解説します。
まずは「無難なアイテム」つまり、さきほど解説した「いくつあっても困らない定番もの」です。
紹介するアイテムは次の6つ。
- 腕時計
- マフラー
- ライター
- ネックレス
- ベルト
- ネクタイ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
腕時計
「絶対に外さないプレゼント」として腕時計は非常に優秀なアイテムです。
特に「メタルベルトの腕時計」は、
- 私服に使える
- 就活でも使える
- 好き嫌いが出にくい
- 高級感がある
と、プレゼントとして悪い側面がありません。ブランドとしては「WIRED(ワイアード)」や「Paul Smith(ポールスミス)」が高い人気を誇っています。
ただ、王道のメタルベルトの腕時計は1万5000円〜と大学生の予算をオーバーしがち。
「TIMEX(タイメックス)」や「ice watch(アイスウォッチ)」などのカジュアルウォッチならば1万円以内で購入することが出来ますが、こちらは好みが分かれるので注意が必要です。
また、大学生の腕時計に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
マフラー
季節は限定されますが、冬のプレゼントとしてマフラーほど優秀なアイテムはありません。
- いくつあっても困らない
- デザインが豊富
- 価格帯が広い
と文句なしのプレゼントアイテムです。
予算が1万円以内ならば、20代を中心に人気のブランド「ナノユニバース」で、
1万円以上ならば、百貨店紳士服売り場のカシミヤ100%のマフラーがオススメです。
ライター
喫煙者限定ではありますが「ライター」もプレゼントとしては非常に選びやすい。
「男らしい雰囲気の男子」には「Vivienne Westwood(ヴィヴィアンウエストウッド)」などのZIPPOライターが、
「細身でスマートな男子」には「SAROME(サロメ)」などのフリントライターがオススメです。
また、お洒落なライターに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
ネックレス
アクセサリーとしてネックレスは王道ですが「選びにくいこと」は否定できません。
と言うのも、「4℃」や「STAR JEWELRY」のようなアクセサリーの王道ブランドがメンズには存在しないのです。
ただ、大半のメンズアパレルブランドではネックレスも販売しているため、彼氏さんの好きなブランドで購入するのが正解と言えます。
特に好きなブランドがないのであれば、20代を中心に人気の「ナノユニバース」を選べば間違いありません。
ベルト
ベルトにまで拘っている大学生は非常に稀です。
だからこそ「ちょっと良いもの」を選ぶことでプレゼントとしての価値が生まれます。
人気のブランドは「DISEL(ディーゼル)」の一強です。
もちろん、彼氏さんのお好きなアパレルブランドで購入するのも"あり"ですが、ベルトそのものに「プレゼントっぽさ」がないため「いつものブランド」ではプレゼントとして少し弱いのは否定できません。
ネクタイ
1,2年生にはオススメできませんが、3年生以降ならば「就活」「社会人」を見越してネクタイをプレゼントするのも"あり"です。
ネクタイ選びのポイントは「20代向けのアパレルブランドで買わないこと」
と言うのも、ビジネス向けのネクタイには「幅」や「素材」などに暗黙のルールがあるのです。20代メンズに人気の「ナノユニバース」や「ユナイテッドアローズ」などのネクタイは、お洒落さを重視するあまりルールからは逸脱したものも多い。
ネクタイを購入するのであれば、百貨店の紳士小物売り場で販売されている「TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)」がオススメです。正統派のビジネスマンから人気のブランドで、どれを選んでも向こう10年使うことが出来ます。
もう少し予算を下げるのであれば「スーツカンパニー」のネクタイがオススメです。こちらは20代,30代向けのスーツショップですが、ビジネスマン向けに王道のアイテムを安価で揃えています。
【ドンピシャ編】彼氏へのプレゼントの具体案
- 財布
- キーケース
- 定期入れ
これらはプレゼントとして定番ですが「1つしか持てない上に、毎日使わなければならない」性質のため、好みを外してしまえばお互いが不幸になります。
このあたりを狙うのであれば、サプライズ等は狙わず、
「どんな色が欲しい?」
→黒単色、ダークブラウンにワンポイントetc
「どんなデザインのが欲しい?」
→長財布、二つ折り財布etc
「どこのブランドのが欲しい?」
→好きなアパレルブランド、ハイブランドetc
のどれか1つは確認しておくことをオススメします。
それでは、具体的なアイテムの解説です。
財布
財布をプレゼントにするなら、1万円以上の予算を用意してください。
「ネクタイ」や「ライター」にお金をかけない男子はたくさんいます。しかし、財布にお金をかけない男子はほとんどいません。
財布は「ファッションアイテム」であると同時に「身だしなみ」でもあるのです。
ボロボロの財布を使っているならまだしも、中途半端なものをプレゼントするくらいであれば財布は避けた方が良い。
人気ブランドとしては「ポールスミス」と「ヴィヴィアンウエストウッド」の二強です。どちらも「王道デザイン+ワンポイント」に依って長く使えるデザインになっています。
また、「予算は1万円前後だけど、どうしても財布をプレゼントしたい」のであれば百貨店の紳士小物売り場がオススメです。
上を見ればキリがありませんが、8000円〜1万2000円ほどの革質の良い財布も置いてあります。大学生向けのブランド力としては弱いですが、そこは百貨店の包み紙でカバーしましょう。
キーケース
「予算は少なめだけど、ブランドものをプレゼントしたい!」
そんな人にオススメしたいのがキーケースです。
例えば、先ほど紹介した「ポールスミス」と「ヴィヴィアンウエストウッド」の財布ならば2万円は下りませんが、キーケースならば1万円前後で購入することが出来ます。
また、キーケースであれば「Coach(コーチ)」などのワンランク上のブランドにも手を出すことが出来ます。
定期入れ/名刺入れ
「定期入れ(カードケース)」と「名刺入れ」も、比較的安価でブランドアイテムを購入できます。
ただ、名刺入れを贈る場合は注意が必要です。
おしゃれなブランドの多くはカラフルなデザインの名刺入れを展開していますが、
こんな名刺入れ、会社に依っては普通に怒られます。もし、「就活」「社会人」を見越して名刺入れをプレゼントするならば「ブラック」か「ダークブラウン」のシンプルなものを選んでください。
「ワンポイント」「内側の色が違う」くらいまでなら構いません。
【予算が少ないよ編】彼氏へのプレゼントの具体案
「何でもない日にちょっとしたプレゼントを贈りたい」
「バレンタインに手作りお菓子とプラスアルファが欲しい」
「単純に貧乏だ」
「「「だから!予算は3000円まで!!」」」
大いに結構です。
3000円でも意外とプレゼントは選べます。
ボールペン
筆記具と学生生活は切っても切り離せないものです。
おまけに、社会人になってからも「ちょっと良いボールペン」があれば周りから一目置かれることは間違いありません。
3000円では海外のハイブランドものを購入することは出来ませんが、日本が誇る文具メーカー「PILOT(パイロット)」ならば価格帯も広く、お洒落なボールペンを購入可能です。
ボールペンを購入するならば、百貨店の文具売り場がオススメです。
海外ハイブランドの数万円のものから、パイロットを含めた3000円前後のものまで幅広く販売されています。
ハンカチ
「ちょっとした贈り物」としてハンカチは最適です。
普段は持ち歩かない学生も少なくありませんが、スーツスタイルには身だしなみとして必要になりますし、いくつあっても困らないのも嬉しいポイント。
百貨店のハンカチ売り場に行けば「ラルフローレン」「ダンヒル」「ポールスミス」など有名ブランドのハンカチが1000円〜2000円ほどで販売されています。
タイピン
ネクタイとシャツを固定する「タイピン」はスーツスタイルの必需品です。
タイピンを使わないと時間の経過とともにネクタイをずれてしまい、相手にだらしない印象を与えてしまいます。ところが、就活生の多くはタイピンを購入しません。
社会人になってからも必須のアイテムですので、彼氏が持っていないのであればプレゼントとして最適です。
ネクタイの項でも紹介した「TAKEO KIKUCHI」では1万円前後ですが、
「スーツカンパニー」や「スーツセレクト」などのスーツ量販店であれば2000円〜3000円ほどで購入することが出来ます。
香水
なくなることを気にしないのであれば「香水」という選択肢もあります。
一般的な香水の定価は5000円〜10000万円ほどですが、実は、この定価はあってないようなもの。
Amazonを見て頂ければ分かりやすいのですが、香水の販売価格は定価から大きく割り引かれています。Amazonに限らず、大半のディスカウントショップでは半額以下で販売されているのです。
相手の好みが分からないと何とも言えませんが「自分好みの香りを身につけてもらう」というのもプレゼントの方向性としては"あり"です。
また、大学生向けの香水に関してはこちらの記事で解説しています。
まとめ
「予算も豊富、相手の好みも分かっている」
→財布、キーケース、定期入れ、名刺入れ
「予算は豊富、相手の好みは分かってない」
→腕時計、ライター、ベルト、マフラー、ネックレス
「予算は少なめ、相手の好みが分かっている/分かってない」
→マフラー、ハンカチ、ボールペン、タイピン、香水
以上を選べば間違いありません。
今回紹介したブランドは大半が日本中に展開している上に、プレゼントラッピングも行っています。ネットで見て悩むよりも、是非店頭に足を運んでみてください。
また、繰り返しになりますが「君がくれるなら何でも嬉しい」なんて本心で思っている男子は非常に稀です。
お互いが幸せになるためにも、ある程度は「何が欲しい?」と聞いてからプレゼントを贈るのがオススメです。