「○○大学だから就活は余裕!」
「英語ペラペラだから。将来は年収1000万円いけるんじゃね!?」
言葉には出さずとも、そんな風に考えている学生は多い。
学歴、院卒、英語、資格etc
巷には、「それさえ持っていれば人生余裕」みたいな風潮があるアイテムがいくつか存在します。
だけど、勘違いしないでください。世の中に、1つだけで効果のあるアイテムなんてほとんどありません。
大抵は単に選択肢を増やすだけです。
学歴があるから就活で成功できるのか
大これでは、何度か解説していますが、
【参考記事】
就活に学歴は関係ないと思ってるバカに向けて。分かりやすく就活における学歴の重要性を説明させて頂きます。
就活に学歴フィルターは紛れもなく存在します。大手企業の多くは、無名大学のエントリーシートなんて読みもしないのです。
では、高学歴なら選考は素通りかと言われると、それも違う。
学歴フィルターは高学歴を採用するためのものではありません。あまりにも希望者が多いので、学歴による足切りを行っているだけです。
つまり、足切りを行われた先では、高学歴だけの普通の選考が待っているのです。
そこでの選考は、学歴フィルターを使っていない企業の選考よりも大変です。だって、周りは優秀な高学歴ばかり。必然的に選考のレベルは上がっていきます。
高学歴ならば、就活で成功する訳ではありません。
高学歴ならば、学歴フィルターを使用している企業の選考にも挑戦できる。すなわち、選択肢が増えるだけなのです。
院卒も、英語も、何でも
院卒も同じです。
院卒だから就活で有利な訳ではありません。院卒しか採用しない研究職の選考にも挑戦できる。学部卒に比べると選択肢が増える。院卒なんて関係ない文系就職であれば、学部卒と同じ。
英語も同じです。
英語が話せるから有利な訳ではありません。英語が必要な企業の選考にも挑戦できる。英語が話せない人に比べると選択肢が増える。英語なんて関係ない国内企業であれば、話せない人と同じ。
就職だけに限りません。
- イケメン(美人)だからモテる
- 家がお金持ちだから幸せになれる
- etc
大抵のプラス要素は「選択肢を増やすだけ」です。本質的な成功を呼び込む訳ではない。
恵まれた環境にあぐらをかいていると、大きな失敗をしてしまうかもしれません。
まとめ
勘違いしないでください。
「学歴も、英語も、院卒も意味ねーんだよ!!」なんて言いたいのではありません。
「選択肢が増える」というのは素晴らしいことです。能力が同じならば、選択肢が多い方が成功しやすいのは言うまでもない。
ただ、物事の本質は"そこ"ではないのです。
増えた選択肢を存分に活かせるよう、励んでください。