就活
ここ1ヶ月、就活に関する質問がたくさん、そりゃあもうたくさん届きました。
基本的に私は質問内容に「具体性」を求めています。
「どうしたら就活に成功できる?」とだけ聞かれても答えられないのです。
- 大学はどこか
- 今何年か
- あなたの考える「成功」とは何か
- どの業界(企業)に就職したいのか
- 将来どんな風になりたいのか
具体的な情報はあればあるほど答えやすい。そのため、何通かメールのやり取りをすることもしばしば起こります。
ただ、正直に言うと、何も分からない状態で就活をのことを考えるなら、大学のキャリアセンター(就職課)に相談することが一番の近道なんです。
就活の方法は千差万別である
正直に言うと、東京の有名大学と地方の無名大学とでは就活のやり方が根本的に異なります。
都会の有名大学なら狙いは基本的に大手企業です。説明会に出向き、OB訪問を行い、ウェブでエントリーシートを送る。「就活は来年の3月から」と言っても企業によってはそれ以前に採用活動を行うところもある。
地方の無名大学なら狙いは基本的に地元企業です。大学で説明会が行われ、書類選考はなくそのまま面接に進みます。「就活は来年の3月から」と言っても企業によっては夏まで採用活動を行わないところも少なくない。
自分の置かれている環境では何がノーマルなのか。どんな行動が一般的なのか。
それを知らないと「正攻法」も「変化球」も使うことが出来ません。
「ノーマル」ならキャリアセンター
そして、あなたが置かれている環境の「ノーマル」を教えてくれるのが大学のキャリアセンターです。
前年度の学生が何をしてきたのか、大学で説明会を行う企業はどこなのか、インターンシップの募集はどこから来ているのかetc
ありとあらゆる「あなた向け」の情報がキャリアセンターには溢れています。
ただの情報なら就活本や就活サイトを見れば充分だと思うかもしれません。でも、それはあくまでも「大学生の平均」を書いているだけなのです。
繰り返しになりますが、就活のあり方は千差万別。「平均」があなたに当てはまるかどうかは分かりません。
1年でも、2年でも3年でも4年でも関係ありません。
就活を意識するのならば、まずキャリアセンターに話を聞きにいってください。
「◯◯学部で、◯◯年生なんですが、就活のことが何も分からない。イチから教えてくれ」って。
キャリアセンターは役に立たないのか
「でも、うちの大学のキャリアセンターって全然役に立たないって噂なんですよ」
そんな意見も少なくありません。が、決してそんなことはない。
今や、大学にとって学生の就活の失敗は死活問題です。大学の実績にも傷がつくし、就職実績を残さなければ新入生の確保もままならない。
大抵どこの大学でも就職支援に予算をつぎ込み、人員なりセミナーなり外部講師なりを充実させています。
それでも、大半の学生が「うちの大学のキャリアセンターは役立たず」って言うのは行くのが遅いんです。
多くの学生は最初からキャリアセンターを利用しません。キャリアセンターを「就活が上手くいってない学生が行くところ」だと決めつけ、序盤は近寄ろうともしない。
そして、内定を得られなかったり上手くいかないと感じてやっとキャリアセンターに相談する。マイナスから始まってるんですから上手くいかないことが多くて当然です。
確かに、あなたの大学のキャリアセンター職員が低レベルの可能性もあります。だけど、それでもあなたの環境の「ノーマルな就活」については就活本よりも、就活サイトよりも、私よりも絶対に詳しい。
まとめ
「就活のことが何も分からない」
「何をすれば良いのか分からない」
その答えはあなたの大学や住んでいる地域によって異なります。
そして、その一点に関して誰よりも詳しいのがキャリアセンターの職員なのです。
本気で就活のことを気にするなら、今すぐ行ってください。
特に、就活のことを何も考えてない3年生。
「説明会の日程の確認」と「資料をもらう」だけで良いから、とりあえず行ってこい。