学生の内に何をすれば良いか
「就職までに努力をして、同期に差を付けたい!」
そう考えている4年生はとても多い。
資格を取ろうか、パソコンスキルを身につけようか、それとも…
悩んでも悩んでも答えは出てきません。そりゃそうです。学生は社会に出たことがないのですから、「必要なもの」が何か分からなくて当然です。
「社会人に聞いた方が早い」
そう思い立って、内定先の人事や大学のOBに話を聞きに行っても大体同じことを言われます。
「いいよいいよ。学生の内は目一杯遊びなさい」
気合いを入れていった学生は拍子抜けします。
さて、どうして「学生の内に遊んでおけ」と言われるのでしょうか?あなたはこんなにもやる気があるのに。
必要なことは入社してからで充分
多くの日本企業では新入社員向けの研修制度が既に完成しています。
まっさらな状態で入ってきた新入社員を独自の企業文化の元、教育していきます。
必要なスキルや資格があれば研修過程で取得させます。
ここ、大切なんですが、学生時代の独学3ヶ月なんて、入社してからの3週間に劣ることがほとんどです。
そりゃそうです。しっかりと指導者がいる中での勉強と、未経験者が1人でやる勉強が同じ速度で進む訳がありません。
入社の時点では同期をリードしていても、セミが鳴くころにはみんな同じという訳です。
「時間」だけは無くなる
つまり、「スキルの習得」や「勉強」なんて学生時代にやるより入社してからの方が効率が良いんです。
むしろ学生時代に変なことを覚えられるより、まっさらの状態の方が教育しやすい。
ところが、時間だけは話が別。
どんな会社に入っても「自由な時間」だけは学生時代に比べると格段に少なくなります。
昼まで寝ることは出来ない。自転車で日本一周も出来ない。暇だなーってぼーっとすることも出来ない。
それが良いことかどうかはさておき、それぞれの時代で、それぞれの時代にしか出来ないことをしなかった人は何年経っても昔を懐かしみます。
大学時代にやっておくべきことは、大学時代にしか出来ないことをすることなのです。
必要なことがあるなら指定する
「だけど、やっぱり入社するまでに何かしておいた方が良いんじゃ…」
心配しなくても、入社までに必要なスキルがあるのならば既に指定されています。
大手金融などでは入社までに随分と分厚い参考書を渡すところも少なくない。
もし、それでも「でも入社までに…!!」と思うのならば以下の本を10回読んでください。
変なことを勉強するよりよっぽど役に立ちます。
まとめ
入社時に必要なスキルがあるのならば会社から指定されます。
よって、無理して入社までに勉強しようと思う必要はありません。
会社に入ってしまうとどうしても自由な時間は減ってしまいます。それだけは紛れも無い事実です。
大学時代には大学時代にしか出来ないことを。
忘れないでください。