間接自慢
久々の休みで、エミと買い物してからの初めてのカフェで休憩ー♡ コーヒー美味しいし雰囲気いいし、絶対またこよう!! 【間接自慢サンプル】 pic.twitter.com/7prFbQWTqr
— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2014, 9月 30
さて、この学生が伝えたいことは何でしょうか?
エミちゃんと一緒にいること?
買い物したこと?
雰囲気の良いカフェに入ったこと?
どれも間違ってはいませんが、本当に伝えたいのは「シャネルのアクセサリーを購入したこと」です。
写真の端にシャネルの箱を写り込ませ、高額ブランドを購入したことをさり気なく自慢したいのです。
大学生の投稿としては珍しいことではありません。
しかし、今回ネットニュースにこんな記事が登場しました。
SNSで流行する「間接自慢」とは? 「自慢はしたいが目立ちたくはない」若者の心理
19日の情報番組「ZIP!」(日テレ系)で、被写体とは別の真の自慢ポイントを写り込ませる写真投稿「間接自慢」が紹介され、話題となっている。
番組では若者たちに波及しているソーシャルメディアでの「間接自慢」を紹介した。「間接自慢」とは、Twitterやブログなど、ソーシャルメディアにUpする写真にメインの被写体とは別の「真の自慢ポイント」を写り込ませる行為を指すという。
ものすごく、バレてる。
しかも「自慢はしたいが目立ちたくはない若者の真理」とかすごく恥ずかしい感じで紹介されてる。
若者の真理「間接自慢」
改めて、紹介します。
今回のお題である「間接自慢」とは、
ソーシャルメディアにUpする写真のメインの被写体とは別の「真の自慢ポイント」を写り込ませる行為
を指します。
心当たりのある学生も多いでしょう。
「ドライブー」と投稿しながら写真の端に高級車のエンブレムを写り込ませる。
「休憩ー」と投稿しながら高級レストランの夜景を投稿する。
大学生を始めとした若者の間では定番の手法で、分かりやすく言えば「さり気ない自慢」です。
ところが、その行為がニュースで紹介され「間接自慢」という言葉まで生まれてしまった現在、間接自慢の"キモ"である「さり気なさ」は機能せず、ただの「嫌みっぽく自慢する行為」になってしまいます。
ダメじゃん。
SNSによるイメージ
さて、ここで問題になるのは、「間接自慢」という言葉が生まれたことによって、投稿の趣旨とは違う解釈をされる可能性が上がるということ。
久々に友人と会って、ちょっと良いレストランで食事をする。
友達の写真を撮って「久々に友達とご飯!」と投稿すれば、「さり気なく良いレストランにいることを自慢してやがる!」と解釈される訳です。
怖い。
ここまで来ると、どう考えても自慢だと受け取る側に問題がありますが、大学生にとってSNSでのイメージは非常に大切なもの。
投稿には細心の注意を払わなければなりません。
普通に自慢するのがベスト
ここで、オススメしたいのが「普通に自慢する」という方法。
冒頭の例でいけば、こんな感じ。
久々の休みとか、エミと買い物とかコーヒーとかどうでも良いけど!
ついにシャネルのピアス買った!嬉しい!!
【直接自慢サンプル】 pic.twitter.com/NawuOtveBH
— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2014, 9月 30
思ったより嫌な感じはしません。(若干エミちゃんが不憫ですが)
そもそもせっかく欲しいものを買ったのに、そのエネルギーを周りに向けるから反感を買うんです。
ずっと欲しかったものを買ったとき、真っ先に出てくる感情は「自慢したい!」ではなく「嬉しい!」のはず。
それをそのまま投稿すれば良いんです。
嬉しいときは嬉しさを、楽しいときは楽しさを、悲しいときは悲しさを。
それがSNSの正しい使い道です。
まとめ
「間接自慢」に限らず、SNSの投稿における「裏の感情」は見ている人からはバレバレです。
「隠せてる!」と考えているのは投稿している人だけ。
それならば、いっそ感情の赴くままに書き込んでください。
自慢も、嬉しかったことも、悲しかったことも、変に取り繕わない方が好まれるものです。