合同説明会
12月に入って各地で合説が開催されています。
1日が日曜日だったこともあり、早速合説に行ってきた人も多いでしょう。
私も関西の合説にちょっとだけ顔を出しましたが、
「何をしたら良いのか分からない」
そんな顔で棒立ちしている学生の多いこと多いこと。
12月に入ってすぐに行動を起こしたことは大切ですが、目的が定まっていない努力は無駄に終わることも多いのです。
そもそも合説では何を「説明」されるのか
こちらの記事でも少し解説しましたが、合説で企業の説明を聞かなくても、2,3ヶ月後には企業説明会(個別説明会)が行われます。
企業の詳しい業務内容や社員の話、風土や社会保障制度についてはそちらの方が詳しく説明されます。
企業説明会に来る学生は8割以上が選考に参加する意思を持っているため、踏み込んだ話をする訳です。
では、就活開始直後、まだ選考に参加するかどうかも分からない合説ではどんな話をするのか。
それは、自社、或いは自社業界に興味を持ってもらうための話
どんな仕事をしているのか、どんな商品を作っているのか、どんな会社と取引をしているのか、どんな社会貢献をしているのか。
深く踏み込んだ話はしませんが、「そうなのか!」と学生が感じるような話で溢れています。
合説では何をするべきか
以上の様に、合説では自社について浅く広くの説明が行われます。
そのため、志望企業の説明会に参加するのはもちろんですが、大切なのはあまり知らない企業の説明会にも参加すること。
就活の序盤ではあまり方向性を定めずに多くの企業の話を聞くべきなのです。
逆を言えば、随分と前から個人や就活塾などで就活対策を始めていて、企業研究やOB訪問を終えている状態なのであれば、そもそも合説に参加する必要はありません。
何を質問すれば良いのか
「合説の最後で何を質問すれば良いですか?」
なんてよく聞かれますが、質問したいことを質問してください。ないのなら、しなくても良いです。
合説に限らず、多くの学生は就活を特殊な場だと考え過ぎです。
確かに初めての経験かもしれませんが、言ってしまえば日常の延長なんです。自分で考えれば答えはすぐ出ます。
「何を質問すれば良いですか?」
→気になることがあれば質問すれば良い。なければしなくても良い。
「OB訪問はした方が良いですか?」
→社風や業務について説明会以上に詳しく知りたいのならばしたら良い。時間がないのなら無理してしなくても良い。
「説明会では最前列に座ったり積極的に質問したりして熱意をアピールした方が良いですか?」
→しても問題ないですが、1日に何百人何千人も来る訳ですから、担当者は覚えてないですよ。そもそも説明会の担当者と面接の担当者は違いますし。
そんなものです。
まとめ
合説は各地で頻繁に行われています。何度も合説に参加する熱心な学生も多いでしょう。
しかし、先ほども言ったように、
合説は志望業界を深める場ではなく、視野を広げる場所です。
志望業界や企業がはっきりと定まっているのなら、必要以上に参加する必要はありません。
志望業界を決めかねているのなら、積極的に合説に参加し様々な業界の話を聞きましょう。
志望先が定まらないのは、何も知らないからです。
多くの話を聞き、多くの経験を積めばだんだんと自分のしたいことが見えてきます。