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【2017卒】「就活はいつから始めれば良いのか」という話がややこしくなってきたので解説する【2018卒】
就活はいつから?
先ほど、こんなニュースを紹介しました。
これを守る企業と守らない企業の二極化によって、大学生の混乱が進むことが予測されます。自分の立ち位置、目指す企業を考えて行動してください。 →経団連「来年の採用選考は大学4年の8月から」 http://t.co/j5xQ6hhggS
— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2014, 8月 14
ざっと要約すると、
13年4月19日、安倍晋三首相が経団連、経済同友会、日本商工会議所の代表に「採用広報は大学3年生の3月から、採用選考は4年生の8月から」にそれぞれ後ろ倒しするよう要請。
これを受けて当時の米倉弘昌経団連会長が16年卒学生からスケジュールを変更する旨を発表した。
しかし、要請を無視しても罰則等はなく、大手企業や外資など、例年通りの採用活動を行う企業も多いと見られる
とのこと。
随分とややこしいことになってきました。
今後は、地域、大学、志望業界、志望企業などによって異なる行動をする必要があります。
まず、公式発表
先ほどの要約にも書きましたが公式発表としては、
2016卒(現3年生)の就活は、
以上の通り。
ただし、これをそのまま受け取ってはいけません。
例年通りなら全体的にフライングするので、実質、5月あたりから選考は活発化すると予想されます。
言うなれば、これが就活を始める最も"遅い"タイミングです。
「最も遅い」と言うと聞こえは悪いですが、このタイミングでしっかり行動すれば大手企業、優良企業から内定をもらえる可能性は充分にあります。
この予定を無視する企業も多い
冒頭の記事の話に戻ります。
多くの企業はこの「就活後ろ倒し」に前向きではなく、年内のインターンシップや独自の採用スケジュールなどによって学生に内定を出すところも多い。
つまり、2016卒の就活のキーワードは「多様化」と「長期化」
今までならば、「3年の12月から一斉にスタート!」だったのが、3年の10月にスタートする必要がある人もいれば、4年の5月からでも充分に間に合う人もいる。
地域、大学、志望業界、志望企業etc
様々な要素を元に、自分の就活スケジュールを立てる必要があるのです。
不特定多数に向けられた「就活本」や「就活サイト」が
「就活は◯◯から!」
なんて言っていても、それがあなたに当てはまるかは分からないのです。
3年の3月から始めれば"大きな失敗"はない
とは言え、公式発表通りのスケジュールにきっちり乗っ取れば大きな失敗はありません。
そもそも、現状の採用活動は大手就活サイト(リクナビ、マイナビ等)に依存している部分が非常に大きい。
それらの就活サイトが正式にオープンするのが3年の3月(現在はインターンの申し込みや企業情報の掲載のみ)
つまり、大半の企業は就活サイトがオープンするまで本格的な採用を行うことが出来ないと言えるのです。
まとめ
2016卒、2017卒の就活は採用の「多様化」と「長期化」が進み、各々が最適の就活スケジュールを組み立てる必要があります。
1番簡単な組み立て方は、大学のキャリアセンター(就職課)に相談にいくこと。
どれだけふわふわな状態でも構いません。「なにも分からないんですが、どうすれば良いですか?」と聞きにいっても大丈夫です。
1度、"あなただけ"の就活の話をしてみましょう。
また、3年の3月あたりから"きっちり行動"すれば大きな失敗はありません。
そのときは「リクナビ」や「マイナビ」などの就活サイトの動向を見失わないようにしてください。