エントリーシートの役目
あなたはエントリーシートの役目を本当に理解していますか?
まず、第一に『書類選考』のため。
当たり前です。
しかし、エントリーシートにはもう1つ大切な役目があります。
それは『面接時の学生の事前情報』です。
面接の直前、面接官は何をしているのか
面接の際、学生は待ち合い室で自分の番を待っています。
そして、前の学生の面接が終わり、自分が呼ばれ、面接室に入る。
では、前の学生が退出し、次の学生が入室するまでの間、面接官はなにをしているのでしょうか。
答えは、「次の学生のエントリーシートのチェック」
「チェック」と言っても書類選考は通過しているのですから、細部をチェックする訳ではありません。
学生の強みや自己PRを把握し、面接で直接聞きたいことなどを模索しているのです。
面接の流れはエントリーシートで決まる
つまり、面接はあなたが提出したエントリーシートの内容を中心に進むのです。
「エントリーシートの『学生時代に力を入れたこと』にアルバイトって書いてあるけど、自分の口からもう一度説明してください」
「卒論テーマの『◯◯』は具体的にどういことですか?」
エントリーシートの内容は企業側が真っ先に聞きたい内容から作られています。
面接で深く掘り下げられるのは当然なのです。
面接の前日にはエントリーシートを読み返す
そのため、面接に挑む前にはエントリーシートを入念に見返しておくことが必要になります。
繰り返しになりますが、
エントリーシートの内容は企業があなたに最も聞きたい内容から作られています。
あなたが面接で初めて話すことに多少の食い違いがあってもスルーされるかもしれませんが、エントリーシートに書かれた内容と面接で話す内容が意図せずに食い違っていたら、面接官は必ず不審に思います。
「この学生はその場しのぎでESを書き、その場しのぎで話しているな」と。
もちろん、意図してエントリーシートと違うことを話すのは大いに"あり"です。
ただし、その際は、
「エントリーシートに書いた内容とは少し違うのですが…」
などと前置きをすることが必要になります。
まとめ
面接はあなたが提出したエントリーシートの話題を中心に進むことがとても多い。
エントリーシートは「出して終わり」ではなく、面接の前には入念に見直してください。