企業が欲しがる人材
就活で成功するためには、「企業が欲しがる人材」を正確に理解することが近道です。
では、「企業が欲しがる人材」とはどんな人物でしょうか?
こう質問すると、多くの学生が「バリバリのビジネスマン」を思い浮かべ、それに繋がる「優秀な学生」をイメージします。
確かに、企業はリーダーシップがあって問題解決能力のあるスティーブジョブスの様なビジネスマンを欲しがっています。
しかし、そんな奴が100人いてもウザいだけなのです。
リーダーも欲しい、補佐役も欲しい、人の良い奴も欲しい、縁の下の力持ちも欲しい
というのが企業の本音です。
大量採用を行う企業の多くは、なるべく学生のタイプが偏らないように採用を心がけています。
「バリバリのビジネスマン」を目指す必要はないんです。
あなたの長所が一番生かせるアピールをすればそれがベストです。
勿体ない学生
そして、私が毎年の様に、
「この学生勿体ないな…」
と思ってしまう学生がいます。
第一印象は「人が良さそう」あるいは「優しそう」
緊張からか少しおどおどしているものの言い回しは丁寧
学歴も悪くない。筆記試験も真面目に勉強したのか高得点
このまま「実直さ」「誠実さ」をアピールしてくれれば…
そして、彼(彼女)らこう言うのです。
「サークル(部活、ゼミ)でリーダーシップを発揮していました」
「嘘つけコノヤロー」
なぜ「実直さ」や「誠実さ」をアピールしないのか
本当にサークルや部活をまとめあげてリーダーシップを発揮していたのならそれで良いんです。
しかし、そういう風には見えず、話自体も就活本を丸写しした様な内容。
企業はリーダーばかりを欲しがっている訳ではありません。
リーダーも、リーダーの下で補佐を行う人も、革新的な人も、保守的な人も、ノリと勢いがある人も、実直で慎重な人も、みんな必要なのです。
リーダーを100人集めても成果を出すことは出来ないのですから。
素の自分に近い「優秀な人」を演じる
もちろん、だからと言って「素のままの自分でいけ」という訳ではありません。
後先考えずに突っ走るバカはいりませんし、気弱で臆病な奴も厳しいです。
ただ、後先考えずに突っ走るタイプなら「リーダー」タイプを演じ、気弱で臆病なら「慎重で真摯に対応する」タイプを目指せば良いんです。
間違っても自分と正反対のタイプを演じてはいけません。
まとめ
学生はみんな勢いがあってリーダー気質がある人を演じようとしますが、そんなことをする必要はありません。
自分の長所を伸ばしたアピールをすれば良いのです。
特に、
「真面目に学生生活を送ってきたけど、サークルも入ってないし華々しいアピールポイントもない…」
という学生。
あなたは需要があります。変にリア充アピールせずに、真摯に「真面目さ」と「実直さ」をアピールしてください。必ず成功します。