努力と成功
人気ボクシングマンガ「はじめの一歩」のワンシーンです。
作中トップクラスの名シーンで、この名言を支持する有識者も少なくありません。成功するために努力は必要不可欠なのです。
お金持ちになるためにも、モテるためにも、人気者になるためにも…。
だけど、出来ることなら努力せずに、或いは最小限の努力で成功をおさめたい。
そんな途方もない欲望への答えの1つが「努力すること」です。
成功のために
例えば、
「人生を成功するために必要なのは居酒屋で週3回アルバイトすること」
これが真実だとしましょう。
それを知った多くの"大学生"はきっとすぐに行動します。そりゃそうです。多少面倒でも居酒屋でのアルバイトで人生が成功するなら安いもの。努力の内にも入りません。
しかし、"引きこもり歴10年のニート27歳"からしてみればどうでしょう?
ただでさえ外に出ないのに居酒屋でアルバイトなんてキツすぎる。本人からしてみれば、とてつもないほどの努力です。
私が何を言いたいか分かりますか?
努力とは主観である
何を「努力」と捉えるかは人それぞれなのです。
走るのが好きな人からすれば、早朝ランニングは努力ではありません。
しかし、ダイエットを始めた大学生からすれば早朝ランニングは大きな努力です。
東大生からすれば1日に6時間勉強するのなんて当たり前。
しかし、推薦入試で入った学生が試験前に必死に勉強するのは大きな努力です。
冒頭の画像が真実だとすれば、
努力なくして成功することはできませんが、努力のハードルを上げることが出来れば結果的に努力しなくても成功に近づくと考えることが出来ます。
環境に慣れる
そして、人間は環境に慣れる生き物です。
入学式にはガチガチでくぐった校門も、今では当たり前のように通ってしまうように。
必死に調べながら書いていたレポートも、今では片手間で完成するように。
努力を続けていれば、その努力は当たり前のことになり努力ではなくなります。
これは言葉遊びではなく、続けることで本当に努力へのハードルが上がるのです。
人気マンガ「ドラゴンボール」のこの描写。
ドラゴンボール/集英社
「気づかないままに ふたりはあのきびしい修行を なんなくこなしていた」
この境地に達することこそ「努力せずに成功する」という途方もない目標を達成する答えの1つなのです。
まとめ
「なるべく努力しないで成功する」
この目標を達成する答えの1つが「努力を続けることで努力を努力と思わないレベルに達すること」です。
そして、それは意外と難しくない。
あなただって中学高校大学と変わり続ける環境にしっかりと馴染んでいるのですから。