優秀な人間って、意外と「面倒くさがりな人」が多い。
現代日本において「面倒くさがり」ってマイナスな言葉として使われがち。そりゃそうです。
面倒くさい→だから、やらない
という行動原理が容易に想像できるのですから。
しかし、ほんの少し、ほんの少し意識を変えるだけで「面倒くさがりな人」は優秀になることが出来る。
つまり、
面倒くさい→じゃあ、どうするか
です。
例えば、筋トレを行うとき
先日、こんなツイートをしました。
「スタイルが良い」と「ただ細い」は違います。男女問わず、20歳前後までは「ただ細い」でも綺麗に見える。ところが、年齢を重ねるに連れ、「ただ細い」だけの体型はどんどん貧相になっていきます。皮膚のハリがなくなり、肉が垂れてくる。「細いのに腹が出てる」なんてことにもなりがちです。
— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2016年11月27日
スタイルを維持したいのであれば、適切な運動習慣と食事管理は必要不可欠です。
大学生活も後半に差し掛かると、ほんのりと危機感を感じている人も多いのではないでしょうか。「ヤバい」と思ってからでは大変です。「あれ…ヤバい…?」と少しでも感じたときから行動に移すのです。— 大学生はこれを見ろ (@daikoree) 2016年11月27日
すると、直後に届いたメールが以下のもの。
だいこれのツイッターを見て筋トレしようと思ったんですが、ジムに行くのは面倒くさいです。
家で出来る筋トレで効果高いやつを教えてください。
生け贄にして申し訳ないのですが、この質問をくれた学生は典型的な「ダメな面倒くさがり」です。
なぜなら、「最初の面倒くささ」を意識するだけで、「全体の面倒くささ」から目を逸らしているから。
例えば、トレーニングの効率。自宅で行う自重トレも悪くはありませんが、マシンやバーベルを使ったトレーニングに比べると、どうしても効率は劣ってしまう。
例えば、トレーニングの種目。ジムに行ってトレーナーに聞けば10分で分かるものを、自分で調べるのならば何時間調べても正解にはたどり着かない。
その他にも、
- 栄養
- 休養
- 頻度
- etc
目標へ達するまでには様々な「面倒くさいこと」が待ち構えています。それら1つ1つが面倒くさく、全てを突破するのは非常に手間です。
しかし、「ジムへ行ってトレーナーに相談する」という最初の面倒くささだけを突破しておけば、あとはトレーナーが何とかしてくれます。
つまり、筋トレをするなら、ジムに行ってプロに教えを乞うべき。
一見、最も面倒くさく思える方法が、最もラクな道なのです。
「優秀な面倒くさがり」は、一番ラクな方法を考える
「ダメな面倒くさがり」は、目の前のことしか見ていません。一歩目でラクをしようとするあまり、全体の行程はもっと面倒くさくなる。その結果、目標とするラインをすぐに諦めてしまう。
「優秀な面倒くさがり」は、全体を見ようとします。目標に達するために、どこに力を注ぐべきか。どこは手を抜いても大丈夫なのか。「どのようにラクをして目標に達するか」を突き詰めるのです。
筋トレだけの話ではありません。
「面倒くさいから、一限の講義には行かない」
「面倒くさいから、就活セミナーには行かない」
「面倒くさいから、彼女に電話をかけなおさない」
その結果、どんどん面倒くさくなってしまう。
面倒くさい→だから、やらない
これではダメなんです。
面倒くさい→だから、どうするか。どう動けば一番ラクなのか
そう考えられるようになれば、あなたも優秀な人になれます。
まとめ
試験、就活、仕事、人間関係、健康etc
人生において、避けては通れない面倒くさいことがたくさんあります。
そう、どうせ避けては通れないのです。
全体を見るのです。手を抜くべきは一歩目ではありません。ラクをするために、どこで手を抜くべきかしっかりと考えるのです。
そうすれば、「優秀な面倒くさがり」になることが出来るのですから。