大学生は「恋愛」や「モテ」を甘くみている節がある。
「高卒でデキ婚なんて人生の墓場www」
「あの子いっつも男子にコビ売ってるよねwww」
そう考えている学生諸君も決して少なくないでしょう。
だけど、その考えは甘い。恋愛をしなければ、自分が思い描く人生を送れないかもしれない。
今回はマズローの欲求5段階説から恋愛の重要性を解説します。
人間の「欲求」は5段階に分けられる
「欲求5段階説」と言うと小難しく聞こえるかもしれませんが
- 人間の欲求は段階を踏むよ
- 一段ずつしか上がっていかないよ
というシンプルな話です。
下から順に、
【1段階】生理的欲求
→生きるために必要な欲求(食べる、寝るetc)
【2段階】安全欲求
→安全を求める(家、外敵がいないetc)
【3段階】社会的欲求
→集団に属したい(友達、家族etc)
【4段階】尊厳欲求
→他者に認められたい(認められる、必要とされるetc)
【5段階】自己実現欲求
→理想の自分になりたい(生き方etc)
1つ目が満たされれば、2つ目に向かい、段々と上に登っていきます。
3つ目までは自然と手に入る
そもそも、現代の日本において、
- 生理的欲求
- 安全欲求
- 社会的欲求
この3つ目までは自然と手に入ります。
いくら貧乏とは言え、飲食に困る人間はほとんどいませんし、家がない人もそういない。
学校や会社に入っていれば「集団に属する」という3つ目の欲求も自然と満たされます。
となれば、問題は4つ目の「尊厳欲求(他者に認められたい。必要とされたい)」です。
尊厳欲求
尊厳欲求が満たされていないと、その欲求のために行動するようになります。
- 高学歴、或いは大企業信仰
- フェイスブックでリア充自慢
- 無理してブランドものを身につける
心当たりのある人もいるかもしれません。
尊厳欲求が満たされれば、周りの目を気にして生きる必要がなくなります。そうなれば、人間はどれほど自由か。
しかし、そう簡単にはいきません。
尊厳欲求を満たすのは難しい
「他者に認められる。必要とされる」
言葉にすると簡単ですが、これほど難しいこともない。
そもそも、「あなたでなければいけない(必要とされる)」なんてこと、人生の中でそうはないのです。
バイト先で必要とされてる?「あなたと同じ仕事力を持った他人」でも問題ありません。
サッカーチームのエース?「あなたと同じ能力を持った他人」でも問題ありません。
つまり「必要とされている理由」がはっきりしている以上、それは同じ性質を持つ他人と代替可能なのです。
では、どうやって尊厳欲求を満たすのか。
理屈ではありません。「感情」です。
恋愛によって尊厳欲求は簡単に満たされる
恋愛において、パートナーの存在は唯一無二のものです。
仮に、同じ顔で同じ性格の人間がどこかに存在していたとしても、決して代替することは出来ない。
「お前じゃなきゃダメなんだ!」
「あなたがいないと生きていけない!」
そんな言葉を受け取ったとき、人間の尊厳欲求は簡単に満たされてしまいます。
そうなれば次は5番目の「自己実現欲求」です。他人の目なんて気にせず、自分の好きなように、自分がしたいことを目指して生きて行ける。
反対に、尊厳欲求が満たされなければ、ずっと他人の目を気にした人生を送ることになるかもしれません。
まとめ
もちろん、今回の話はあくまでも一例です。
恋愛を絡ませずとも尊厳欲求を満たしている人もいますし、反対に、恋愛ばかりしていても全く満たされない人もいる。
だけど、「恋愛」という曖昧な感情が「あなただけ」を必要としてくれるのも、事実です。
恋愛を甘くみてはいけません。
人生に必須ではありませんが、あった方が、きっと楽しい。