コミュ障だから
「ここを先生に聞きたいけど…まぁいいか…」
「バイト…人と話すの嫌だからなぁ…」
"コミュ障だから"と自分を納得させて、いろんなことから逃げている大学生は意外と多い。
もしかしたら、あなたもそうかもしれません。
学生時代は良いんです。どれだけ逃げようがすぐに問題は起こらないでしょう。
だけど、「コミュ力」は日本で生きていく上で非常に重要な能力。
目を背けていては、いつか手痛いしっぺ返しを食らうかもしれません。
「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略語。
本来「コミュニケーション障害」とはれっきとした病気ですが、一般的に使われる「コミュ障」は「人と話すのが苦手」ぐらいのニュアンスで使われるため、今回はそういう意味合いで使用します。
いつか必ず向き合う日が来る
現代、日本で生きる上で「コミュニケーション能力」は必要不可欠です。
なぜなら、大半の人は働く必要があり、「働く」とは人と人との関わり合いだから。
「営業にはならないから大丈夫」ではありません。窓口業務ならお客さんとコミュニケーションを取りますし、研究職でさえもメンバー内の意思疎通は必要不可欠です。
そもそも一定のコミュ力がなければ就活を突破できません。
極論を言えば、日本ではコミュ力がないと希望の職に付くことも出来ないのです。
おしゃべりになる必要はない
大学生の大半は「コミュ力」を勘違いしています。
「コミュ力には自信がある!」と豪語する学生は大抵テニスサークルやイベントサークルなどでたくさんの人と関わってきた学生です。比較的テンションが高く、話は面白く、話題は尽きない。
だけど、そうじゃない。「勢いよく話す」なんてスキル、通用するのは仲の良い同い年と年下だけです。
誰にでも通用するコミュ力とは「話す力」ではありません。「聞く力」です。
相手が何を話しているのかを正確に理解し、的確な答えを返す。簡単なようで、意識しないと意外と難しい。
「コミュ障」の人も総じて「聞く力」が不足しています。「聞く力」がないから相手の主張を正確に理解できない。正確に理解できないから、相手の望む言葉を返せない。相手が望まない言葉を返せば、嫌われるかもしれない。恥をかくかもしれない。怖い。
その恐怖がコミュ障を加速させるのです。
場数を踏むしかない
では、「聞く力」を身につけるにはどうすれば良いか。
これはもう場数を踏むしかありません。
最も効率が良いのは「接客のアルバイト」をすること。お客さんとの会話、バイト仲間との意思疎通、社員からの指示の理解etc
生きていく上で必要なコミュ力の全てがそこに詰まっています。
覚えておいて欲しいのは、最初は辛くても必ず"慣れる"ということ。
人間の能力は必要な場所に長時間置かれれば必ず向上します。同時に、使わなければどんどん退化します。
あなたがどれだけ人と関わるのが苦手でも、コミュニケーションを取らざるを得ない場所に放り込まれれば必ずコミュ力が身に付きます。しかし、「苦手だから」と言って目を背けているとますます苦手になっていくのです。
学生の内なら何度でもやり直しがききます。
バイトで大失敗しても、またすぐ次のバイト先を見つけることが出来るのです。しかし、就活や社会人になれば「コミュニケーション一発勝負」の舞台がたくさんあります。
ミスるなら、今しかないんです。
まとめ
- コミュ障から目を背けても、向き合う日が必ず来る
- コミュ力とは「話す力」ではなく「聞く力」
- 場数を踏めば、嫌でもコミュ力が身に付く。逆に、目を背ければどんどんコミュ障が悪化する
コミュ力は急には身に付きません。
だけど、時間さえかければ誰でも必ず身に付けることが出来ます。
オススメは接客のアルバイト。それが厳しければ、ゼミの活動に積極的に参加したり、顔見知り程度の人と飲みに行くでも構いません。
ちょっとずつでも良いから、人と関わり続けるのです。