恋愛は、しばしばビジネスやマーケティング理論に例えられます。
マーケティングとは「売るための活動」のこと。どんな商品を作るのか。どこに流通させるのか。どうやって魅力を伝えるのか。市場に存在するあらゆる商品は緻密なマーケティング戦略の元に成り立っています。
恋愛において、あなたは商品です。
自分のウリは何なのか(分析)
どこで異性と出会うのか(流通)
どうやって魅力を伝えるのか(販促)
それらのポイントを的確に抑えることでモテに近づきます。
今回は、そんなマーケティング戦略の基本中の基本「ブルー・オーシャン」の考え方から、モテる技術を解説します。
「ブルー・オーシャン」とは
商品を売る上で、市場の状態を把握することは欠かせません。
例えば、素人がイチからコンビニに並んでいるようなお菓子を販売して利益を上げることは難しい。ブルボンやロッテ、グリコと言った大手製菓会社が莫大な予算と時間をかけて切磋琢磨しているからです。
このような高コストの血みどろな争いを繰り広げる市場を「レッド・オーシャン」と呼びます。
対して、スマホアプリを使った学習事業はどうでしょうか?充実しているのは英語学習くらいで、まだまだ参入する余地は充分にあります。今後もこの分野はどんどん広がっていくでしょう。
このような、競合が少なく、利益を上げやすい市場を「ブルー・オーシャン」と呼びます。
そして、ビジネスにおける最初の一歩は、競合の少ない「ブルー・オーシャン」を見つけるところから始まるのです。
恋愛における「ブルー・オーシャン」とは
この考え方は恋愛にも応用できます。
例えば、「理系男子はモテない」という定説。これは市場規模で考えれば当然の話です。
男子の数(商品)は圧倒的に多く、女子の数(消費者)は少ない。典型的な「レッド・オーシャン」です。よほどのハイスペックでなければ売れることはありません。
対して、「看護学部の男子」は在学中に恋人がコロコロ変わります。今度は男子の数(商品)は少なく、女子の数(消費者)は多い。
多少商品に難があっても、消費者はその中から選ばなければならない。だって、商品はそれだけしかないのですから。
つまり、恋愛における「ブルー・オーシャン」とは「同性が少なく、異性が多い場所に身を委ねること」が当てはまります。
具体例をいくつか
ブルーオーシャンは恋愛において最も大切な考え方の1つです。
どれだけ商品が優れていても、消費者がいなければ売れることはない。相手がいなければモテることはあり得ないのですから。
男女別にオススメのブルーオーシャンを紹介しましょう。
男子の場合
「カフェのアルバイト」は定番です。比較的簡単に入れ、もし失敗してもすぐに辞めることが出来る。
サークルなら「ボランティア」や「英会話」などが女子比率高め。
アパレル会社のインターンなども女子参加者が多い。
女子の場合
「スポーツサークル」が女子の定番です。野球、フットサル、アルティメットetc 大抵のスポーツサークルは慢性的な女子不足に悩んでいます。
アルバイトなら「チェーンの居酒屋」が男子比率高め。さらに言えば「ホール(接客)」よりも「キッチン」の方が男子率が高まりますが、ホールの方がお洒落男子は多い。
また、「スポーツジム」や「ボルタリング」「ダーツ」なども男子参加者が圧倒的に多く、男子は女子に教えることに飢えています。
まとめ
外見を磨く。話術を高める。相手に気を使う。
確かに、巷にあふれる「モテる技術」は大切です。だけど、モテたいのなら最初に「ブルー・オーシャン」つまり、「自分をどこで売るのか」を意識するべきなのです。
どれだけあなたが魅力的でも、出会わなければ恋は始まりません。
そして、出会いの数が多ければ多いほど、成就する可能性も高くなるのですから。