夜の技術
以前ソフレの記事を書いたときから、ずっと考えていたことがあります。
それは、女子に多かったこの意見。
「セックスが好きじゃない」
分かります。男子にもたまにいますし、いること自体は当然の話です。
だけど、セックスは生殖行為であるとともに快楽行為です。普通に行えば気持ち良いもののはず。それなのに、なぜ…。
おそらく原因は男子にあります。放っておいても絶頂を迎える男子と違い、女子の快感は男子の技術に依存します。「上手い男子」と関係を持たない限りは好きにならないのも納得。
では、どうして男子の技術は向上しないのか。どこで間違った技術を身につけてしまったのか。
そして、1つの結論にたどり着いたのです。
どう考えてもAVの見過ぎだよ。
技術の根本はAVにある
平成男子が初めて技術を目の当たりにする瞬間、これはもう確実に「作品」です。
初めて検索した
「おっぱい 動画」
「18禁 ムービー」
その先に広がる無数の作品。思春期ド真ん中のあなたはきっと夢中になったのでしょう。
でも、忘れてはいけません。
「作品」はあくまでも「作品」
登場人物の行動は、全て鑑賞者であるあなたのため。決して、彼ら自身の欲望のために動いている訳ではありません。
もっと、早く。
もっと、大きな音を。
もっと、ダイナミックに。
登場人物も、演出家も、監督も。全員がプロです。あなたのため、世界中の男子のために最高の作品を作り上げます。
そして、その崇高なる想いが…。
「作品」と「プライベート」の境界線を曖昧にしてしまうのです。
「作品」と「プライベート」は違う
男子がこれまでに鑑賞した作品は数えることが出来ません。
ところが、よほど特殊な性癖に目覚めない限り他人のプライベートを見ることは1度もない。
気付かぬ内に、男子は「作品」を「プライベート」だと勘違いします。
そうしていつしか"男子"は"男"となり、自らがパートナーと作りあげる舞台に立つのです。
もっと、早く。
もっと、大きな音を。
もっと、ダイナミックに。
女優の演技をプライベートのものだと信じたあの日と同じ気持ちのまま。
パートナーの演技をプライベートのものだと信じてしまうのです。
技術向上にはパートナーの力が不可欠
男子の勘違いに終止符を打つのはいつだってパートナーです。
「繊細なものを扱うように」
「もっと緩急をつけて」
だけど、日本において夜の技術の話は禁忌。具体的な話なんて、よほど仲が良いパートナー同士でないと話題に上がることはありません。
それこそ「1年以上マジメに付き合っている」くらいでなければ…。
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そう考えると、若くして遊んでいる男子って、みんな技術不足なんじゃなかろうか。
作品とプライベートの誤解を解いてくれるパートナーにはちゃんと出会えたんだろうか。
「オレ、経験豊富なんだぜー」からの「めちゃくちゃ下手じゃん…」って死ぬほど格好悪くないか…。
そんなことを考えている内に、日曜日が終わっていました。
まとめ
あなたが思っているより、丁寧に。
あなたが思っているより、ゆっくり。
そして、雰囲気に応じて。