「原付が欲しい!けど、どんな車種が良いのか分からない!」
そんな人に向けて。
- 原付選びの基本
- 系統別おすすめ車種
- よくある質問集
をまとめました。
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原付選びの基本
原付スクーターを選ぶ時のポイントは、以下の3点。
- 値段
- デザイン
- 積載量
それでは、1つずつ見ていきます。
値段
原付は値段の差が非常に大きいアイテムです。
例えば、
「お洒落で可愛い(カッコいい)原付が欲しい!」
そう考えているのならば、各社が力を入れている主力モデルを選ぶことになります。デザインも凝っていて、カラーリングも豊富。お気に入りのアイテムになることは間違いありませんが、価格は20万円前後が中心です。
反対に、
「移動するための足が欲しいだけ。外見なんて何でも良いよ」
そう考えているなら、15年以上販売されているロングセラーモデルの中古車を選ぶことで10万円以下の予算に抑えることが出来るのです。
デザイン
多くの人は、「原付」と言うと「黒」や「白」の単色スクーターを思い浮かべます。
しかし、近年は若者需要の高まりに応じて、様々なデザインの原付スクーターが登場しているのです。
例えば、人気アパレルブランド「TMT」とのコラボで男子大学生から支持されている「DUNK(ダンク)」
丸みを帯びたデザインと、ポップなカラーリングで女子大学生から支持されている「VINO(ビーノ)」などが代表的です。
積載量
自転車と違い、原付スクーターには前カゴが存在しません。
そのため、バッグなどの手荷物はシート下の荷物入れに入れることになります。
尤も、大抵の原付は、積載スペースに大きな違いはありません。
ただ、「リトルカブ」や「ズーマー」などのお洒落をウリにした原付の一部は、積載スペースを排除しているので注意が必要です。
また、ハンドル下に「小物入れ」や「荷物がけフック」等があると便利です。
おすすめの原付【カッコいい系】
ここからは、カッコいい系の原付を紹介します。
主に男子学生向けですが、カラーリングや用途によっては女子学生にもオススメできるラインナップです。
紹介する車種は3つ。
- ダンク
- ボックス
- ズーマー
それでは、1つずつ見ていきましょう。
ダンク(HONDA製)
2014年の発売以来、どんどん人気が高まっているのが「DUNK(ダンク)」です。
価格は21万4920円(税込)
ダンクの人気の秘訣は「欠点がないこと」です。
- ベーシック+αのデザイン
- 豊富なカラーバリエーション
- 豊富なシート下スペース
- ハンドル下の小物入れ
と、原付選びに必要な全ての要素が揃っています。
また、ダンクは原付スクーターとしては唯一、スマホを充電できるUSB端子が付いているのも嬉しいポイント。
外見の好みはあるものの、予算が許すのであればダンクを選べば間違いありません。
ボックス(YAMAHA製)
大柄な体育会系男子から高い人気を誇っているのが「VOX(ボックス)」です。
価格は23万2200円(税込)
ボックスの特徴は非常にシンプル。一般的な原付スクーターよりも一回り大きいのです。
50ccの原付スクーターの大半は非常に小さい。そのため、180cmを超える大柄な男子が乗ればアンバランスな見た目になってしまいます。
しかし、ボックスなら大丈夫。
180cmを超えていても、体重が80kgを超えていても、原付として自然なバランスを保ってくれるのです。
また、車体の大きさに応じて、積載スペースが大きくなっているのも嬉しいポイント。
34リットルもの積載スペースは原付スクーターの中でもナンバーワンです。(一般的な原付は20リットル前後)
原付の「大きさ」や「積載スペースの量」を意識する人は、ボックスを選べば間違いありません。
ズーマー(HONDA製)
おしゃれな男子学生から長年支持され続けているのが「ズーマー」です。
価格は24万3000円(税込)
正直に言えば、ズーマーの利点って、ほとんどない。
- 積載スペースがない
- 価格が高い
- ロングセラー車種だから友達と被る
でも、人気なんです。10代、20代向けにアンケートを取れば必ず上位に食い込んできます。
「機能性なんてどうでも良いんだよ!デザインだよデザイン!!」
という学生にはオススメの車種です。
また、カスタム要素が多いのも特徴で、マフラーやハンドルなど多くのパーツが存在します。そのため、多くのズーマーファン達は、カスタムを重ね自分だけの一台を製作します。
そういう意味でも「デザインに特化した原付スクーター」と言えるでしょう。
おすすめの原付【可愛い系】
ここからは「可愛い系」の原付スクーターを紹介します。
主に女子向けですが、カラーリングによっては男子にもオススメできるラインナップです。
紹介する車種は3つ。
- ビーノ
- ジョルノ
- リトルカブ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
ビーノ(YAMAHA製)
「可愛い原付」として女子学生から圧倒的な人気を誇っているのが「VINO(ビーノ)」です。
価格は20万4120円(税込)
「カワイイが止まらない!」
というキャッチフレーズが表すように、VINOはとことん10代20代の女性と向き合ったデザインです。
レトロなデザインに加えて、ヨーロッパ風のカラーリング、エンブレムやスピードメーターに至るまであらゆるデザインに拘った若者向けの一台と言えます。
ジョルノ(HONDA製)
「可愛い原付」として、VINOと並んで高い人気を誇っているのが「GIORNO(ジョルノ)」です。
価格は18万9000円(税込)
はっきり言って、方向性はビーノとほとんど同じ。
丸みを帯びたレトロなデザインに、ポップなカラーバリエーションで可愛らしい。
コンビカラーのビーノと比べると、ジョルノは単色カラーを採用することで、よりレトロな雰囲気を強めています。
「ビーノ」と「ジョルノ」
どちらを選ぶかはデザインの好みですが、ハンドル下の小物入れはジョルノにしかない利点です。意外と便利なんですよ、これ。
リトルカブ(HONDA製)
「ビーノ」や「ジョルノ」とは違う方向性で人気があるのが「リトルカブ」です。
価格は23万7600円(税込)
厳密にはスクーターではないので、運転にはコツがいる上に荷物を積むことも出来ません。
頑丈で燃費が良いのがウリですが、大学生の一般利用としてはやや不便。それでも、その特徴的なデザインによって根強いファンがいることも否定できない事実です。
おすすめの原付【コスパ重視】
ここからは「コスパ重視」の原付スクーターの紹介です。
日本の二輪メーカーは非常に優秀です。デザインさえ気にしなければ、安価なモデルでも充分な性能を持っています。
紹介する車種は以下の3つ。
- レッツ
- タクト
- ディオ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
レッツ(SUZUKI製)
現在販売されている原付スクーターの中で最も安価なのが「Let's(レッツ)」です。
価格は14万3640円(税込)
価格は安くとも、必要な要素は揃っています。
走行性能は悪くない。積載量も及第点。ハンドル下には小物入れもある。軽くて扱いやすい。
ただ、デザインは「普通の原付スクーター」です。それだけが安価の理由です。
タクト(HONDA製)
二輪最大手メーカーのHONDAが販売しているベーシックモデルが「TACT(タクト)」です。
価格は15万9840円(税込)
基本性能はレッツと同じ。必要なものは揃っている「普通の原付スクーター」です。
ただ、最大手の安心感から、タクトの方が人気は高め。
ディオ(HONDA製)
タクトの前モデルとして30年近く人気を誇っていたのが「DIO(ディオ)」です。
生産終了のため、新車販売はされていません。
1988年〜2014年に販売されていたロングセラーモデルで、つい数年前までタクトのポジションにはディオがいました。
中古車市場には多くのディオが出回っているため、10万円前後でベーシックな原付を安く購入したいのなら、ディオを中古車で探せば間違いありません。
原付に関するよくある質問
原付に関して、「大学生はこれを見ろ」に寄せられた質問をいくつか紹介します。
どこで買えば良いの?
「近所の大きめのバイク屋さん」がベスト。
原付は、あなたの命に関わる乗り物です。定期点検はもちろん、調子が悪いときはすぐに修理に持っていける環境を整えておくことが望ましい。
また、新車のバイクは店頭在庫がなくてもメーカーから取り寄せてもらえますが、実物を見てから決めた方が良いのは言うまでもありません。
そういう意味でも、近所にある信頼のあるバイク屋がベストなのです。
エンジン性能は気にしなくて良いの?
通勤通学程度ならば、気にする必要はありません。
確かに、10年前のエンジンと今のエンジンは違います。メーカーや車種によっても走行性能に差は出てしまう。
しかし、一般人が公道を30km〜40kmで走る程度であれば大きな違いはありません。
日本製のエンジンって、ものすごく優秀なのです。
どこのメーカーがオススメ?
王道ならホンダ。
お洒落感ならヤマハ。
安価ならスズキ。
結局どの原付が良いの?
「原付に何を求めるのか」に依っても答えは変わりますが、
カッコいい系なら「ダンク」
可愛い系なら「ビーノ」
値段重視なら「タクト」
を選べば間違いありません。
まとめ
以上が大学生の原付選びの全てです。
原付選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。
また、ここまで解説しておいて何ですが、原付はどれを選んでも致命的なミスが起こりづらいアイテムです。
そのため、
- バイク屋で偶然見つけて気に入った
- 先輩や親族が譲ってくれることになった
- とにかく安いのを買った
こんな選び方をするのも間違いではありません。
それでは、楽しい原付ライフをお送りください。